導入から活用や運用までのよくある質問
QNAP NASの導入、管理、セキュリティ、ネットワーク設定、バックアップ、データ復旧、仮想化、アプリケーション活用など、法人様向けによくある質問をまとめたFAQページです。
導入に関する質問
法人向けには、データ保護、高速パフォーマンス、大容量拡張性を提供するモデルが推奨されます。中小企業向けには「QNAP TS-x73A」シリーズが人気で、高性能なAMD Ryzenプロセッサを搭載し、仮想化やクラウド統合をサポートします。一方、大規模企業には「QNAP TVS-h1288X」や「TS-h1290FX」のようなXeonプロセッサ搭載モデルが適しています。これらはZFSベースのQuTS hero OSを使用しており、データ保護機能が充実しているため、ミッションクリティカルな用途に最適です。用途に応じて、SSDキャッシュや10GbEネットワーク拡張も検討してください。
中小企業向けNASは、コストパフォーマンスを重視し、基本的なファイル共有やバックアップ、リモートアクセス機能を提供します。例として「TS-x73A」シリーズが挙げられ、手軽に導入できるのが特徴です。一方、大規模企業向けNASは、スケーラビリティ、高速ネットワーク、多層セキュリティ、仮想化、クラスタリング機能を備えています。例えば「TS-h2490FU」は、NVMe全SSDストレージで非常に高いパフォーマンスを発揮します。導入時は、必要な同時接続ユーザー数やデータ規模、ネットワーク帯域を考慮することが重要です。
NAS導入後、まず初めに物理接続を行います。電源を入れ、ネットワークに接続した後、QNAPの「Qfinder Pro」ツールを使用してNASを検出します。管理者アカウントを設定し、RAID構成やストレージプールを作成します。その後、ネットワーク設定(静的IPアドレスの割り当てやDNS設定)を行い、セキュリティ設定としてファイアウォールやアクセス制限を有効化します。さらに、ファームウェアの更新、アプリケーションのインストール、バックアップスケジュールの設定を実施します。最終的には、ユーザーアカウントや権限設定を行い、使用者にNASの利用方法を共有します。
法人用途では、データ保護とパフォーマンスを考慮したRAID構成が重要です。RAID 5は容量効率と障害耐性を両立し、特に中小企業向けに適しています。一方、大量データ処理が必要な場合はRAID 6を選択することで、同時に2つのドライブ障害に対応可能です。また、SSDを利用する場合にはRAID 10が推奨され、高速な読み書き性能を提供します。さらに、QuTSヒーローOSを採用するNASでは、ZFSベースのスナップショットやデータ整合性保護が強化されているため、RAID構成との組み合わせでさらに堅牢なストレージ環境を実現できます。
複数拠点でNASを利用する場合、リモートアクセス、データ同期、セキュリティが重要です。これに対応するモデルとしては「TS-x73A」や「TVS-h1288X」が適しています。これらは10GbEネットワークやVPNサポートを備え、データ転送を高速化します。また、Qsyncを利用することで、複数拠点間でのファイル同期が容易になります。さらに、セキュリティを考慮して、リモートアクセスに2段階認証や暗号化通信を設定しましょう。クラウド統合も考慮すると、各拠点からのアクセスがさらにスムーズになります。
NASの導入コストは、本体価格、ストレージ(HDD/SSD)費用、ネットワークアップグレード費用、保守契約費用で構成されます。まず必要なストレージ容量を計算し、RAID構成を考慮したドライブ数を決定します。次に、ネットワーク要件(例:10GbE対応)を確認し、スイッチやケーブルのアップグレードが必要かを評価します。また、バックアップソリューションや追加アプリケーションもコストに含める必要があります。さらに、年間の保守契約費用や障害発生時のサポート料金も見積もりに加えて、総合的な予算を策定してください。
法人利用では、ネットワーク帯域は主にデータ量や同時接続数に基づいて決定されます。一般的には、1Gbps以上の帯域が推奨されますが、高度なデータ処理や多数のユーザーが同時にアクセスする環境では、10Gbpsまたはそれ以上が理想的です。特に、ビデオ編集や大容量ファイルの転送を行う場合、帯域の不足がパフォーマンスの低下を引き起こす可能性があるため、ネットワーク全体のスループットを確保することが重要です。また、QoS(Quality of Service)設定を利用して、重要なトラフィックに優先順位を付けることで、安定した通信を確保することも有効です。
NAS導入時の最低要件として、Gigabit Ethernetネットワーク、適切に設定されたIPアドレス(静的IP推奨)、および十分な容量を持つスイッチやルーターが挙げられます。また、NASへのアクセスをセキュアに保つため、ファイアウォールやVPNの導入も推奨されます。さらに、UPS(無停電電源装置)を併用することで、電源トラブルによるデータ損失を防止できます。これらの要件を満たすことで、NASの安定した運用が可能になります。
QNAPは法人ユーザー向けに、NAS導入時の技術サポートを提供しています。これには、初期設定のサポート、ネットワーク構築のアドバイス、システムの最適化に関する提案が含まれます。さらに、カスタマーサポートセンターやオンラインリソースを活用することで、トラブルシューティングや高度な設定に関する情報も得られます。技術サポートを利用することで、導入プロセスが円滑に進み、早期の業務活用が実現します。
弊社からご購入いただいたものを海外でご利用いただくことは可能ですが、保証はあくまでも国内のみとなります。故障修理等は、国内拠点に戻していただいた上で弊社窓口にお問合せいただく必要があります。また海外でご利用の場合は該非判定書が必要になりますので、その際には別途お問い合わせください。
はい、可能です。弊社ではNASはもちろん、Western Digital、SeagateのHDDも販売しています。また、弊社組立て工場にて、NASにHDDを組み込み、動作確認等を行った後の納品も可能です。
QNAPの正規代理店であるテックウインドでは法人向けに特化したNAS保守サービスメニューを提供しています。これには、障害発生時の先出交換であるデリバリー保守、お客様先に訪問して修理するオンサイト保守、24時間365日障害連絡を受けつける24H365Dオンサイト保守がございます。
詳しくは下記をご参照ください。
QNAP保守サービスのご案内
またNASの異常検知に対してお客さまと弊社エンジニアがリモートで画面共有し、発生した異常への対応や確認作業をエンジニアと一緒に行うあんしん見守りサービスがございます。
QNAPあんしん見守りサービス
詳しくは下記をご参照ください。
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QNAPあんしん見守りサービス
QNAP NASは多くの機能を備えており、アプリを追加して機能を拡張することができます。多くの機能をお使いいただくとメモリー不足により動作が不安定になる場合がありメモリーを増設することが推奨されることがあります。QNAP製NASのメモリー容量は、通常のファイルサーバーとしての使用においては、標準容量で問題ないように設計されています。QNAP製NASのOSであるQTSでは全般にWindowsよりもメモリー消費が少ないのでPCよりも少なくても基本的には問題ありません。
※4GBでも基本機能は十分動作します。
また、TS-664については、中小企業向けモデルであることからファイルサーバーに加えてほとんどの機能が使用できるように ある程度余裕を見て8GBで設計されています。ただし、メモリーを多く消費する機能を使う場合には、メモリー容量が不足してしまう可能性もありますので注意が必要です。例えばSSDキャッシュ、仮想マシン、全文検索などはメモリーを多く消費しますが、そのような機能をご希望ではない場合には特段メモリーの増設等は不要です。
