

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。
気づけばこんな身近なところにも!
かつては珍しくて目を引いていたデジタルディスプレイによる広告や案内表示ですが、近年は意識することがないほどさまざまな場所で活用されるようになり、気づけば通い慣れた通勤中の道すがらや、度々足を運んでいる公共機関、商業施設など、ごく身近な生活圏内でも、あらゆるところにデジタルサイネージが導入されており、あらためて驚かされるケースも多くなっています。
デジタルサイネージという言葉が耳慣れない方でも、どのようなものかを知り、意識して暮らしてみれば、社会におけるその存在感が高まっていることが、たちまち理解されるでしょう。
デジタルサイネージは、ディスプレイなどの電子画面機器を用い、静止画や動画など各種情報コンテンツを発信するデジタル看板のことで、ごく小型のものから大型ビジョンまでサイズも豊富、単純なコンテンツ再生タイプはもちろん、双方向型の高機能なタイプまで種類も多様にあり、高い視認性とリアルタイム性などで、従来の媒体にはない効果を発揮し、さまざまな用途で活用されるようになっているものです。
今回は、この急速に広がるデジタルサイネージについて、国内における市場規模の観点からみていくこととしましょう。
わずか3年で倍増、東京五輪も機に大きく拡大
デジタルサイネージの市場は、配信に必要となる各種ディスプレイやシステムの販売、システム構築と設置・施工、運用中ユーザーに向けたコンテンツの制作・配信サービス、デジタルサイネージ専用の広告ビジネスといった部門からなっています。
株式会社矢野経済研究所が2017年に発表した市場調査によると、2016年度のデジタルサイネージ国内市場規模は1,487億7,500万円で、前年度比116.2%の成長となっていました。翌2017年度は、初期費用の低価格化などから導入の裾野を広げ、120.3%増の1,789億2,000万円規模が見込まれました。
コミュニケーションツールとしても進化したデジタルサイネージは、訪日外国人向け対応でも評価され、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックなどを契機としてさらに市場が活性化するとみられ、都内を中心とした設置台数も増加、2020年度には3,361億7,000万円規模に達するだろうと予測されています。
わずか3年で倍増となる急成長市場とみられており、五輪後においても、観光用途などでの地方における設置・活用が増加基調となって、引き続き市場の成長を下支えするとみられているのです。
こうした市場の見方は、調査方式の異なる他のリサーチ会社でも同様で、株式会社富士キメラ総研による最新の調査結果からも確認することができます。こちらの調査では、2016年の国内デジタルサイネージ市場が、前年比で110.6%の成長になる約1,341億円規模と報告されました。
ディスプレイなどのハード製造やシステム構築などにかかる分野、コンテンツ制作・配信サービスの分野、広告ビジネス分野のいずれも安定した成長を続ける予想で、2025年には2.8倍の3,708億円規模まで伸びると分析しています。
ハードやシステム構築など、基礎インフラにかかる分野は、一定の普及を遂げた段階から成長が鈍化する見通しですが、コンテンツの制作や配信、広告ビジネスなどは、アナログから移行した市場のニーズに応え、順調な拡大を続けていく余地と可能性が十分にあるとして、市場全体での安定成長が期待されているのです。
低価格化で一般小売や企業における設置が加速
冒頭で見かける機会も増えたことに言及しましたが、分野別市場動向のハード分野に関連して、現在どれほどのデジタルサイネージが台数として設置、導入されているのでしょうか。
2017年の富士キメラ総研調査によると、2016年におけるデジタルサイネージ向けディスプレイの活用台数としては、小売店舗・商業施設が最も多い約4万台、次いで交通機関が約2.2万台、一般企業の約2万台などとなっています。その他店舗や外食店舗、金融機関、レジャー・アミューズメント施設もこれらに続き、1万台を超える値に伸びてきていました。
小売店舗・商業施設は、ごく小規模な個人経営のものまで含めると、もともと非常に数の多いものですから、機器の低価格化やソリューションサービスの充実など、導入ハードルが低下することで、さらに台数を伸ばしてきていると考えられます。
再開発や訪日外国人の増加に着目した魅力ある環境整備、観光立国としての地方創生などで、交通機関への導入も目立っています。こうしたインフラ設備としての有用性が認められることで、さらに他部門のサービスへも導入の波が広がる可能性は高く、まだ開拓されていない領域での台数の伸び、新規購入による成長も見込まれます。
一般企業の導入台数も多く、オフィス環境への浸透も確認されました。生産性を高めるリアルタイムでの情報共有など、業種業態を問わず、活用可能性が広いと考えられ、デバイスとして機能を高めたサイネージも増えてきていますから、シーンや業務フローにあわせた多様な機器の導入が、新規に加え追加としても進んでいくと期待されるでしょう。
活況かつ有望なデジタルサイネージ市場
いかがでしたか。今回の分析を通じ、急速な成長市場として活況を呈しているデジタルサイネージの現在が見えてきたのではないかと思います。今後も次世代移動通信システム5Gを活用した配信など、先端技術を生かしたサービスの充実化により、さらに大きな魅力と可能性を秘めた存在になるであろうデジタルサイネージは、情報化社会のインフラとして成長を続けることでしょう。
最適な情報を最適なタイミングで届けられ、しかも高い視認性と豊かな世界観の表現可能性を確保することができるデジタルサイネージの有用性はいまや疑いのないものであり、さらに熱視線を集めるところとなっています。
まとめ
まだ限定的な導入にとどまっている方も、まだ導入対応自体が進んでいない方も、デジタルサイネージを活用しない手はありません。ビジネスや諸活動のさらなる発展に飛躍的な寄与をもたらすデジタルサイネージの運用、有効活用を、ぜひ検討してみてください。
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