日本外語教育会様

関連メーカー:Lenovo

https://midream.ac.jp/

取材日:2024年10月15日
業界:教育

ミッドリーム日本語学校は東京都新宿区にあり、1985年創立の日本語学校です。日本国内の大学等に進学を希望する外国人留学生を対象に日本語教育を行っており、「主体的に学ぶ」という姿勢を育成することを教育目標として掲げています。
本校は「日本社会に適合し、活躍できる人材を育成する」ことをミッションとし、日々教育に励んでいます。

動作の安定性が格段に上がって、スペックも上がり、
インターフェイスも使いやすいです。
充電の持ちも非常にいいです。

取材協力

一般社団法人日本外語教育会
ミッドリーム日本語学校 校長
山田貴彦 様

導入前の課題

  • 紙のテストの場合、翌週のテスト返却となり、学生の学習意欲は下がっているので、テストの復習が面倒に感じてしまう。
  • 紙のテストの場合、先生がテストの採点を行っていたので、かなりの時間を割く必要があった。
  • eラーニング導入前は、テスト結果や学習の進捗状況、出席率などがバラバラに保管されていて、学生も先生も体系的に見られなかった。

導入後の効果

  • テスト採点が瞬時にできるので、テストの直後に学生へのフィードバックができるようになり、成績が向上し、教育効果も上がった。
  • 先生は、宿題の採点作業が減った分、教材を作ったり、授業の準備ができたりと、教師本来の業務に注力できるようになった。
  • 学生は、自分のテスト結果、学習の進捗状況や出席率などの学習カルテをいつでも自分で見られるようになっていて、自立学習の促進に役立っている。

ICT教育推進の一環で導入したタブレットの品質に悩まされていた

― なぜLenovo製タブレットの導入が必要だったのですか?

当校はGIGAスクール構想の一環としてeラーニングを進めていく方針を掲げ、近年ICT教育に力を入れてきました。一般の小中高向けのeラーニングソフトはいくつかあるのですが、日本語教育での利用には不向きな点もあり、自分たちに特化したものを開発する事になりました。他校との差別化、そして、教育の充実化という両輪で、当校独自のeラーニングシステムを開発しております。そのシステムを使って、授業だけでなく、自宅学習や課題、試験なども行おうとすると、どうしても端末が必要になります。学生個人のスマートフォンなどのデバイスを利用すると、教育の内容にブレが出たり、一部の端末では動かないといった不具合が発生したりする可能性があるため、学校で統一のタブレット端末を全校生徒に一斉配布しようということになりました。

eラーニングのアプリ開発に際して、iPadとAndroidのどちらのOSにするか迷いましたが、アプリ開発の利便性や端末の金額、iPadはOSのカスタマイズができない点などを考え、Android OSを選択しました。その上で、今までは当校のロゴを入れたオーダーメイドのタブレットを使用していました。ただ既製品に比べると動作が不安定で、故障した時の修理が面倒でした。そのため別のメーカーに乗り換えて、オリジナルタブレットを制作しましたが、同じようにうまくいきませんでした。ある程度、弊社側の要望でカスタマイズできてうれしい部分はあったのですが、費用対効果に見合うものではなかったので、安定的に供給してくれるメーカーの製品のほうが良いということになりました。タブレットで実現したいことや予算感をテックウインドさんに相談したところ、Lenovoのタブレットをご紹介いただき、試しに数台購入して問題なく使えましたので、それに決定しました。

ミッドリーム日本語学校エントランス

動作の安定性と操作性、スペックと価格のバランス、安定的な供給がポイント

― さまざまな製品がある中でなぜ「Lenovo製タブレット」の導入を決定されたのでしょうか?

今まで使用していたタブレットよりも明らかに動作が安定していて、操作性が優れていたので、文句なしでLenovoにしようということになりました。スペックと価格のバランスも良く、大量購入にあたって安定的な供給が見込めたことも重要なポイントでした。

Lenovo製タブレットは故障することもほとんどない

― 「Lenovo製タブレット」の導入環境を教えてください。

全生徒に1年間で400名ほどに配付しています。2学年で800台ほどになります。

― 「Lenovo製タブレット」の優れていると思った点は何ですか?

Lenovo製タブレットは、以前のものよりも動作の安定性が高いです。故障することもほとんどありません。前の2機種は故障も多かったですし、テスト中にフリーズすることもありましたが、Lenovoではそういう事がほぼなくなりました。

― どのように運用されていますか?