※4GBでも基本機能は十分動作します。
また、TS-664については、中小企業向けモデルであることからファイルサーバーに加えてほとんどの機能が使用できるように ある程度余裕を見て8GBで設計されています。ただし、メモリーを多く消費する機能を使う場合には、メモリー容量が不足してしまう可能性もありますので注意が必要です。例えばSSDキャッシュ、仮想マシン、全文検索などはメモリーを多く消費しますが、そのような機能をご希望ではない場合には特段メモリーの増設等は不要です。
QNAP NASは、通常のパソコンなどと同じくメモリーを搭載しており内部処理に使用します。機種によってはメモリーを増設することが可能です。NASの様々な機能をお使いいただくにあたり、メモリーを増設することでより快適に安定してお使いいただくことが可能です。 ただし、機種によってはメモリー容量が固定されているものがあり、その場合は増設はできません。
データ移行に関しましては、ネットワーク環境やデータのファイル数など様々な要因によって、移行時間が変わってきますので、一概に何時間とお伝えすることは難しいです。仮に1G(1000Mbps)のネットワーク環境で転送レートが約40MB/s出る場合、単純計算でいえば3TBを転送するのに約21時間かかる計算となります。ネットワークバンド幅が細かったり混雑していたりすればその分、時間がかかってしまいます。
購入1か月以内に3年または5年の保守をお申込みいただく必要がございます。途中であるいは保守期間が満了後に保守の延長は不可となりますので、あらかじめご了承ください。
はい、HDDはもちろん、完成品の保守となりますので、NAS筐体の故障に関しても保守に含まれます。そのため、NASおよびHDDが何度故障しても保守期間内であれば無償で交換が可能でございます。
はい、ご自身で増設してただくことは可能です。ただし、完成品モデルとなりますので、出荷後、お客様ご自身でHDDの交換等をされますと、保守サービスの対象外となってしますので、保守サービスをご契約の場合は予めご了承ください。
はい、可能です。下記のNASの互換性リストを確認し、互換性リストにあるものでしたら可能です。
QNAP NAS 移行の互換性
※ただし、移行元と移行先のNASは、同じOSで、両方の電源がオフになっていることをご確認ください。
QNAP NAS 移行の互換性
※ただし、移行元と移行先のNASは、同じOSで、両方の電源がオフになっていることをご確認ください。
当社の保守サービスの購入がなくても、完成品モデルの場合は、後出しセンドバックでNAS筐体と同じ保証期間が付帯しております。
例:QNAP NAS TS-873A(メーカー保証3年間)にWD Ultrastar HDD(メーカー保証5年間)、メモリー(メーカー保証1年間)を搭載した場合は、すべての部材の保証期間は、NAS筐体の保証期間に合わせて3年保証になります。
例:QNAP NAS TS-873A(メーカー保証3年間)にWD Ultrastar HDD(メーカー保証5年間)、メモリー(メーカー保証1年間)を搭載した場合は、すべての部材の保証期間は、NAS筐体の保証期間に合わせて3年保証になります。
ストレージとデータ管理
法人向けストレージ容量を選ぶ際は、現在のデータ使用量、将来の成長予測、使用ケース(例: ファイル共有、バックアップ、仮想化環境など)を考慮する必要があります。一般的に、現在の使用量の2~3倍を目安にし、拡張性のあるNASモデルを選択することが推奨されます。また、RAID構成を考慮し、実際に利用可能な容量が縮小する点も確認が必要です。QNAPの容量計算ツールを活用すると、必要なドライブ数や構成を計画するのに役立ちます。
既存環境からのデータ移行には、QNAPの「Hybrid Backup Sync」アプリを利用したデータ転送が便利です。外部USBドライブやネットワーク接続を介してデータを移行することも可能です。また、大規模なデータ移行には、SMB/CIFS、NFS、またはrsyncプロトコルを活用することで効率的に行えます。移行前には、データの整合性を確認し、必要に応じてフォルダ構造を整理することを推奨します。
大量データの効率的管理には、QNAPの「Qtier」機能による自動階層化ストレージが効果的です。また、フォルダ権限管理やラベル付けを利用し、データの整理を行います。さらに、「Qfiling」アプリでデータ分類を自動化することも可能です。定期的なデータのバックアップとアーカイブ戦略を実施することで、不要なデータを削減し、ストレージの有効活用を図ります。
まず、NASの「ストレージ&スナップショットマネージャー」を開き、ディスク使用率、I/O負荷、RAIDの状態を確認します。特に容量が逼迫していないか、またボトルネックが発生していないかをチェックします。 そのうえで定期的に不要なファイルや古いスナップショットを削除し、空き容量を確保します。また、QNAP NASにはデータ圧縮機能や重複排除機能(「QuTS hero」OS)が搭載されているので、これらを有効にすることで、ストレージの使用効率を向上させることができます。ただし、CPU負荷が高まる可能性があるため、適宜バランスを取ることが重要です。スナップショットを活用すると、データの保護や復元が容易になりますが、ストレージを圧迫するため、適切な世代管理を行うことが重要です。定期的に不要なスナップショットを削除し、必要なものだけを保持してください。
スナップショット機能は、データの保護と復元を効率化します。定期的なスナップショットを設定することで、ランサムウェア攻撃や誤操作によるデータ損失から迅速に回復可能です。また、ストレージリソースの消費を最小限に抑えつつ、短時間で特定時点の状態に戻せる点が大きな利点です。
データ重複排除機能を有効化するには、QNAPの「QuTS hero」OSを搭載したモデルを利用します。この機能は、同一データの重複保存を排除し、ストレージ効率を向上させます。ストレージ設定画面から適切なボリュームを選択し、重複排除機能をオンにします。運用前には、ストレージのリソース要件を確認することが重要です。
「Storage & Snapshots」アプリまたは「Q’center」を使用することで、ストレージ利用量の詳細なレポートを生成できます。これにより、容量の使用状況やトレンド分析を可視化し、将来的な計画に役立てられます。さらに、レポートの自動生成やメール通知機能を活用して、効率的な運用が可能です。
SSDキャッシュは、頻繁にアクセスされるデータの読み書き速度を向上させるために活用されます。「Qtier」と併用することで、ストレージ全体のパフォーマンスを最大化できます。適切なキャッシュモード(リードキャッシュ、ライトキャッシュ、または両方)を選び、運用環境に最適な設定を行うことが重要です。
ストレージプールおよびボリュームに対して、警告しきい値を設定することができます。また、定期的なストレージ容量の監視、不要データの削除、データアーカイブの実施が有効です。さらに、拡張性の高いNASモデルを選び、必要に応じてドライブを追加できる環境を構築します。加えて、データ重複排除や圧縮機能を利用して、容量の効率化を図ります。
USBストレージデバイスやクラウドストレージと連携するには、QNAPの「Hybrid Backup Sync」アプリが便利です。外部デバイスを接続し、同期ジョブを設定するだけでデータ連携が可能です。さらに、クラウドストレージとの統合により、オフサイトバックアップの実施も容易になります。
はい、可能です。SMBマルチチャンネルという技術があります。PCとNAS側とも対応していて、SMBプロトコルでアクセスする場合に利用可能です。macOS Big Sur 11.3 以降では、SMB マルチチャネルがデフォルトの設定で有効になりますので、最新のMacとOSであれば対応可能のようです。
SMB マルチチャネルの動作設定をする - Apple サポート (日本)
SMBマルチチャネル。複数ポートを接続→データ転送速度をスピードアップ!ポートトランキングとの違いは?
