製品の概要
SW1046Aは、2系統のネットワークまたはRS-232シリアル回線を物理レイヤー(Layer 1)で切り替えるDB9 A/Bスイッチです。
リレーによる完全物理切替方式を採用し、プロトコルや通信速度に依存せず、安全かつ確実な回線切替を実現します。
EthernetおよびRS-232によるリモート制御に対応し、監視・自動切替(フェイルオーバー)機能も搭載しています。
主な特長
レイヤー1(物理層)でDB9回線をA/B確実に切替
共通ポート(C)をAまたはBに接続する物理切替方式。データ形式やプロトコルに依存せず、回線の冗長化や切り分け用途に適します。
Ethernet経由で遠隔制御(Web/Telnet/SNMP)
ネットワークインターフェースを搭載し、WebブラウザやTelnet、SNMPで切替操作・状態監視が可能。運用の省力化に貢献します。
RS-232コマンド制御/コンソール監視に対応
RS-232コンソールポートからコマンドで切替操作が可能。設定変更や状態確認など、シリアル端末からの保守・監視に対応します。
前面ボタン長押しで誤切替を抑制
前面のA/Bプッシュボタンは約1秒の長押しで切替。誤操作リスクを低減し、現場での確実な運用を支援します。
ドライコンタクト入力で外部機器と連動切替
背面の6極端子台により、外部のドライ接点入力でA/B切替が可能。制御装置やスイッチと連動した運用に適します。
自動フェイルオーバー+通知(SNMPトラップ/Syslog)
PING監視を用いた自動切替(フェイルオーバー/自動復帰)に対応。切替や異常をSNMPトラップまたはSyslogで通知できます。
利用シーン例
回線の冗長化(プライマリ/バックアップ切替)
通常系(B)と予備系(A)を用意し、共通ポート(C)を切替。障害時の迂回や復旧時の戻しをシンプルに実現します。
遠隔地設備の回線切替・状態監視
Ethernet経由で切替操作と状態確認が可能。現地作業を最小化し、運用の省力化・迅速化に貢献します。
制御装置・産業機器のRS-232回線切替
RS-232を含むDB9配線を物理層で切替。保守系/運用系の切替や、予備機への迂回などに適します。
外部ドライ接点で装置と連動した自動/手動切替
端子台のドライコンタクト入力でA/B切替が可能。外部スイッチや制御機器の接点出力と連動できます。
切り分け用途(経路・機器の問題判定)
A/Bを切り替えて症状の再現性を確認。配線・機器・経路のどこに問題があるかを効率的に切り分けできます。
切替イベント通知(SNMPトラップ/Syslog)
切替やエラーなどのイベントを監視システムへ通知。運用監視との連携により、状況把握と対応を迅速化します。
よくある質問(FAQ)
注意事項
- 本製品はDB9インターフェースによるレイヤー1(物理層)のA/B切替スイッチです。信号の分配や同時通信を行うハブ/スイッチ用途には対応していません。
- COMMON(共通)ポートに接続されるのはAまたはBのいずれか一方のみです。2系統を同時に接続・通信することはできません。
- 切替操作は前面プッシュボタン(約1秒の長押し)、背面端子台のドライコンタクト入力、RS-232、またはEthernet経由(Web/Telnet/SNMP)で行います。
- 本製品は非ラッチリレー方式を採用しており、電源が遮断された場合は自動的にポートA側へ復帰します。電源復旧後も新たな切替指示があるまでA接続状態を維持します。
- Ethernetポートは管理・制御専用(10BASE-T)です。A/B切替される信号経路とは独立しており、通信回線の中継や分配用途には使用できません。
- 本製品は回線を物理的に切り替える構造のため、切替動作中は一時的に通信が遮断されます。重要な通信や業務影響のあるタイミングでの切替は避けてください。
- 背面のドライコンタクト入力を使用する場合、接点および配線を含む抵抗値は100Ω以下としてください。条件を満たさない場合、正常に切替が行われないことがあります。
- 本製品の分解・改造・修理は行わないでください。故障や異常が発生した場合は、販売店またはサポート窓口へお問い合わせください。