自宅学習教材や課題の配信、定期試験の実施、授業などに使用しています。授業中の利用としては、辞書機能や調べものなどで使っています。以前は自分たちのスマホを使っていたのですが、そうすると、友達からメッセージが来くると、授業に集中できなくなることが多々ありましたが、タブレットを使うようになって、スマホを触る機会が減って、授業に集中できるようになったと思います。
また、最近、電子黒板を導入したので、授業に電子黒板とタブレットを使った双方向でのやり取りを取り入れ始めました。

語学はある程度、量をこなす必要があり、そのためには宿題を増やす必要があります。でもそれは同時に採点の量も増えることになり、先生にとっては負担となります。これもeラーニングシステムで自動採点とすることで採点の事を気にせずに増やすことができています。

ミッドリーム日本語学校外観

動作の不安定さや故障時の対応の面倒さから開放れICT教育がより進んだ

― 「Lenovo製タブレット」を導入してどんな効果がありましたか?

オーダーメイドのタブレットを使用していた時は、動作が不安定で、故障した時の修理が面倒でしが、Lenovoのタブレットにして、動作の安定性が格段に上がって、スペックも上がり、インターフェイスも使いやすいです。充電の持ちも非常にいいです。以前のタブレットですと、2、3日放置すると使えなくなってしまうこともありましたが、そういったこともありません。

市販のeラーニングソフトはそれぞれの機能に特化したものが多いのですが、当社のシステムは、出席率などの学生管理システムや宿題・テストの採点機能などと統合されているので、成績判定もある程度自動で行えるようになっています。以前は、先生がテストの採点を行っていたので、かなりの時間を割く必要がありましたが、今は、宿題の採点作業が減った分、教材を作ったり、授業の準備ができたりと、教師本来の業務に注力できるようになっています。

宿題やテストの採点を自動でできるようになると、先生の負担軽減だけでなく、テスト採点が瞬時にできるので、テストの直後に学生へのフィードバックができるようになり、成績が向上し、教育効果も上がりました。テストは、早く採点してできるだけ早く返せたほうが良いと言われています。即時フィードバックが効果的なのは、テストが終わった瞬間が学生にとって一番学習に対するモチベーションが高い状態だからです。これは、紙のテストでは絶対不可能なことです。紙のテストの場合、翌週のテスト返却となり、学生の学習意欲は下がっているので、テストの復習が面倒に感じてしまいます。今はそれとは雲泥の差です。

学生は、自分のテスト結果、学習の進捗状況や出席率などの学習カルテをいつでも自分で見られるようになっていて、自立学習の促進に役立っています。あと何日出席すると出席率が何%になるという計算機能もあり、自分で計算できるようになっています。出席率が出願条件になる学校もありますので、例えば出席率が90%になるために自分はあと何回出席しないといけないかを自分で考えられるようになっています。こういう自己管理が自立学習のスタートになります。成績の推移もグラフ化されていて分かりやすいので、先生もそれを見て、学生一人一人にきめ細かな指導ができるようになっています。eラーニング導入前は、テスト結果や学習の進捗状況、出席率などがバラバラに保管されていて、学生も先生も体系的に見られなかったのですが、今は学生カルテにすべて集約されているので、経過も分かりますし、今までの先生がどう指導してきたかの指導記録も一目で分かるようになっています。

日本語学校は、今まで入国管理局が管理していましたが、今年から文部科学省の管轄になりました。文部科学省は、自立学習の促進をカリキュラムの一つとして推し進めています。自立学習の促進のためには、いろいろな仕掛けづくりが必要になりますが、その一つにICT教育が大事になっています。そういう観点からもタブレットの利用は今後ますます重要になっていきます。

山田貴彦さま

タッチペンなどのツールを有効活用して双方向授業を拡大していきたい

― 今後メーカー(またはテックウインド)に期待することはありますか?

テックウインドさんには、いつも当校の教育環境などに合わせた適切な製品を紹介・提案してもらえていて、助かっています。今後も同じような対応を期待しています。

― どのように使っていきたいですか?

