1
2つの内蔵2.5GbEポートによるポートトランキング設定で、最大5 Gbpsの転送速度が実現できます。
2
高性能のM.2 PCIe NVMe Gen 3 x1 SSDまたは経済的なSATA 6Gb/s SSDを、専用SSDスロットに接続すると、SSDキャッシュによるランダムI/O性能向上または高性能ストレージプールが実現します。
3
2つのPCIe Gen 3スロットには、2.5/5/10GbEアダプター、QM2カード、QXPストレージ拡張カードがインストールできます。
4
4Kメディア再生およびリアルタイムトランスコード、 HDMI™ 2.0ディスプレイ(最大4K @60Hz)へのビデオ直接出力。
5
仮想化対象のストレージに対応。複数の仮想マシンおよびコンテナをホストし、NASデバイス上で幅広いアプリケーションを実行できます。
6
QNAP拡張エンクロージャーを接続することで、ビジネスの成長に合わせたストレージ容量に柔軟にスケーリング可能です。
8コア 2.5GHzプロセッサーおよび最大64 GB RAMによる、高性能マルチタスキング
x86アーキテクチャー 8コア/8スレッド 2.5GHzプロセッサーおよび8 GB DDR4 メモリー (最大64 GB - 2x 32GBまで拡張可能、デュアルチャンネル対応) 搭載の TVS-675 は、パワフルな処理能力を備え、仮想マシン性能の駆動および複雑なマルチタスクワークロードの処理を行います。AES-NI暗号化機能により、暗号化パフォーマンスを強化、またNASデータのセキュリティーも維持します。
QNAP ラボで試験済みです。数値は環境によって異なることがあります。
テスト環境:
NAS:TVS-675-8G、QTS 4.5.2、LAN-10G2SF-MLX
ボリュームタイプ:RAID5、6 x Samsung 860 EVO 1T SATA HDD
クライアントPC:Windows Server 2016、Intel Xeon E-2124、64GB RAM、QXG-10G2SF-CX4
TVS-675でサポートされる仮想化認定
2.5GbEで、大容量ファイル転送とビデオ編集を効率化
TVS-675は、2つの2.5GbE RJ45 (2.5G/1G/100M) LANポートを備え、既存のCAT5eケーブルを使ってネットワーク速度を1 ギガビットから2.5 ギガビットへアップグレードできます。また、2つの2.5GbEポートはポートトランキング対応で最大5 Gbpsの転送速度を実現し、大型ファイル転送、高速バックアップ・復元、マルチメディア転送・編集など、帯域幅重視のアプリケーションにおけるビジネス効率を向上させます。
高速ネットワーク環境を実現する、将来性あるITインフラストラクチャを構築
TVS-675は、QNAP製マネージドおよびアンマネージド2.5GbE/10GbEスイッチと理想的なマッチングで、予算に負担をかけずに高速でセキュア、かつスケーラブルなネットワーク環境を構築します。また、QNAPはWindows®/Linux®ワークステーションに対応する2.5GbE/5GbE/10GbE PCIeカードおよびUSB 5GbEアダプターを提供、生産的なチーム共同作業のための高速ネットワーク環境を容易に構築することが可能です。
高速 USB 転送
2つのUSB 3.2 Gen 2 (10Gbps)および2つのUSB 3.2 Gen 1 (5Gbps)ポートを備えた TVS-675 は、高速USB外部ドライブ/エンクロージャーとの互換性を実現、大型メディアファイル転送に対応します。また、TVS-675 は、携帯電話、UPS、などのUSBデバイスにも対応、オールラウンドな機能を発揮します。
SSDキャッシュおよびQtierテクノロジを活用したパフォーマンスを実感
最適なI/Oおよびレイテンシ低減を実現するには、TVS-675に2.5インチ SSDまたは2つの内蔵M.2 NVMe 2280 SSDスロット (高性能PCIe NVMe Gen 3x1 SSDまたは経済的なSATA 6Gb/s SSDに対応、SSDは別売品) を利用してSSDキャッシュを構成できます。さらにM.2 SSDスロットを増設してQM2 PCIeカードをインストールすることで、M.2 SSDをRAID 5/6アレイ構成にして、高いストレージ効率を保ちつつ、RAID 10アレイのパフォーマンスと同様の高速シーケンシャル速度または読み取り専用キャッシュ速度を実現できます。
SSDオーバープロビジョニング | SSDキャッシュアクセラレーション | 自動階層化用Qtier |
---|---|---|
SSDオーバープロビジョニングを付加することで、ライトアンプリフィケーションを回避でき、またSSDランダム書き込み速度および耐久性を改善できます。お手頃なコンシューマー向けのSSDを使ってエンタープライズ級のSSDのパフォーマンスレベルを得られる可能性があります。 | SSDキャッシュを有効にすることで、IOPSパフォーマンスを向上し、ストレージボリュームのレイテンシを低減できます。この機能は、データベースや仮想化を含め、IOPS を要求するアプリケーションに最適です。 | Qtierテクノロジーにより、アクセス頻度に応じて、高性能SSDおよび大容量HDDをに対して継続的なデータ最適化を行う自動階層化ストレージが構成されます。I/O指向のQtierは、キャッシュのようなスペースをSSD階層に確保し、リアルタイムでバーストI/Oを処理できます。 |
