主な特長
6入力6出力のHDMIマトリックス切替に対応
6系統のHDMI入力を6系統のHDMI出力へ自由にルーティングできるマトリックススイッチャーです。 各出力に異なる映像を個別配信できるため、会議室、教育施設、ショールーム、サイネージなど複数表示先を持つAV環境に適しています。
4K/60Hz 4:4:4対応の高精細HDMI信号を切替
HDMI 2.0準拠で、4K/60Hz 4:4:4、Deep Color、3D、HDCP 2.2に対応。 細かな文字や高精細な映像も高品位に扱えるため、プレゼン資料表示から高画質コンテンツ配信まで幅広い用途で活用できます。
音声ブレイクアウェイ対応で柔軟な音声ルーティング
HDMI映像とは独立して、埋め込みデジタル音声のみを任意の出力へ切り替え可能です。 映像はディスプレイへ、音声は別系統のAV機器へ送るといった柔軟なシステム構成を実現し、運用自由度を高めます。
ARC対応で出力側の音声もマトリックス制御
ARC(Audio Return Channel)対応により、接続先ディスプレイから戻る音声信号を入力側へルーティング可能です。 テレビやディスプレイ側の音声をAVアンプや音響システムへ戻したい構成でも、柔軟に対応できます。
EDID管理とHDCP設定で安定した接続を支援
入力ごとのEDIDコピーやデフォルトEDID適用に対応し、接続先に応じた安定した映像出力を支援します。 さらにHDCP設定も管理できるため、ソース機器や表示機器が混在する環境でも導入・保守を行いやすい設計です。
Web UI・RS-232・前面操作に対応し運用も容易
前面パネル操作に加え、Ethernet経由のWeb UI、RS-232、Protocol 3000コマンドによる制御に対応。 設定変更、切替操作、ファームウェア更新まで柔軟に行えるため、常設AV設備の運用や保守にも適しています。
構成例

代表的な活用シーン
大会議室・役員会議室
複数のノートPC、会議用PC、Blu-rayプレーヤーを6台の大型ディスプレイやプロジェクターへ自在に切替。 発表者や会議内容に応じて表示先を柔軟に変更できるため、常設AV設備の中核マトリックスとして最適です。
ショールーム・製品デモスペース
複数の製品映像やデモコンテンツを各展示ディスプレイへ個別配信。 展示テーマや来場者導線に合わせて表示内容を柔軟に変更できるため、製品比較や販促演出を効率的に行えます。
教育機関・研修施設
講師PC、教材映像、録画機器を複数の教室モニターやプロジェクターへ切替配信。 教室ごとに異なる教材を表示したい場合や、同時配信を行う研修施設でも柔軟な映像運用を実現します。
商業施設・デジタルサイネージ
バックヤードに集約したSTBやメディアプレーヤーから、売場や受付の複数ディスプレイへ映像を自由配信。 エリアごとに異なる訴求映像を表示できるため、販促演出や案内表示の柔軟な運用に適しています。
ホテル・宴会場
操作卓やAVラックから、会場内の複数スクリーン・プロジェクターへ映像を自在に振り分け可能。 レイアウト変更が多い宴会場やイベントスペースでも、柔軟で安定した映像システムを構築できます。
ハイエンドホームシアター
複数の再生機器をテレビ、プロジェクター、AVアンプへ柔軟に切替。 ARCによる音声戻しにも対応するため、複数ゾーンの映像・音響を統合した高品質なホームAV環境を構築できます。
よくある質問(FAQ)
注意事項
- 4K/60Hz 4:4:4およびHDCP 2.2環境で安定動作させるため、18Gbps対応の高品質HDMIケーブルの使用を推奨します。長距離配線や分配器・変換器を含む構成では、信号品質やHDCP認証への影響を事前に確認してください。
- HDCP 2.2 / 1.4コンテンツを表示する場合は、ソース機器、VS-66H2、本体経由の中継機器、表示機器のすべてが同じ著作権保護規格に対応している必要があります。非対応機器が混在すると映像が表示されない場合があります。
- ARC機能を利用する場合は、接続先ディスプレイがARC対応であり、ディスプレイ側のARC設定が有効になっていることをご確認ください。接続機器によってはHDMI端子ごとにARC対応ポートが限定されている場合があります。
- Ethernet制御時の初期IPアドレスは192.168.1.39です。DHCP環境では自動取得にも対応しますが、既存ネットワークへ接続する際はIP重複を避けるため事前にアドレス設計を行うことを推奨します。
- EDID設定を変更した場合、接続先ディスプレイやソース機器によっては再認識まで数秒かかる場合があります。解像度変更や表示不良が発生した際は、EDIDの再コピーや接続機器の再起動をお試しください。
- Web UI、RS-232、前面パネルの複数経路から同時に制御を行う場合、運用ルールを統一しないと意図しない切替状態になる場合があります。常設AV設備では制御系統を事前に整理することを推奨します。
- 本製品は屋内専用です。高温多湿、直射日光、粉塵の多い場所を避け、通気を確保した環境で設置してください。ラック設置時は周囲温度、電源容量、放熱条件にもご注意ください。
- 記載の仕様・機能は、ファームウェア更新やメーカー仕様変更により変更される場合があります。導入前に最新のユーザーマニュアルおよびメーカー情報をご確認ください。