QNAPではじめる、スマート映像監視・防犯システム|IPカメラ×NVRでできることを解説
公開日:2026.10.23 更新日:2026.10.23 閲覧数 34 (月間34)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

店舗・事務所の防犯対策に監視カメラは有効な手段ですが、初めての導入では何を揃えればよいか分からない場合もあるでしょう。

カメラの種類、録画機器、ネットワーク、保存容量と、調べるべき項目が増えて、どこから手を付けるべきか迷いやすい点が課題です。

現代の監視カメラシステムは「IPカメラ」と「NVR(ネットワークビデオレコーダー)」の構成が基本です。

この2つの機器の役割を押さえると、全体像が見えやすくなり、そのために導入するべき機器を選びやすくなります。

この記事では、初めてNVRを導入する企業の担当者に向けて、IPカメラ+NVRで実現できること、導入前に決めておきたいポイント、導入までの流れを順に解説します。

目次

そもそも「IPカメラ+NVR」とは何か?

まず監視カメラシステムを構成するIPカメラとNVRについて、下記のポイントに分けて解説します。

  • IPカメラとは
  • NVRとは

それぞれ具体的に見ていきましょう。

IPカメラとは

IPカメラは、撮影した映像をデジタルデータに変換し、ネットワーク経由で送信する機能を持つカメラです。

パソコンやスマートフォンと同じようにIPアドレスを持ち、LANに接続して使います。

従来のアナログカメラは、同軸ケーブルで専用レコーダーにつなぐ方式で映像を送信していました。

一方、IPカメラはLANケーブルで接続でき、既存の店舗や事務所のネットワーク環境を活用できます。

導入する機器がPoE(LANケーブル経由の給電)に対応した機器である場合は、電源ケーブルも不要であるため、シンプルな配線での設置が可能です。

配線がシンプルであることは、カメラを追加するときにもメリットとなります。

ネットワークへの接続と登録を行えば台数を増やしていけるため、専用のケーブルを追加で発注する、何本ものケーブルを這わせるなどの手間はありません。

また、映像がデジタルのまま転送されることも強みです。

高解像度で撮影された映像が扱えるため、車のナンバーや人の顔など、細部を確認しやすい映像を撮影できます。

NVRとは

NVR(Network Video Recorder)は、IPカメラから送られてくる映像を受信し、録画・保存・管理をする機器です。

監視カメラの録画機器としてはDVR(Digital Video Recorder)も使われます。

DVRは基本的にはアナログカメラと同軸ケーブルで直接接続するのが一般的であるのに対し、NVRはネットワーク経由でIPカメラの映像データを受信するという点が決定的な違いです。

