関連メーカー:QNAP 正規代理店
マガジンハウスは、anan、POPEYE、BRUTUS、Hanako、Tarzanなどの雑誌11誌を中心に、書籍、ムック、カスタム出版、Webも展開している出版社です。 経理部の矢野政男氏に、QNAP製品導入の経緯と理由、評価についてお聞きしました。
もくじ
- バックアップ用NASのリプレイスがきっかけ
- LDAPでの認証ができるQNAP製品を導入
- root権限でログインできることも導入のポイント
- バックアップサーバも冗長化を予定
- 常にリスクヘッジを考え、冗長化を進める
バックアップ用NASのリプレイスがきっかけ
マガジンハウスについて教えてください。
※マガジンハウス発行の雑誌
皆さんもご存じのanan、POPEYE、BRUTUS、Hanako、Tarzanなどの雑誌11誌を中心に 、書籍、ムック、カスタム出版(企業の広報誌などの受託編集)、Webも展開している出版社です。
業務の主体は編集で、約250名の社員のうち3分の2が編集に携わり、残りは業務、営業、管理部門となります。
QNAP製品を導入された経緯について教えてください。
当社にはフロントで動いている サーバーが約20台あります。そのバックアップを取るために、以前からNASを使用していました。バックアップの内容は、基幹系システムのデータと、エンドユーザーが使用するファイルサーバーのデータです。
使用していたNASを導入したのは約5年前で、当時ではマックスだった容量も現在では貧弱になり、古くなったためかHDDが故障するようにもなっていました。 そこで新たなNAS導入の検討を始めたのがきっかけですね。
現在、2台のQNAP製品を導入し、3年間の先出交換保守サービスにも加入していますが、実は1台目はバックアップではなく、エンドユーザーが使用するファイルサーバーとして使おうと考えての導入でした。
LDAPでの認証ができるQNAP製品を導入
QNAP製品を導入された理由をお教えください。
先ほどのNAS同様、ファイルサーバーも老朽化しつつありました。ファイルサーバーはLinuxベースで運用しており、LDAPで認証をしています。構築当時、NASも検討して探したのですが、LDAPに対応したものはみつかりませんでした。また、価格面も自分でLinuxサーバーを構築した方が安いくらいでしたね。
今回も以前と同じようにLinuxベースでファイルサーバーを構築することも選択肢の1つです。
ただ、当時と比較してNASの価格が下がっていること、そしてLDAP対応のNASがあることから、NASを検討することにしました。
ところが実際の機種選定では候補に上がるのはQNAP製品だけでした。他にも1つか2つはあったかもしれませんが、他社のNASはLDAPに対応しておらず、見積りを取るまでもなかったですね。
NASがWindowsベースで、Active Directoryと連携しているものはままありますが、当社はActive Directoryではなく、LDAPを使用しているので、自然とQNAP製品に決まりました。
実際にTS-659 ProIIをファイルサーバーとして導入された感想をお聞かせください。
主にバックアップに使用
導入前の本音をお話すると、フロントのファイルサーバーとして実運用に耐えられるかわからないので、ダメならばバックアップ用として使えればいい、トライアルとして導入してみよう、と考えていました。
実際に運用してみると、特に問題なく、フロントのファイルサーバーとして十分に機能しています。以前のLinuxのファイルサーバー時代には、ときどきパーミッションが壊れたり、Windowsで書いたらMacで読めない、というようなトラブルがありました。
それがQNAP製品の場合、かっちり出来ているのか、そういうトラブルはないですね。 1つだけリクエストがあるとしたら、グループにクオータがかけられないことです。それができると、よりありがたいのですが、他にはまったく問題はありません。
root権限でログインできることも導入のポイント
2台目がバックアップ用NASのリプレイスですね。
1台目のQNAP製品がきちんと実用できましたので、2台目としてTS-1079Proを2012年春に導入しました。1台目の時からQNAP製品はバックアップ用として意識していましたので、ファイルサーバーとして運用しながら、バックアップのテスト、検証も行っていました。その結果、十分に使えると判断し2台目の導入となりました。
導入時に残念だったのは、タイの洪水の影響でHDD価格が高騰している時期で、当初予定していた3TBのHDDが市場になかったことですね(笑)。