SMB マルチチャネルの動作設定をする - Apple サポート (日本)
SMBマルチチャネル。複数ポートを接続→データ転送速度をスピードアップ!ポートトランキングとの違いは?
QNAP NASのOSによります。QuTS hero OSは重複排除機能をサポートしていますので、QuTS hero搭載機種をお選びいただく必要があります。
はい、可能です。QNAP NASはスナップショット機能をサポートしており、複数世代にわたりスナップショットを取得・管理ができます。
セキュリティ
QNAP NASは、データ保護のためにディスクボリューム暗号化やフォルダ暗号化を提供します。AES 256ビット暗号化を使用して、保存データを保護します。管理画面の「Storage & Snapshots」から暗号化を有効にすることで、重要データが漏洩しても第三者がアクセスすることは困難になります。また、共有フォルダに暗号化を適用し、復号化パスワードを必要とすることでセキュリティを強化できます。暗号化キーの安全な管理も重要です。
NASでの多層防御戦略には、次の方法が含まれます。まず、RAID構成によるハードウェアの冗長化、定期的なスナップショットの作成、そしてオフサイトバックアップを実施します。また、NASのセキュリティ機能(ファイアウォール、アンチウイルス、アクセス制御)を活用します。さらに、2段階認証の有効化やVPN経由での接続を推奨します。これにより、外部攻撃やデータ損失リスクを軽減できます。
QNAP NASには「QuFirewall」を使った侵入防止システム(IPS)の設定が可能です。IPSを有効にするには、管理画面の「App Center」から適切なアプリをインストールし、保護ポリシーを設定します。例えば、特定のポートやプロトコルを制限し、疑わしいトラフィックを検出した場合にアラートやブロックを実行するように構成します。
「Security Counselor」アプリを利用することで、NASのセキュリティ診断が可能です。このツールは、潜在的な脆弱性を検出し、推奨される対策を提示します。アプリをインストール後、スキャンを実行するだけでセキュリティ状態を把握できます。また、レポートや設定アドバイスを通じて、改善点を迅速に適用できます。
NAS管理画面の「Control Panel」から、ユーザーごとにアクセス権限を設定できます。具体的には、各ユーザーやグループごとにフォルダへの「読み取り専用」または「フルアクセス」を付与します。また、IPアドレス制限を適用することで、特定の端末のみがアクセスできるように設定することも可能です。
QNAP NASでは、「File Station」を使ってセキュアな共有リンクを生成できます。リンク作成時に有効期限やダウンロード回数制限、さらにはパスワード保護を設定することで、外部への共有セキュリティを確保できます。これにより、データ共有時のリスクを大幅に低減できます。
2段階認証を設定するには、NASの「Control Panel」から「Security」メニューを選び、「2-Step Verification」を有効にします。その後、認証アプリ(例: Google Authenticator)をNASと連携させます。初回設定後、ログイン時には通常のパスワードに加えて、アプリから生成されるワンタイムパスワードを入力する必要があります。
管理画面の「QuFirewall」または「Security」設定から、ブラックリストにIPアドレスを登録できます。「Allow/Deny List」を設定し、拒否するIPアドレスを手動で入力します。これにより、特定のIPからの不正アクセスを防止することが可能です。
WORM機能による書き替え禁止、HBS3によるオフラインバックアップ、スナップショット機能を有効化して定期的にデータをバックアップすることなどがお勧めします。
「QuFirewall」アプリをインストールし、管理画面からルールを設定します。特定のポートやプロトコルを許可または拒否することで、不正なトラフィックをブロックします。また、許可リストや拒否リストを作成し、アクセス可能なデバイスやネットワーク範囲を制限することができます。
QNAP NASはAD連携機能があり、既存のドメインコントローラーを指定することによりドメインユーザー情報を参照し、ドメインユーザーアカウントでNASにアクセスすることができます。また、QNAP NASにはドメインコントローラーとしての機能もサポートされており、NAS自体がドメインユーザー情報を管理することもできます。 しかし、既存のドメインコントローラーをNASに移行する手順につきましてはサポートされておらず、ご案内できる情報がありません。権限移行ツールも弊社ではご用意はありません。
ネットワークとリモートアクセス
QNAP NASをVPNサーバーとして設定するには、「QVPN Service」アプリを使用します。まず、App Centerからアプリをインストールします。その後、VPNプロトコル(例: PPTP、OpenVPN、L2TP/IPSec)を選択し、サーバー設定を構成します。ユーザーごとに接続権限を設定し、外部接続のセキュリティを強化します。クライアント側では、提供される設定ファイルを使用してVPN接続を構築します。
リモート接続を安全に行うには、VPNを利用し、通信を暗号化します。「QVPN Service」を設定してVPNトンネルを構築するほか、「MyQNAPcloud」を利用してSSL/TLSで保護された接続を確立する方法もあります。また、NASのファイアウォールやIPアクセス制限を活用し、外部からの不正アクセスを防ぐ対策を講じます。
リンクアグリゲーションを設定することで、ネットワークの帯域幅を増加させ、通信の負荷分散を実現します。NASが複数のネットワークポートを持つ場合、これらを束ねて効率的なデータ転送が可能です。さらに、リンクアグリゲーションはネットワーク冗長性を提供し、障害発生時にも継続的な接続を維持します。
ポートフォワーディングを設定する際は、公開するポートを最小限に抑えることが重要です。また、管理用ポート(例: 8080や443)を公開するのは避け、カスタムポートに変更します。NASのファイアウォールやIPアクセス制限を併用し、不正アクセスを防止します。さらに、SSL/TLS暗号化を有効にし、安全な通信を確保してください。
NASの「Control Panel」からネットワーク設定にアクセスし、各インターフェースを個別に管理できます。静的IPまたはDHCPを設定し、特定の用途(例: 管理用、データ転送用)に割り当てます。さらに、リンクアグリゲーションやVLANを活用することで、ネットワーク効率を最適化できます。
「MyQNAPcloud」を設定するには、NASの「Control Panel」でMyQNAPcloudサービスを有効化します。アカウントを作成し、NASを登録します。その後、クラウドID(QID)を使用して、遠隔地からブラウザやモバイルアプリでNASにアクセスできます。SSL証明書を導入することで、接続のセキュリティをさらに強化できます。
「Control Panel」のネットワーク設定から、VLANタグを設定できます。これにより、NASのネットワークポートを複数のセグメントに分割し、異なる用途ごとに分離されたネットワークを構築できます。これにより、セキュリティが向上し、トラフィック管理が効率化されます。
NASがネットワークで検出されない場合、以下を確認してください。1) ネットワークケーブルが正しく接続されているか、2) IPアドレス設定が正しいか、3) ファイアウォールやセキュリティ設定が干渉していないか。「Qfinder Pro」を使用してNASをスキャンすることも有効です。
NASに外部アクセスを設定するには、DDNS(Dynamic DNS)を使用します。「Control Panel」のDDNS設定で、サービスプロバイダー(例: MyQNAPcloud)を選択し、ホスト名を登録します。これにより、固定IPアドレスを持たない環境でも、NASに外部からアクセスできます。