PCIe拡張による豊富なI/O性能
TVS-675 は2つのPCIe Gen 3x4スロットを装備、アプリケーションの可能性を広げる各種拡張カードのインストールが可能です。
2.5/5/10GbE ネットワークカード
帯域幅を多く消費するタスク(仮想化、大量のデータ転送、高速のバックアップ・復元)のための超高速スループットを可能にします。
QM2カード
パフォーマンスと帯域幅を最適化する、M.2 SSDキャッシングまたはNASへの2.5GbE/10GbEネットワーク接続性能を追加します。
ワイヤレスアダプター
QXP-W6-AX200 Wi-Fi 6 ワイヤレスアダプターをインストールすることで、TVS-675がワイヤレスNASに変化します。または、QWA-AC2600ワイヤレスアダプターおよびWirelessAP Stationアプリをインストールすることで、TVS-675をワイヤレスアクセスポイントとして利用できます。
より高度なセキュリティーでデータを保護
TVS-675は、包括的なセキュリティー機能を備えており、あなたのデータを保護します。
- ネットワークセキュリティーに対応するQuFireWallI:Pv6、ファイアウォールアクセスリスト、GeoIPフィルタリング対応で、地理的な位置情報によるアクセス制限が行え、高度なネットワークセキュリティーを実現します。
- WPA2 Enterprise:認証権限、暗号キー、強化された暗号化/復号化を含む、企業クラスのワイヤレスセキュリティーをビジネスネットワークに提供します。
- Security Counselor:NASのセキュリティーを向上させるために、脆弱性をチェックし、推奨事項をお知らせするセキュリティーポータル。ウイルス・マルウェア対策のスキャンソフトウェアも統合しています。
通常のバックアップやスナップショット保護に対応した安全なファイルセンター
TVS-675は、高信頼性でフレキシブルなバックアップと障害復旧ソリューションを提供することで定期的なバックアップを簡素化し、高コスト効率および高生産性を得られます。
HBSにより、3-2-1バックアッププランを簡素化
HBSは、バックアップ、リストア、同期を集中管理、Windows®およびMac®データの容易なバックアップと、TVS-675内のデータから別のQNAP NAS、リモートサーバー、またはクラウドストレージスペースへのデータ転送に対応します。HBSはQuDedupテクノロジーに対応しており、ソースにある冗長なデータを削除し、マルチバージョンバックアップを高速化します。
スナップショットにより、バックアップ保護を倍増
ブロックレベルのスナップショットは、信頼性のあるデータ保護の方法であり、特に増えつつあるランサムウェアに直面した際に有効です。TVS-675はボリューム/LUN毎に最大256、NAS毎に最大1,024のスナップショットに対応します。
オールインワン仮想マシンとコンテナホストソリューション
広範囲な仮想化をサポートする Virtualization Station と Container Station にお任せください。ネットワーク上の仮想マシン、コンテナ、QNAP NAS、その他の物理デバイスとの間で相互運用を高めるネットワーク & 仮想スイッチアプリと相まって、物理および仮想ネットワークリソースを柔軟に割当てることにより、ネットワーク展開を単純できます。
Virtualization Station
複数の Windows®、Linux®、UNIX®、Android™ 仮想マシンを動作させ、それらに対しウェブブラウザーやVNC (Virtual Network Computing) 経由でアクセスします。業務使用では、1台のNAS上で仮想化されたサーバーアプリケーションを複数実行でき、追加の物理サーバーは不要です。
Container Station
組み込みのDocker Hub Registry®からアプリをダウンロードし、コンテナをインポート/エクスポートし、大量のマイクロサービスを作成することで、LXCおよびDocker®軽量仮想化技術を体験してください。
ライセンスフリーのVMware® & Hyper-V用バックアップアプライアンス
Hyper Data Protectorがあれば、TVS-675がエージェントレスバックアップツールとなり、VMware® vSphereおよびMicrosoft® Hyper-Vのバックアップに対応可能です。Hyper Data Protectorは、増分バックアップ、グローバル重複除去、バックアップスケジューリング、リカバリー圧縮を特徴としています。また、Hyper Data Protectorは複数の仮想マシンを同時にバックアップし、費用対効果が高く信頼性の高い障害復旧プランを提供しており、お客様はサービスを24時間365日運用できるようになります。
シームレスなファイル共有・同期による最適化されたコラボレーション
TVS-675は、データおよびファイルを集中的に保存し、SMB/CIFS、AFP、NFSプロトコル対応で、Windows®、Mac®、Linux®/UNIX®ネットワークに跨がるファイル共有をサポートします。Qsyncユーティリティーを併用することで、TVS-675にアップロードされたファイルはいずれも、リンクされたデバイス(コンピューター、ノートブック、モバイル機器など) 全てから利用可能です。グループ内のファイル共有のために共有フォルダーやチームフォルダーを同期することで、チームプロジェクトとコラボレーションの柔軟性を大きく向上できます。Azure Active Directoryドメインサービス (Azure AD DS)、Windows AD®、LDAPサービスが、システム管理者によるユーザーアカウント、複数のNAS装置へのアクセス権限の管理をサポートし、効率を大幅に改善します。