電子黒板を使って双方向の授業を行うにはタッチペンを使ったタブレットの活用が欠かせなくなっていきます。例えば、グループ毎にある政策のメリット、デメリットを議論させるといった授業をするときに、現状ではグループ毎に紙に書いてもらって、先生がそれを見ながら、集約したものを黒板に書いていくというスタイルですが、タッチペンがあれば、そのままタブレットに書かせて、それをシェアできるようになります。タッチペンなどのツールを有効に活用して、双方向授業をさらに拡大させていければと考えています。

導入製品

タブレット・モバイル

Tab M10 HD(2nd Gen) × 630台

家族で使いやすいエンターテイメント向け10.1型Android タブレット

製品詳細を見る

タブレット・スマートフォンの事例

保育園でCLIDEタブレットの導入-昼寝チェックの正確性が向上

保育事業では、数多くの保育書類が存在し、それをきちんと管理することが義務付けられている。それを全て紙で管理することは非常に大変である。そこで、確実に記録を保存、管理するために少しでもシステムの力を借りて効率化できるところは効率化して、残業のない、保育士にとって働きやすい職場作りを目指し、ICT化を進めていった。その延長線上にタブレットの導入があった。

詳細はこちら

CLIEDを導入したユーザー16社の声をご紹介

2016.09.15

商品を実際に購入されたお客様の感想をレポートしていただきました。

詳細はこちら

中学校でCLIDEタブレットの導入-生徒の情報活用スキルが向上

2016.10.03

情報教育に力を入れ、タブレット活用による教育効果や運用課題について研究を進める同校。保護者負担で新入生4クラス150名にタブレット1人1台を実現するため、まず設定したのが「キーボード付き液晶保護カバーのほか、キッティングやソフトウェアのライセンス費用まで含め5万円以下」という厳しい条件であった。更に、家庭のPCとの親和性を考えWindows OSのタブレットを検討することに。

詳細はこちら

商品見本をタブレットにすることで接客の質が向上-CLIDE導入事例

2015.03.10

CLIDEタブレットは性能、価格、デザインの全てにおいて秀でていた。評価機で実際に試した際もサクサク動き、店舗使用にも馴染むデザインだった。全店舗での導入ということで、出来るだけ低コストのタブレットを検討していたが、価格も満足できるものだった。テックウインドのスタッフの皆様も親身に相談に乗って下さり、必然的にCLIDEが採用となった。

詳細はこちら

パートナー事例 株式会社ライトビー様

2015.02.25

CLIDEタブレットを選んだ決め手は、魅力的な価格だった。この品質・スペックで、この価格は素晴らしく、コストパフォーマンスが大変優れていた。サポート体制もしっかりしていて、故障した場合も素早く対応していただけた。何より担当営業さんがとても頼りになり、安心してCLIDEタブレットに決めることができた。

詳細はこちら

CLIDE導入事例 株式会社穴吹コミュニティ様

2014.12.15

穴吹コミュニティーは、入居者様専用のインターネットサービス「さーぱすねっと」を提供している。このサービスには、専用タブレットや無線LANアクセスポイントも付いているので、入居したその日からインターネットを利用できるようになっている。この専用端末としてCLIDEが採用された。その理由とご利用状況について担当者様に詳しい話をうかがった。

詳細はこちら

学習塾のCLIDEタブレット導入事例-入塾面談の質が向上

2014.05.09

福島県を中心に県内外をあわせ、まもなく100教室となる同塾。求められているものが徐々に高くなる中で、個人塾の集合体の教室群ではなく、どの教室でも高いレベルを維持していくことが課題となっていた。特に入塾の面談時に先生一人ひとりがそれぞれの内容での面談をするのではなく、ベスト学院全体として統一された内容を伝えたいということで、どの教室でも同じ説明資料が入ったCLIDEタブレットを利用することになった。

詳細はこちら

最新事例

PC周辺機器 液晶ディスプレイ

スムーズな授業進行や双方向授業の促進を実現したアイリスオーヤマ電子黒板導入事例

2024.12.23

学生の今後のためにICT教育をさらに推進していく必要があった日本外語教育会様。ICT教育推進の一環で電子黒板の導入することになり、機能と使いやすさの点で一番優れていたアイリスオーヤマ製の電子黒板の導入が決定。パソコン操作が苦手な先生もスムーズに操作できるUIの良さで活用も進み、双方向授業の実現につながり、学習効果の向上にも寄与した。

詳細はこちら

タブレット・スマートフォン Androidタブレット

優れた安定性と操作性により教育効果の向上や業務効率化を促進したLenovoタブレット導入事例

2024.12.23

紙での運用による様々な課題があった日本外語教育会様。ペーパーレス化などITC教育推進のためオーダーメイドタブレットを導入。しかし、不安定さや故障時の対応等、費用対効果に見合わなかった。当社からLenovoを提案し、安定性や操作性等が評価されLenovoタブレットの導入を決定。端末の品質起因による悩みが解消し、先生の負担軽減や生徒の学習効果向上といったICT教育をより推進できるように。