高速ネットワーク環境を活用するには、10GbE対応ポートを持つNASモデルを選択し、高性能スイッチやケーブルを使用します。また、リンクアグリゲーションを設定することで、帯域幅を最大限に活用できます。さらに、SSDキャッシュやQtier機能を有効化して、データ転送速度を向上させます。
機種によって異なりますが、QNAP NASにはPCIeスロットと呼ばれる増設スロットがあり、ここに各種カードを搭載することで機能を拡張することができます。お客様のネットワーク環境がもし10ギガビットイーサネットである場合、標準搭載の2.5ギガビットのポートを接続することもできますが、10ギガビットイーサネットカードを使用すれば、より高速なデータ転送が可能になります。
なお10ギガビットイーサネットにはコネクタが2種類あり、10GBASE-T(通常のLANポートと互換の形状)と、SFP+(トランシーバーモジュールを装着して使用する形状)がありますのでお客様のネットワーク環境に合わせて選択してください。 ※一部の機種は標準で対応しています。
なお10ギガビットイーサネットにはコネクタが2種類あり、10GBASE-T(通常のLANポートと互換の形状)と、SFP+(トランシーバーモジュールを装着して使用する形状)がありますのでお客様のネットワーク環境に合わせて選択してください。 ※一部の機種は標準で対応しています。
Thunderboltは世代により転送速度が異なります。最新のThunderbolt4では、10GbEのネットワークを超える転送速度を実現できます。
バックアップとデータ復旧
法人向けバックアップ戦略には、データの可用性とセキュリティを確保するための多層的なアプローチが必要です。1) 3-2-1ルールに基づき、データの3つのコピーを保持し、2種類の異なるメディアに保存し、1つをオフサイトに保管します。2) 定期的なスナップショットを活用して、短時間での復旧を可能にします。3) クラウドや他拠点へのリモートバックアップを設定し、災害時のデータ損失リスクを軽減します。また、バックアップデータの暗号化とアクセス制限を行い、情報漏洩を防止します。
QNAP NASでクラウドバックアップを設定するには、「Hybrid Backup Sync」アプリを使用します。1) App Centerからアプリをインストールします。2) 対応するクラウドサービス(例: Amazon S3、Google Drive、OneDriveなど)を選択し、NASとクラウドを連携させます。3) 同期ジョブを作成し、同期するフォルダやスケジュールを指定します。暗号化や圧縮オプションを有効にすることで、セキュリティと効率性を向上できます。
スナップショットを使ったデータ復旧は、管理画面の「スナップショットマネージャー」セクションから行えます。1) 対象のボリュームまたは共有フォルダを選択し、スナップショットリストを表示します。2) 復元したい時点のスナップショットを選び、「Restore」をクリックします。復元範囲はフォルダ単位や特定のファイルに指定可能です。また、スナップショットの複製を別のNASに転送して災害復旧計画に組み込むことも推奨されます。
異なる拠点間でデータを同期するには、「Hybrid Backup Sync」または「Qsync Central」を使用します。1) NAS同士をVPNやSSLで安全に接続します。2) データ同期ジョブを作成し、双方向または一方向の同期方式を選択します。スケジュール機能を活用して、自動的かつ定期的に同期を実行できます。さらに、ファイルの変更履歴を保持するオプションを有効にすると、トラブル時のリカバリが容易です。
「Hybrid Backup Sync」アプリでバックアップスケジュールを設定します。1) バックアップタスクを作成する際、スケジュールオプションでバックアップ頻度を指定します。日次、週次、月次など、ビジネスニーズに応じたタイミングを設定可能です。2) 時間帯指定やピーク時回避設定を利用して、ネットワーク負荷を最小限に抑えられます。
Hyper Data Protectorは、VMwareやHyper-V環境のバックアップを管理するアプリです。1) App CenterからHyper Data Protectorをインストールします。2) 管理画面で仮想環境を登録し、認証情報を設定します。3) バックアップタスクを作成し、対象のVMやスケジュールを指定します。データは圧縮され、ストレージ効率が向上します。
「Hybrid Backup Sync」でバックアップタスクを作成する際、暗号化オプションを有効にします。AES 256ビット暗号化を適用することで、データが第三者に読み取られるリスクを防ぎます。また、暗号化キーは安全な場所に保管し、復元時に使用できるように管理してください。
外部ドライブへのバックアップは、「Hybrid Backup Sync」またはUSB One Touch Copy機能を使用します。1) 外部ストレージデバイスをNASに接続します。2) バックアップタスクを設定し、対象フォルダを指定します。3) スケジュール設定や暗号化オプションを活用して、効率的かつ安全にバックアップを実行します。
データ復旧時は、復元先のディスク容量やネットワーク状況を確認します。また、バックアップデータの整合性を事前に検証することが重要です。誤ったデータを上書きしないよう、復元先を慎重に選択します。さらに、復元操作中はNASへの他のアクセスを制限することで、処理の妨げを防ぎます。
QNAP NASでは、バックアップデータの保存期間を制御するポリシーを設定できます。「Hybrid Backup Sync」でタスク作成時に「ローテーション設定」を有効にし、保存期間や世代数を指定します。これにより、古いバックアップデータが自動的に削除され、ストレージ容量を効率的に管理できます。
1. バックアップ(Backup)
QNAP NAS では、バックアップを作成する方法として以下のような機能があります。
●Hybrid Backup Sync(HBS 3)
ローカル、リモート(別のNASやサーバー)、クラウドストレージにデータをバックアップできる。
世代管理(バージョニング)により過去の状態に戻せる。
増分バックアップ(変更があった部分のみ保存)でストレージを節約可能。
●Time Machine(macOS向け)
macOS の Time Machine を QNAP に設定し、自動バックアップ。
●Windows用バックアップ(NetBak Replicator)
Windows PCのデータをNASにバックアップ。
●外部ストレージへのバックアップ
USB HDDや別のNASにデータをバックアップ。
バックアップの特徴
・データが破損・紛失した場合に復元可能。
・変更や削除されたデータを過去の状態に戻せる(世代管理)。
・クラウドや外部ストレージにも保存できるため、NAS自体の障害にも対応可能。
2. アーカイブ(Archive)
アーカイブは、長期間使用しないデータを保存する用途で使用されます。QNAP NAS では以下のような方法でデータをアーカイブできます。
●HBS のアーカイブ機能
データを低コストなクラウドストレージ(Amazon Glacier、Azure Archive Storage など)に移動可能。
●Cold Storage(外部ストレージ)
低コストな外部USB HDDやテープストレージ(LTO)にデータを保存。
●WORM(Write Once Read Many)モード
一度書き込んだデータを上書き不可にすることで、改ざんを防ぎつつ長期間保存可能。
アーカイブの特徴
・長期保存(データの変更・削除は基本的にしない)。
・コストが低いストレージ(HDDやクラウドの低頻度アクセス層)を使用。
・アクセス頻度が低いデータ向け(復元には時間がかかることもある)。
・法令遵守・監査向けデータ保存(金融、医療、法務データなど)。
3. スナップショット(Snapshot)
QNAP NAS のスナップショットは、特定の時点のデータの状態を保存し、復元できる機能です。
●スナップショット機能(Storage & Snapshots Manager)