お手頃なファイバーチャネルSAN環境を構築
一般的なファイバーチャネルストレージエリアネットワーク(SAN)デバイスは、大抵高額なものです。QNAPデュアルポート16Gb/32Gb Fibre Channel拡張カードをTVS-675にインストールすることで、SAN環境にNASを追加するための予算に応じた選択肢が増えます。iSCSIとファイバーチャネルアプリを使用して、ファイバーチャネルターゲットを設定できます。また、LUNマスキングとポートバイディング機能では、データセキュリティーをさらに向上できます。
QVR Eliteサーベイランスソリューションのサブスクリプションで、24時間ノンストップのセキュリティーを実現
QVR Eliteは、QNAPのサブスクリプションベースの高性能監視ソリューションです。低いTCOと高い拡張性を有する監視システムを簡単に構築できます。TVS-675上にサーベイランスデータ専用の独立ストレージスペースを割り当て、シンプルなカメラ管理、ストレージ空間割り当て、カメラのライブ表示および再生を活用できます。録画はMP4ファイルとして保存され、ほとんどのデバイスで再生可能です。また、QVR EliteはQNAP AIベースのソリューションを備え、QNAP NASを使って小売店やドアアクセスシステムのスマートな顔認証を構築します。QVR Pro ClientソフトウェアをWindows®/Mac®またはモバイルデバイスにインストールすることで、モニター対象エリアのコントロール全般が便利で容易になります。
生産性を向上するアプリ
Linux Station
Linux® アプリケーション (Linux Software Centerからのアプリを含む)を直接NAS上で実行し、ウェブブラウザー経由でのLinux®デスクトップへのリモートアクセスを可能にします。
Boxafe
Google™ WorkspaceおよびMicrosoft® Office 365® からのファイル、Eメール、カレンダー、連絡先を TVS-675にバックアップ/同期することで、企業クラウドデータを保護します。
HybridMount
メインストリームのクラウドサービスとNASを統合します。クラウドストレージゲートウェイを配置し、TVS-675でローカルキャッシングを有効化することで、低遅延アクセスでのストレージ、バックアップ、データの復元を、クラウドでシームレスに使用できます。
QuObjects
高性能なS3互換の開発環境を TVS-675 上で稼働し、テストから本番までのサービス開発ワークフローをシンプルにします。また、コールドデータをクラウドからオンプレミスのQuObjectsに移動することで、クラウドストレージコストが節約できます。
QuMagie
AI搭載の写真管理アプリは、AI Album、iOS® Live Photoディスプレイの自動写真分類に対応し、検索ツールも提供します。Google Edge TPU対応で、画像認識を10倍高速にします。
通知センター
すべてのQTSシステムイベント、アラート、通知を統合し、NASの管理をスムーズかつ簡単にすることで、NASステータスを常に把握できるようになります。
柔軟かつ経済的なストレージ拡張
TVS-675のストレージ容量は、USBベースの拡張エンクロージャー (QXP USBストレージ拡張カード必要) を使用したり、SATA 6Gb/s JBOD ユニット (QXP SATAストレージ拡張カード 必要)を接続したりすることで、拡張することができます。NASストレージ拡張の管理は、操作が簡単なStorage & Snapshots Managerアプリによって、容易に行えます。
最適なデータ整合性および信頼性に対応してオペレーティングシステムを切換え
TVS-675は、QuTS hero - QNAP製ZFSベースNASオペレーティングシステムにも対応しています。エンドツーエンドのデータ整合性、データ削減(インラインデータ重複排除、圧縮、コンパクト化)その他を提供するQuTS heroは、追加のシステムリソースを使用して、ビジネスデータを保護するための最適な環境を確保します。
注意:
1.QTSとQuTS heroは異なるファイルシステムを使用します。QTSからQuTS heroへの切換え前に、TVS-675から全てのドライブを削除する必要があります。
2.QuTS heroは、8 GBメモリー装備のNASを必要とします。
3.インラインデータ重複排除には、最低でも16 GBのメモリーを搭載したNASが必要です(最適なパフォーマンスを発揮するには最低32 GBのメモリーが推奨されています)。
4.最適なシステムパフォーマンスには、QuTS heroシステムドライブとして最低2つのSSDを装着してSSD RAIDを構成するようお勧めいたします。M.2 SSDホットスワップ機能は、PCIeカード (QM2など) 上のM.2 SSDスロットでのみ対応します。NASに装備されたM.2 SSDスロットは、ホットスワップに対応しません。