関連メーカー:QNAP 正規代理店
全国7か所の事業所に対しての共有ファイルサーバーとして導入
日豊産業についてお聞かせください
1952年設立のステンレス製の専門商社です。継ぎ目のないシームレス管を中心に、溶接管・高純度精密管などのステンレス鋼管を広く取り扱っています。
一部、卸売もしており、ステンレス管を1本からでも販売するなど、お客様の希望に応じた柔軟な販売体制を構築しています。 導入しているQNAPは、社内の総務・人事系の申請書ファイルサーバーとして、全国7か所の営業所にある65台の端末から、ファイルを共有するために利用しています。
QNAPを導入する以前の課題は、どんなものでしたか?
QNAPは、2011年に導入しました。それ以前はWindows95をファイルサーバーとして運用していましたが、サーバーが故障して使えませんでした。そこで余ったマシンを使い、Linuxでファイルサーバーを構築しましたが、上手に使うことができなかったのです。そこで、できるだけ簡単なものということで、NASを探していたところQNAPに出会いました。
QNAPを、どのように運用していますか?
主に3つの用途で使っています。
人事・総務系の共有ファイルサーバーとして、各種申請書や人事関係の書類を共有するということが、ひとつ。各自がダウンロードし、印刷後、必要事項を記載して上長へ提出するフローですが、これらの書類は繁閑の差が少なく利用頻度もまんべんなく高い書類なので、簡単に使えるようにしたいという希望がありました。
ふたつめは、日々の業務データのバックアップです。1回あたり圧縮しなければ40G、圧縮して2G。それを朝晩の1日2回、つまり、1日4Gを毎日バックアップしています。いつでも昔のデータを見ることができるように、と考慮してなのですが、幸いにもこれまでこのバックアップのお世話になったことはありません。
最後は、一部ですが別部署でテスト用として、iSCSIで運用しています。請求書のデータベースのバックアップとして使っているようです。
設定もかんたん。なにより、「問題がない」というのが重要です。
QNAPを選んだ経緯を教えてください
3つの候補製品がありました。仮にB社とT社、それとQNAPです。
B社の製品は、すでに購入して使っていましたが、実際に利用してみて、「転送スピードが遅い」と感じていました。ひとりがアクセスするだけなら、さほど問題はなかったのですが、複数が同時にアクセスすると、まったく動かなくなったり、保存や上書きに10分程かかっており、社内からの批判が相次ぎました。これでは、運用に耐えられないということでT社とQNAPで比較しました。
実環境で検証したかったのでテスト機をそれぞれ2週間ずつ、時期をずらして運用させてもらい比較しました。基本性能はほとんど変わらないという印象でしたが、QNAPのほうが使いやすく、機能が豊富でデザイン面でも気に入りました。
また、もうひとつの理由は、設定の容易さです。Webブラウザで直感的に設定ができ、非常にわかりやすくて簡単でしたので、安心して導入できました。
3年使ってのQNAPの評価をお聞かせください
とくに問題はありません。手間がかかりませんし、なによりも、「問題がない」というのが重要です。ストレスフリーで運用でき、自然とバックアップが取れているということが大切なのだと思っています。いわば保険ですよね。使うことがないことが良いことですから。
今後の展望をお聞かせください
災害対策として、東京にあるファイルサーバーをミラーリングして、関西支店にバックアップができるようにしたいですね。万が一のことを考えてですけど。その前に、まずは現在の容量がそろそろいっぱいになりそうです。 ストレージの追加も視野に入れていますが、すでに3年経ちますし、スペックも良くなり、価格も下がって来ているでしょうから、適度なサイズで高性能なものを考えたいですね。もちろんQNAPで検討したいと思います。
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※無償の機材提供などによりNASを導入された方は対象外になります。
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