・ボリューム単位または共有フォルダー単位でスナップショットを作成。
・変更があったブロックのみ保存するため、ストレージ消費が少ない。
・Ransomware(ランサムウェア)対策として有効。
・手動またはスケジュール設定で自動作成が可能。
スナップショットの特徴
・即時復元可能(削除・変更前の状態にすぐ戻せる)。
・短期間のデータ保護(通常は数日~数週間分のみ保持)。
・ストレージ消費が少ない(差分のみ保存)。
・バックアップとは異なり、別のデバイスには保存されない(NAS内部で管理)。
QNAP での使い分け
バックアップ: データを外部ストレージやクラウドに定期的に保存し、障害やデータ損失時に復元する。
アーカイブ:古くなったデータを低コストなストレージに移動し、長期間保存する。
スナップショット:システムやデータの瞬間的な状態を保存し、誤操作やマルウェア攻撃から即座に復元する。
QNAP NAS では、これらの機能を組み合わせてデータ保護の強化が可能です。
たとえば、スナップショットで短期的な復元を確保し、バックアップで外部ストレージに保存、古いデータはアーカイブで保管するといった戦略が有効です。
QNAP NAS では、バックアップを作成する方法として以下のような機能があります。
●Hybrid Backup Sync(HBS 3)
ローカル、リモート(別のNASやサーバー)、クラウドストレージにデータをバックアップできる。
世代管理(バージョニング)により過去の状態に戻せる。
増分バックアップ(変更があった部分のみ保存)でストレージを節約可能。
●Time Machine(macOS向け)
macOS の Time Machine を QNAP に設定し、自動バックアップ。
●Windows用バックアップ(NetBak Replicator)
Windows PCのデータをNASにバックアップ。
●外部ストレージへのバックアップ
USB HDDや別のNASにデータをバックアップ。
バックアップの特徴
・データが破損・紛失した場合に復元可能。
・変更や削除されたデータを過去の状態に戻せる(世代管理)。
・クラウドや外部ストレージにも保存できるため、NAS自体の障害にも対応可能。
2. アーカイブ(Archive)
アーカイブは、長期間使用しないデータを保存する用途で使用されます。QNAP NAS では以下のような方法でデータをアーカイブできます。
●HBS のアーカイブ機能
データを低コストなクラウドストレージ(Amazon Glacier、Azure Archive Storage など)に移動可能。
●Cold Storage(外部ストレージ)
低コストな外部USB HDDやテープストレージ(LTO)にデータを保存。
●WORM(Write Once Read Many)モード
一度書き込んだデータを上書き不可にすることで、改ざんを防ぎつつ長期間保存可能。
アーカイブの特徴
・長期保存(データの変更・削除は基本的にしない)。
・コストが低いストレージ(HDDやクラウドの低頻度アクセス層)を使用。
・アクセス頻度が低いデータ向け(復元には時間がかかることもある)。
・法令遵守・監査向けデータ保存(金融、医療、法務データなど)。
3. スナップショット(Snapshot)
QNAP NAS のスナップショットは、特定の時点のデータの状態を保存し、復元できる機能です。
●スナップショット機能(Storage & Snapshots Manager)
・ボリューム単位または共有フォルダー単位でスナップショットを作成。
・変更があったブロックのみ保存するため、ストレージ消費が少ない。
・Ransomware(ランサムウェア)対策として有効。
・手動またはスケジュール設定で自動作成が可能。
スナップショットの特徴
・即時復元可能(削除・変更前の状態にすぐ戻せる)。
・短期間のデータ保護(通常は数日~数週間分のみ保持)。
・ストレージ消費が少ない(差分のみ保存)。
・バックアップとは異なり、別のデバイスには保存されない(NAS内部で管理)。
QNAP での使い分け
バックアップ: データを外部ストレージやクラウドに定期的に保存し、障害やデータ損失時に復元する。
アーカイブ:古くなったデータを低コストなストレージに移動し、長期間保存する。
スナップショット:システムやデータの瞬間的な状態を保存し、誤操作やマルウェア攻撃から即座に復元する。
QNAP NAS では、これらの機能を組み合わせてデータ保護の強化が可能です。
たとえば、スナップショットで短期的な復元を確保し、バックアップで外部ストレージに保存、古いデータはアーカイブで保管するといった戦略が有効です。
はい、あります。QNAP NASのバックアップアプリHybrid Backup Sync (HBS3)を利用すると、クラウドストレージのデータをNASに同期(コピー)することができます。
はい、可能です。QNAPのバックアップアプリ Hybrid Backup Sync (HBS 3) をご利用いただくことで、OSが違っていてもバックアップできます。
QNAP NASはバックアップアプリ「Hybrid Backup Sync 3」(HBS3)を無償でご利用可能で、QNAP NAS同士でバックアップを取ることが可能です。このバックアップアプリはNASの更新時のデータ移行にもご利用いただけます。手順の概要は、移行元・移行先両方のNASにHBS3をインストールしたうえで、移行元NASで同期ジョブを作成します。同期先としてリモートNASを選択し、移行先NASのIPアドレスなどを指定します。同期タイプは一方向同期を選択します。
詳細なご使用方法につきましては、QNAP社の下記チュートリアル記事をご参照ください。
>Hybrid Backup Sync について
注意点として、HBS3はQNAP NASのファームウェアが大幅に古い場合はご利用いただけません。NASのファームウェアを最新版にアップデートいただいたうえでQNAP社のApp CenterサイトでHBS3の最新版をダウンロード・インストールしてください。
詳細なご使用方法につきましては、QNAP社の下記チュートリアル記事をご参照ください。
>Hybrid Backup Sync について
注意点として、HBS3はQNAP NASのファームウェアが大幅に古い場合はご利用いただけません。NASのファームウェアを最新版にアップデートいただいたうえでQNAP社のApp CenterサイトでHBS3の最新版をダウンロード・インストールしてください。
QNAP NASの無料アプリHBS 3のオンラインマニュアルの下記のページを参照して、同期対象としてDropboxを指定します。
Dropbox 上でのストレージ領域の作成
1方向同期ジョブを作成してDropboxからNASにデータをコピーできます。注意点は同期方向を間違えないことです。
Dropbox 上でのストレージ領域の作成
1方向同期ジョブを作成してDropboxからNASにデータをコピーできます。注意点は同期方向を間違えないことです。
サーバーなどが故障した際にバックアップ機が自動で処理を引き継ぐことを「フェイルオーバー」といいます。QNAP NASは全自動のフェイルオーバーはサポートしていません。2台のNASで同期を取ることは可能ですが、処理の自動引継ぎはされず、IPアドレスの設定など手動の作業が必要になります。
ユーザー管理
QNAP NASで新しい従業員用アカウントを追加するには、「Control Panel」の「Users」セクションを開き、「Create」または「Add User」をクリックします。ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力し、アクセス権限を設定します。また、必要に応じてグループに割り当てることで、一括管理が容易になります。セキュリティ向上のため、パスワードポリシーを適用することを推奨します。