詳細はこちら

チェア・デスク ゲーミングチェア NITROシリーズ

AKRacingゲーミングチェア導入事例 ジパングアウトソーシング株式会社様

2024.12.13

弊社スタッフ達はとにかく机に向かっている時間が長い。弊社サービスは人がすべてなので、やはり社員の体調が心配です。「自分の家のベッドや布団で寝る時間の次にオフィスのイスに座っている時間が長い」と考えると体への負担が少ないものを使いたくなり、チェアを買い替えることにしました。AKRacingは長時間座っていても身体が痛くなることもなく、結果、集中力が持続する時間が長くなったような気もします。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) Thunderbolt NAS

Thunderbolt 4によるデータの高速転送でストレスを解消したNAS事例

2024.09.10

沢田ビル様はDASやオンラインストレージの速度と容量の問題を解決するため、QNAP NASを導入。転送速度が飛躍的に向上し、作業効率が大幅に改善されました。NASの柔軟な容量拡張やスマートフォンからのリモートアクセス機能も高く評価され、セキュリティ面でも安心して活用されています。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) 中小企業向けNAS

動画変換とフォルダ振り分けを自動化したQNAP NAS事例

2024.08.15

元々、QNAP NASをお使いだった京都先端科学大学様。授業の動画配布までの時間をより早くするために、TS-464-8Gを導入していただきました。NASに動画をコピーすると自動でトランスコーディングとフォルダ振り分け、クラウドへのアップロードを行うように設定して活用いただいています。結果として、動画配布の時間に追われるストレスが減り、学生のための時間を増やすことができました。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) 中小企業向けNAS

電子帳簿保存法に対応するためにNASを導入した事例

2024.05.08

電帳法の対応のために柔軟性を考えてファイルサーバーでの運用を検討していた清川株式会社様。NASに保存したPDFやOfficeファイルの内容をキーワード検索できるQsirchに魅力を感じQNAP製NASを導入していただきました。実際の運用でQNAP製NASのパフォーマンスにも満足いただいています。結果として、大きな負担がかかっていた経理の業務が分散され、全体的な業務の効率化を実現。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) オールフラッシュNAS

SSD搭載&10GbE対応NASで動画データを高速転送できるようになったQNAP NAS事例

2024.05.02

動画編集のデータが大きいため、外付けHDDへの保存やデータの編集に大きなボトルネックがあり作業効率を上げたいという課題を持っていたMouth Ear King様。SSDを搭載し、かつ10GbE対応で高速なデータ転送を実現したAXELBOXを導入。結果としてクリエーターが感動するほどの転送スピードになり、作業効率が大幅に改善しました。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) 中小企業向けNAS

初期設定サービスを利用することで初めてのNAS導入をスムーズに実現

2024.04.24

外出先での資料の閲覧に課題があり、良い方法を探していもたい設備工業様。そんな中でインターネットでQNAP製NASを見つけ、電話窓口で不明点が解消でき、初期設定サービスを利用することで初めてのNAS導入をスムーズに実現。結果として、現場に持参する書類が半分以下になり、見積書の共有も可能になったことで、業務効率が大幅に改善されました。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) 中小企業向けNAS ミドルレンジ

OCRの全文検索により電帳法に対応できるようになったQNAP NAS事例

2024.01.23

請求書や領収書などのデータを1ヶ所に保存できるように運用できるか不安だった足柄リハビリテーションサービス様。電帳法対応に関する広告記事やウェビナーで不安を払拭していただくことができ、導入後は、パソコンに詳しくない各現場の職員でも抵抗感なく手軽に1ヶ所に保存できるようになりました。セキュリティに関しても効果を感じていただいています。

詳細はこちら

NAS(Network Attached Storage) 中小企業向けNAS ミドルレンジ

Google Cloudでのデータ管理からNASでのデータ管理に移行し効率化を実現した事例

2023.12.11

Google Cloudでのデータ管理から他の方法を検討する中でNASという存在を知ったAJ UNITEDチャンネルのA様。QNAPは管理画面やマニュアルが日本語で、セットアップもしやすいとのことで採用。データのアップロード・ダウンロードの容易さや、データ共有による作業効率のアップなどの効果を感じていただいています。

詳細はこちら

ビジネスに必要なIT機器の導入をサポートいたします

お問い合わせ・相談する