TS-1079Proをバックアップ用に使用された感想をお聞かせください。
1台目に導入したTS-659 ProIIでは、ファイルサーバーだけでなく、
バックアップとして使用できるかの検証も実施しました」と矢野さん
特にトラブルなく、バックアップ用として稼働しています。バックアップのスピードも問題ありません。 一つだけ気になる点を上げるとしたら、サスペンドからの復帰が遅いことでしょうか。最初は、落ちてしまったのかと不安になったこともありました。
というのは、sshでログインしたプロンプトで、しばらく時間を置いてからlsなどのコマンドを実行しようとするとすぐに反応しないということがあるからです。が、そのままにしておくと、結果が出力されている。つまりlsコマンドが実行されているわけです。
通常はWebの管理画面で運用するのが一般的なのでしょうが、当社ではQNAPにsshでログインして作業したり、QNAP製品側にクーロンを設定してスクリプトを実行させる、といった使い方をしています。そのため、サスペンドからの復帰などが気になるのではないかと、考えています。
そのような運用をされる理由を教えてください。
QNAP製品を含めNASに対しては余りやらないでしょうし、正式サポート外の運用であることは認識しています。
ただ、当社のシステム管理上の理由から、最低限やらなければならないことを行っているだけなんです。他社のNASの場合、ログインできたとしてもUNIXの一通りのコマンドセットが入っておらず、普通に何かしようにもできませんでした。QNAP製品はUNIXのコマンドセットが揃っているので、今まで通りにできる。管理しやすいこともQNAP製品導入のポイントですね。
バックアップ用のサーバーとしては、rsync over sshで同期パックアップができる状態であれば、よしとするのですが、管理方法を変更しなければならないのは困るんです。特殊なことをやり始めると、次の世代に行くときにまた苦労しますから、なるべく変更はしたくないですね。すると今まで通り、root権限でログインできる、今まで通りに管理できることが重要になるのです。
バックアップサーバも冗長化を予定
バックアップの取り方で工夫をされている点はありますか。
工夫しないのがポイントです。バックアップのデータ構造を難しくしたくないと考えており、フロントのサーバーのデータ構造をそのままのセットとして、バックアップに残すようにしています。それも1世代だけでなく、何世代も残します。ですから、倍々で容量は大きくなりますが、それをQNAP製品のリーズナブルなTB単価が支えてくれるわけですね。バックアップのタイミングと世代数はサーバによって設定を変えてあります。
私は機械は壊れるもの、壊れる前提で管理しないといけないと考えています。実際のところ、フロントのサーバーも20台は必要ないのですが、1台が壊れたら、すぐに代用できるよう設定してあり、できるだけ冗長化しています。複雑な構造にしてしまうと、トラブルの復旧に時間がかかるので、ごくごく単純にしておきたい。ですから、仮想化は考えていませんね。
今後、QNAP製品をさらにご活用いただくことはありますか。
東京・銀座にあるマガジンハウス本社
ファイルサーバーも、そんなに大きな容量ではありませんので、足りなくなった際には検討したいと思っています。また、バックアップにおいては、例えば2台、3台と並べて、曜日ごとのバックアップ先を変えるなど、バックアップサーバも冗長化していきたいと考えています。
私が考えるQNAP製品の利点、
を今後もフルに活用していきたいですね。
常にリスクヘッジを考え、冗長化を進める
QNAP製品及びテックウインドにご要望などがありましたらお教えください。
要望としては、先にお話したグループにクオータがかけられるとよりいいですね。
当社は値段で安心感を買うことはしませんので、常にリスクヘッジを考え、冗長化を進めています。そうした際にバックアップサーバー側には大きな容量が求められますから、QNAP製品には、今後も期待していきたいと考えています。
また、テックウインドさんは経営統合で取扱内容が広がったとお聞きしていますので、フロントのサーバーに関しても、将来的には相談にのっていただきたいですね。
本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
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