グループ権限を管理することで、複数ユーザーのアクセス設定を効率化できます。例えば、部署やプロジェクトごとにグループを作成し、フォルダやサービスの権限を一括で設定することで、手動で個別に権限を管理する手間を削減できます。また、グループに新しいユーザーを追加するだけで、自動的に適切な権限が付与されます。
社外コンサルタントに一時的なアクセスを付与する場合、専用のユーザーアカウントを作成してアクセス期間を制限します。「Control Panel」で有効期限付きのアカウントを設定し、必要なフォルダやサービスのみへのアクセスを許可します。さらに、セキュアなデータ共有のために暗号化リンクを使用することを推奨します。
LDAPまたはActive Directory(AD)とNASを統合するには、「Control Panel」の「Domain Security」セクションで設定を行います。NASをドメインに参加させ、LDAPまたはADサーバーの情報(ドメイン名、IPアドレス、管理者アカウントなど)を入力します。これにより、既存のユーザー認証システムをNASと連携し、中央管理が可能になります。
フォルダやファイルのアクセス権継承を設定するには、「Shared Folder Permissions」または「Advanced Permissions」で「Permission Inheritance」を有効にします。これにより、親フォルダの権限が子フォルダやファイルに適用され、一貫性を保つことができます。特定のフォルダだけ独自の権限を設定する場合、継承を解除するオプションも利用可能です。
管理者権限を持つアカウントを増やす場合、セキュリティリスクを最小限に抑えるために以下に注意してください。1) 管理者アカウントは必要最小限に限定する。2) 強力なパスワードポリシーを適用する。3) アクティビティログを定期的に確認する。さらに、2段階認証を有効化して、アカウントの不正使用を防ぎます。 ※最新バージョンのQTS/QuTS heroでは、「委任管理」機能をサポートし、管理者アカウントの権限を最小化することが可能です。
NASで同時接続ユーザー数の上限を設定するには、「Control Panel」の「Network & File Services」でCIFS/SMBやFTPサービスのセッション設定を確認します。最大セッション数を指定することで、リソースの過剰使用を防ぎます。また、QoS(Quality of Service)機能を利用して、重要なタスクに優先的な帯域を割り当てることも推奨されます。
ユーザーの活動ログは、「System Logs」または「Control Panel」の「System Logs & Notifications」から確認できます。「Access Logs」を有効にすると、各ユーザーのログイン履歴やファイル操作記録を監視できます。さらに、「Security Counselor」アプリを活用して、セキュリティ関連のアクティビティを分析することも可能です。
アカウントがロックされた場合、「Control Panel」の「Users」セクションで該当アカウントを選択し、ロック解除オプションを使用します。また、「Security」設定でアカウントロックのポリシー(試行回数やロック期間)を確認し、適切に調整することで、再発を防ぎます。セキュリティのため、強力なパスワード設定も推奨されます。
ユーザーを一括でインポートするには、「Control Panel」の「Users」で「Import Users」機能を利用します。CSVファイルを作成し、ユーザー名、パスワード、メールアドレスなどの情報を記載します。フォーマットに従って作成されたCSVをアップロードすることで、複数ユーザーを効率的に追加可能です。テンプレートファイルを利用すると設定ミスを防げます。
仮想化およびコンテナ
QNAP NASを仮想マシンのホストとして使用するには、Virtualization Stationアプリをインストールします。インストール後、Virtualization Stationを開き、新しい仮想マシン(VM)を作成します。OSイメージをアップロードし、CPU、メモリ、ストレージなどのリソースを割り当てます。また、仮想スイッチを使用してネットワークを設定し、VMのネットワーク接続を確立します。
Virtualization Stationは、完全な仮想マシン(VM)を作成し、複数のOSを実行するプラットフォームです。一方、Container Stationは、DockerやLXCコンテナを使用して軽量なアプリケーション環境を提供します。VMは高い柔軟性を持つ反面、リソースを多く消費しますが、コンテナは高速でリソース効率が高いのが特徴です。
DockerコンテナをNASで実行するには、Container Stationをインストールします。アプリを開いた後、「Create」または「Import」からDockerイメージを選択してコンテナを作成します。ネットワーク設定やポートフォワーディングを適切に設定し、必要なリソースを割り当てます。作成後、コンテナを起動してアプリケーションを実行できます。
Virtualization Stationでは、VMのスナップショットを作成して、特定の状態を保存できます。スナップショットを活用することで、システム更新や設定変更の前に復元ポイントを確保できます。復元は数クリックで可能で、システム障害や設定ミスからの迅速な復旧が実現します。
仮想スイッチを設定することで、VM間やNASと外部ネットワーク間の接続を柔軟に管理できます。例えば、複数のネットワークセグメントを分離することでセキュリティを強化したり、VMごとに異なるIPアドレスを割り当ててネットワークトラフィックを最適化することが可能です。
VM用の専用ストレージプールを作成するには、「Storage & Snapshots Manager」で新しいストレージプールを作成します。RAID構成を選択し、ディスクを割り当ててプールを作成した後、Virtualization Stationでこのストレージプールを指定してVMのデータストアとして利用します。
GPUパススルーを有効にするには、QNAP NASがGPUパススルーをサポートしている必要があります。「Control Panel」内の「Hardware Information」でGPUを確認し、Virtualization Stationで特定のVMにGPUを割り当てます。これにより、高いグラフィック処理能力が必要なアプリケーションをVMで実行可能になります。
仮想スイッチを使用して、複数のVM間で異なるネットワークセグメントを設定します。各VMに専用の仮想スイッチを割り当てることで、ネットワークトラフィックを分離し、セキュリティを向上させます。また、VLANを活用することで、同一の物理ネットワーク内で仮想的な分離を実現することも可能です。
KubernetesクラスタをNASで構築するには、Container Stationを利用して必要なコンテナをデプロイします。例えば、Kubernetesの各コンポーネント(Master、Workerノードなど)をコンテナとして構築します。また、HelmやKubectlを使用して、クラスタを管理・展開することが可能です。
VMのリソース使用状況をモニタリングするには、Virtualization Station内の「Resource Monitor」を使用します。CPU、メモリ、ディスクI/O、ネットワークトラフィックなど、各VMのパフォーマンスをリアルタイムで確認できます。定期的なモニタリングにより、リソースの最適化や問題の早期発見が可能です。
アプリケーションとサービス
QNAP NASでERPやCRMシステムを運用するには、NASの仮想化機能(Virtualization Station)またはコンテナ機能(Container Station)を活用してシステムを構築します。まず、ERPやCRMソフトウェアの要件を確認し、必要なOSやデータベースを設定します。その後、ソフトウェアをインストールし、NAS内のストレージをデータベースとして利用します。また、RAID構成やバックアップ機能を利用してデータの安全性を確保します。