なお、DVRにもIPカメラに対応した製品があるため、実際の対応方式は機種ごとに確認が必要です。

QNAP NVRは、基本的な録画・管理機能に加えて、AIによる映像分析やクラウドとの連携までを一台に統合しています。

単に映像を残すだけでなく、「映像を活用する」部分までを見据えた設計です。

IPカメラ×QNAP NVRで実現できる3つのこと

IPカメラとQNAP NVRで実現できる運用について、以下の3つに分けて解説します。

  • リアルタイム監視と外出先からの確認
  • 異常の自動検知と通知
  • 過去の映像の検索・確認

それぞれ具体的に見ていきましょう。

①リアルタイム監視と外出先からの確認

IPカメラとQNAP NVRの組み合わせにより、パソコンやスマートフォンから店舗や事務所の映像をリアルタイムで確認できます。

たとえば店舗閉店後の様子が気になったとき、出張先から現場を見たいときも、その場で映像を呼び出せます。

複数の事務所・事業所がある場合などでも、各拠点の映像を一つの画面にまとめて表示できます。

拠点ごとにシステムを切り替える手間がなく、一括で管理できるため、管理担当者の負担を抑えられます。

②異常の自動検知と通知

QNAP NVRには、画面内の人の動きを捉えるモーション検知や、カメラの接続が途切れたことを知らせるオフライン検知などの機能があります。

異常を検知すると、メールやプッシュ通知で担当者へ連絡する機能があるものもあります。

異常検知と通知の仕組みがあることにより、担当者が常時モニターの前で映像を見張っている必要はありません。

防犯や監視に割ける人員が限られた現場でも、「何かあったときにすぐ気づける」体制を作りやすいといえます。

③過去の映像の検索・確認

トラブルが起きたとき、録画映像から該当の場面を探す作業は意外と時間がかかります。

NVRなら、日時とカメラを指定するだけで「いつ・どこで・何が起きたか」をすぐに呼び出せます。

さらにAIによる検索機能を使えば、人物や車両の特徴を条件にして映像を絞り込むこともできます。

トラブル発生時の証拠映像の確認のためにIPカメラを導入する企業は多いですが、それだけにとどまらず、技術的には来店客の動線の把握など、店舗運営への活用も可能です。

導入前に決めておきたい3つのポイント

IPカメラとNVRを導入する前に検討しておくべきポイントについて、以下の点に分けて解説します。

  • どこに・何台のカメラを設置するか
  • 何日分の映像を残しておきたいか
  • 将来的な拡張性も見据えて機種を選ぶ

それぞれ具体的に見ていきましょう。

①どこに・何台のカメラを設置するか

まず最初に検討するべきポイントは、監視するべき場所とそれを元にしたカメラの台数の洗い出しです。

店舗や事務所、駐車場など全体を漠然と映そうとすると台数が際限なく膨らみます。

優先順位を付けて、人の出入りが多い出入り口、勝手口、レジ周り、バックヤードや金庫などが重点的に映るよう配置を検討するのがよいでしょう。

「何を防ぎたいか」「何を確認できれば十分か」から逆算すると、必要な台数の見当が付きます。

②何日分の映像を残しておきたいか

次に、録画した映像の保持日数も、事前に決めておきたいポイントです。

一般的な防犯用途では、2〜4週間程度を目安とすることが多いといえます。

保持日数は直接映像を記録するNVRのストレージ量に影響するため、導入コストとも関わる部分です。

なんらかのトラブルが発生し、その発覚が遅れても遡れる期間を、自社の業務サイクルに合わせて考えてみてください。

③将来的な拡張性も見据えて機種を選ぶ

導入後に拠点が増えることや、監視対象となる場所へ設置するカメラが増えることは珍しくありません。

最初からストレージ量に余裕のある機種を選んでおけば、買い替えの手間を避けられます。

QNAP NVRには、ベイ数(ディスクを搭載できる数)や対応チャンネル数(接続できるカメラの数)の異なる複数のモデルがあります。

小規模な店舗から複数台を運用する事業所まで、規模に応じて機種を選定するとよいでしょう。

各モデルの詳細な仕様は、公式情報で確認しておくと安心です。

導入までの流れを5ステップで解説

ここからは、IPカメラ+NVRの導入の流れを5ステップで解説していきます。

  • STEP1|必要台数・設置場所の洗い出し
  • STEP2|カメラ・NVR機種の選定
  • STEP3|設置・配線
  • STEP4|初期設定
  • STEP5|運用開始

それぞれ具体的に見ていきましょう。

STEP1|必要台数・設置場所の洗い出し

事前に整理した内容をもとに、設置場所と台数を決めます。

あわせて、店舗・事務所の図面や写真を使って、カメラの向きや映したい範囲もメモしておくと、後の工程がスムーズです。

STEP2|カメラ・NVR機種の選定

台数、画質、保持日数から必要な容量を見積もり、それに合うNVRを選びます。

カメラはNVRとの対応状況を確認したうえで、設置環境(屋内・屋外、明るさなど)に合うものを選定しましょう。

STEP3|設置・配線

カメラを設置し、ネットワークにつなぎます。

このとき、PoE対応スイッチを使えば、LANケーブル1本で電源供給と映像伝送を兼ねられます。

電源工事や電源タップ設置場所の確保が不要になり、設置場所の自由度も高まります。

STEP4|初期設定

NVRにカメラを登録し、録画スケジュールを設定します。

常時録画にするか、動きを検知したときだけ録画するかによって、ストレージの消費量が変わります。

業務時間帯と夜間とで設定を分けるといった運用も可能です。

通知を受け取る担当者のメールアドレスなども、この段階で設定しておくと安心です。

STEP5|運用開始

設定が完了したら、運用開始です。

設置したカメラが想定どおり映像を正しく映しているか、録画が問題なく保存されているか、異常発生時、たとえばカメラの接続が切れたときなどに、設定通り通知が届くかを確認して運用を始めます。

まとめ

監視カメラシステムの基本は、映像を送るIPカメラと、録画・管理を担うNVRの組み合わせで構成します。

QNAP NVRなら、リアルタイム監視、異常の自動検知と通知、過去映像の検索などの機能を一台で運用できます。

人手をかけにくい現場でも運用しやすい点が、大きな利点です。

導入前には、設置場所と台数、録画の保持日数、将来の拡張性の3点を整理しておきましょう。

この3点が固まれば、機種選びで迷うことは少なくなります。

初めての導入で不安があれば、まず自社の現場で「何を守りたいか」を書き出すところから始めてみてください。

そこから台数や容量の見積もりができれば、導入への道筋も具体的になります。

QNAPは台湾のネットワーク機器専業メーカーで、世界28カ国で展開するグローバル企業です。IT機器の専門商社で、QNAPの正規代理店でもあるテックウインドは、豊富なノウハウを基に的確なモデル・構成のご提案をいたします。

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