Qfilingは、自動化されたファイル整理を可能にするツールです。法人利用の場合、頻繁に使用する書類やデータのカテゴリを設定し、条件に応じて自動でフォルダへ振り分けるルールを作成します。例えば、請求書や契約書などの種類ごとに整理できます。スケジュール設定を有効にすることで、定期的に整理が実行され、業務効率が向上します。
複数拠点間でQsyncを活用するには、NAS上でQsync Centralを有効化し、各拠点のデバイスにQsyncアプリをインストールします。その後、共有フォルダを指定して同期設定を行います。これにより、拠点間でリアルタイムにデータを共有でき、変更内容が即座に反映されます。また、アクセス権限を適切に設定し、データセキュリティを確保します。
QNAP NASでPlex Media Serverを利用するには、App CenterからPlex Media Serverアプリをインストールします。インストール後、メディアフォルダを指定し、ライブラリを作成します。Plexは、動画、音楽、写真をストリーミング配信するため、法人向けにはトレーニング資料やプレゼンテーション用コンテンツの配信にも役立ちます。
QVR ProはNASをNVR(ネットワークビデオレコーダー)として使用するためのアプリです。インストール後、QVR Pro Clientを使用して監視カメラを追加します。録画スケジュールやストレージ設定を行い、映像データを効率的に管理します。カメラの設置場所ごとにアラートを設定することで、セキュリティを強化できます。
QNAP NASでメールサーバーを構築するには、QmailAgentを利用します。QmailAgentをインストールし、ドメイン設定やアカウントの作成を行います。POP3、IMAP、SMTPの設定を適切に構成することで、法人向けのメール通信を効率的に管理できます。また、SSL/TLSを有効にして通信のセキュリティを確保します。
QNAP NASでデータベースをホストするには、MySQLやMariaDBなどのデータベースサーバーをApp Centerからインストールします。インストール後、初期設定を行い、データベースを作成します。また、PHPMyAdminなどの管理ツールを使用すれば、GUIを通じてデータベースの管理が可能です。法人のアプリケーションやWebサービスにバックエンドとして利用できます。
サードパーティアプリをインストールする際は、信頼性のある開発元から提供されているかを確認します。また、インストールする前に必要な権限を確認し、不要なデータへのアクセスを防ぎます。さらに、インストール後は定期的に更新を確認し、セキュリティリスクを最小限に抑えることが重要です。
定期的なアプリケーションアップデートは、セキュリティの脆弱性を修正し、新しい機能を追加するために重要です。特に法人利用では、古いバージョンを使用していると、サイバー攻撃のリスクが高まります。アップデートをスケジュール化し、自動更新を設定することで、安定性と安全性を保つことができます。
トラブルシューティング
法人利用時によく見られるトラブルには、ストレージ容量不足、ディスク障害、ネットワーク接続不良があります。これらの対策として、容量不足を防ぐには、定期的にストレージ使用量を監視し、拡張プランを事前に検討することが重要です。ディスク障害には、RAID構成やホットスペアを利用してデータ損失を防ぎます。ネットワーク接続の不良は、ルータやスイッチの状態を確認し、適切な帯域幅を確保することで解決します。
ディスク障害が発生した場合、最初にQNAP NAS管理画面で「ストレージ&スナップショット」を確認し、異常ディスクを特定します。その後、該当ディスクを交換する前に、ホットスワップ対応かどうかを確認してください。ホットスワップ対応の場合、NASを停止させる必要なく交換できます。交換後、RAID再構築が自動で開始されるため、進行状況をモニタリングし、データの一貫性を確認します。
ストレージプールが「異常」と表示された場合、NAS管理画面で詳細を確認し、エラー内容を特定します。多くの場合、ディスク障害やRAIDの不整合が原因です。異常が発生したディスクを交換し、RAIDの再構築を実行してください。また、データをバックアップし、不整合が解消された後にストレージプールを最適化します。エラーが解消しない場合は、技術サポートに問い合わせることを検討してください。
NASの動作が遅い原因には、CPUやメモリの過負荷、ディスクI/Oのボトルネック、ネットワーク速度の低下が考えられます。解決策として、リソースモニターで負荷状況を確認し、不要なプロセスを停止します。また、SSDキャッシュを追加し、ディスクI/Oを最適化します。さらに、ネットワーク設定を確認し、ギガビット以上の環境で適切な帯域幅を確保してください。
ネットワーク接続が不安定な場合、まずNASとルータ、スイッチの物理接続を確認してください。次に、IPアドレスの競合やDNS設定の不整合がないかを調べます。さらに、ネットワークアダプタ設定でリンクアグリゲーションやVLANの設定を最適化します。ファームウェアの更新やネットワーク機器の再起動も有効です。
ログイン試行エラーが頻発する場合、不正アクセスが試みられている可能性があります。NASの「セキュリティ設定」でIPブロックを有効化し、不正アクセス元をブラックリストに追加してください。また、2段階認証を有効にしてセキュリティを強化します。ログイン履歴を確認し、異常な動きを発見した場合は、パスワードを即座に変更してください。
ファームウェア更新が失敗した場合、まずNASを再起動し、再試行してください。それでも失敗する場合、公式サイトからファームウェアの最新バージョンをダウンロードし、手動でインストールします。手動更新も失敗する場合は、インターネット接続状況を確認し、必要に応じて技術サポートに問い合わせてください。
アプリが動作しない場合、最初にアプリの互換性やバージョンを確認してください。次に、NASのリソース(CPU、メモリ)が不足していないかをモニタリングします。アプリを再インストールし、設定を初期化することで解決する場合もあります。それでも解決しない場合は、システムログを確認し、エラー内容を分析してください。
電源が入らない場合、まず電源コードやアダプタの接続を確認し、別のコンセントを試してください。それでも解決しない場合、電源ボタンが正常に動作しているか確認し、ボタンの接触不良を疑います。内部のハードウェア障害の可能性がある場合は、技術サポートに連絡し、修理や交換を依頼してください。
技術サポートに問い合わせる際は、NASのモデル番号、シリアル番号、ファームウェアバージョン、トラブル内容を詳しく記載してください。また、問題発生時の状況や試した解決策、システムログも提供すると、スムーズな対応が期待できます。これらの情報を準備し、サポートチームに連絡してください。
NAS本体の簡易ハードウェアチェックをお願いします。NASをシャットダウン後、完全に電源が落ちた後にHDDを全部抜いて起動すると簡易ハードウェアチェックが開始されます。(HDDがコネクターに刺さっていなければ良いのでHDD半刺しでも問題ありません) 筐体が正常な場合は電源投入直後に1回、起動後のOS立ち上がり時に1回の計2回ビープ音が鳴動します。筐体が故障の場合はどちらかあるいは両方のビープ音が鳴りませんので、筐体故障の判別をしていただけます。
運用と管理
QNAP NASでシステムメンテナンスのスケジュールを設定するには、QTSの管理インターフェースを使用します。まず、管理者としてログインし、「Control Panel(コントロールパネル)」に移動します。次に、「System」セクションの「Maintenance」を選択し、「Scheduled Tasks」オプションをクリックします。ここでは、定期的なバックアップ、ファームウェアの更新、ディスクチェックなどをスケジュールすることができます。たとえば、ディスクのスキャンを毎週の特定の時間に自動で実行するように設定することができます。また、定期的なバージョンアップデートを自動で適用するオプションを有効にすることも可能です。メンテナンス作業のスケジュールは、業務時間外に実行されるように設定することが推奨され、システムのダウンタイムを最小限に抑えることができます。
QNAP NASにおける定期的なファームウェア更新は非常に重要です。ファームウェアは、NASのハードウェアとソフトウェアを結びつける基盤となるものであり、セキュリティの強化、バグ修正、新機能の追加、パフォーマンスの改善などを含んでいます。特にセキュリティ更新は、ランサムウェアやその他のマルウェアからの攻撃を防ぐために欠かせません。脆弱性が発見された場合、早急にアップデートを行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。また、ファームウェアの更新により、NASが新しい技術やアプリケーションに対応できるようになります。そのため、QNAPでは自動更新機能を提供しており、定期的に更新を適用することで、常に最新の状態を維持できます。
QNAP NASでは、ログイン履歴を管理するために、「QuLog Center」アプリがあります。「アクセスログ」では、ユーザーがログインした日時やIPアドレスなどが記録されます。
ハードウェア障害を予防するためのメンテナンス方法としては、以下の対策が重要です。まず、RAID構成を利用することで、ディスク故障時のデータ損失を防ぐことができます。QNAPでは、RAID 1(ミラーリング)やRAID 5(パリティ)などの冗長構成を推奨しています。次に、定期的なディスクの健康診断を実施することが重要です。QTSの「Storage & Snapshots」セクションから、ディスクのS.M.A.R.T.ステータスや温度を監視できます。異常があれば早期に対応し、必要な場合はディスクの交換を行います。また、冷却システムのチェックも必要です。適切な空調が確保されていない場合、熱がこもり、ハードウェア故障のリスクが高まります。定期的なファームウェアの更新も、ハードウェアの最適な動作を維持するために欠かせません。
リモートオフィスでのNASの運用事例として、社員が自宅や他の拠点からファイルにアクセスし、共同作業を行う場合を挙げます。例えば、QNAPの「myQNAPcloud」サービスを活用することで、インターネット経由で簡単にNASにアクセスでき、リモートワークの環境を整えることができます。さらに、VPN(仮想プライベートネットワーク)接続を使用して、セキュアにNASに接続することができます。NASに保存されたファイルは、オフィス外でもいつでもアクセス可能となり、チームでのデータ共有やバックアップが円滑に行えます。また、QNAPの「Hybrid Backup Sync」を活用して、複数拠点間でのバックアップや同期も自動化することができます。これにより、リモートオフィスでの作業効率が向上し、データ保護の強化にもつながります。Qsyncを用いて自宅のPCと社内のNASを同期する方法もあります。
長時間運用するNASの温度管理は、ハードウェアの故障を防ぐために重要です。QNAP NASには、温度監視機能が組み込まれており、「Control Panel」の「Hardware」セクションから現在の温度を確認することができます。さらに、NAS本体に搭載された冷却ファンを適切に運用することで、内部温度を管理します。NASが高温になる前に警告を出す設定を行い、温度が高すぎる場合はファンの回転速度を自動的に調整することもできます。また、NASが設置されている部屋の温度管理も重要です。エアコンや換気扇を使用して、NAS周辺の温度が過度に上昇しないようにすることが推奨されます。定期的に冷却システムやファンの状態を確認し、ホコリがたまっていないかチェックすることも重要です。
QNAP NASでは、電力消費を削減するためのいくつかの設定を行うことができます。まず、NASの「Control Panel」にある「Power Management」セクションで、省電力モードを有効にすることができます。これにより、アイドル時にシステムの消費電力が削減され、ディスクも自動的にスリープモードに移行します。また、ハードディスクの自動スリープ機能を設定することで、使用していないディスクが自動的に停止し、電力消費を減少させることができます。さらに、スケジュール機能を活用して、使用しない時間帯にNASの電源を切ることができるため、電力の節約が可能です。NASのバックアップやメンテナンス作業は、業務時間外にスケジュールすることで、無駄な電力消費を抑えることができます。
定期的に監査ログを確認するには、QNAPの「Control Panel」内の「System Logs」セクションにアクセスします。ここでは、システムの状態やログイン、ファイルアクセス、エラー発生時の記録など、あらゆる操作が記録されています。監査ログを定期的に確認することで、不正アクセスやシステムの異常を早期に発見することができます。また、監査ログはフィルタリングや検索機能を使って、特定のユーザーやイベントに絞り込むことができます。ログの確認はセキュリティ維持のために欠かせない作業であり、企業のセキュリティポリシーに基づいて定期的に実施することが推奨されます。さらに、ログのバックアップを取っておくことも重要です。
システムリソースを効率的に配分するためには、QNAP NASの「Resource Monitor」機能を活用します。このツールを使用すると、CPU、メモリ、ディスク容量などのリソースの使用状況をリアルタイムで監視できます。リソースが過剰に使用されている場合、使用中のアプリケーションやサービスを調整して、リソースを効率的に分配することができます。また、仮想化環境やコンテナ技術を使用して、リソースをより細かく管理することができます。例えば、仮想マシンやコンテナに割り当てるメモリやCPUを設定することで、全体的なパフォーマンスを最適化できます。さらに、アプリケーションやサービスを適切に停止または無効にすることで、システムの負荷を減らすことができます。
社内セキュリティポリシーに基づくNAS設定例として、以下の項目が挙げられます。まず、ユーザーアクセス管理を厳格に行い、アクセス権限を最小限に制限します。「Control Panel」の「Privilege Settings」で、ユーザーごとにアクセス権限を細かく設定し、不必要な共有フォルダやファイルへのアクセスを制限します。次に、強力なパスワードポリシーを設定し、定期的にパスワードを変更するようにします。また、二段階認証(2FA)を有効にして、セキュリティを強化します。さらに、NASへの外部アクセスにはVPNを使用し、安全な接続を確保します。定期的に監査ログを確認し、不正アクセスの兆候を早期に検出することも重要です。これらの設定を行うことで、企業のセキュリティポリシーに適合したNAS環境を構築できます。
一般論で言いますと、かつてのサーバーは室温が低いほど良いとされていましたが、昨今はSDGsの観点から動作温度を見直しているサーバーも増えているようです。QNAP NASの動作温度範囲は基本的にはタワー型でもラックマウント型でも0℃~40℃です(一部例外あり)。そのため一般的な空調を24時間入れていただければ問題ありません。冷房を切ってしまうと季節によっては40℃を超える場合がありますので、避けていただければと思います。
QNAP NAS では、ネットワークが DHCP をサポートしている場合、「DHCP 経由で IP アドレス設定を自動設定する」を選択すると、NASはIPアドレスとネットワーク設定を自動的に取得します。
DHCP が使えない環境では、次の手順で固定IPアドレスを設定できます。
1. コントロールパネルを選択します。
2. ネットワークを選択します。
3. 固定 IP アドレスを入力します。
4. [適用] ボタンをクリックします。
DHCP が使えない環境では、次の手順で固定IPアドレスを設定できます。
1. コントロールパネルを選択します。
2. ネットワークを選択します。
3. 固定 IP アドレスを入力します。
4. [適用] ボタンをクリックします。
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