デジタルサイネージの耐久性はどれくらい?
公開日:2018.09.04 更新日:2022.06.24 閲覧数 22,898 (月間81)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

(画像はイメージです)

ディスプレイの耐用年数

デジタルサイネージの耐久性は、多くの場合ディスプレイの耐用年数に準じます。ディスプレイの不具合は、画面の明るさが落ちてくることで発見されます。パネルのバックライトが経年劣化し、新品と比べると明るさが5割程度に落ち込むことが多いようです。

暗い場所や、室内であれば、それほど影響はありませんが、屋外の利用で、特に太陽が差し込むといった環境では、ディスプレイの視認性が大変悪くなります。高輝度のバックパネルを持つディスプレイ機器は、性能も良く、その分価格的には高価になります。

デジタルサイネージは、スタンドアローンのものであれば、法定耐用年数が3年に設定されますが、実際は倍近い寿命で設計されています。壁に埋め込むタイプの本格的なサイネージになると法定耐用年数も20年近くになり、設備機器も業務用のものが利用されます。

防塵、耐衝撃

ディスプレイの表面温度が上昇し、耐熱温度を超えるとブラックアウトが起こります。屋外用のサイネージは対応ができていますが、屋内用のサイネージでは対応できていないことがあるので、注意が必要です。

冷房がないところで、直射日光にさらされるとブラックアウトが発生します。業務用の設備では、空冷システムによって、直射日光による液晶の温度上昇を防ぐ機能を搭載し、ブラックアウトを防いでいます。

外部からの衝撃への対応に対しては、アルミフレームを利用し、外部からの腐食に対応するとともに、強化ガラスや保護パネルを設備することで、デジタルサイネージの耐衝撃機能を強化しています。

防水・防滴・防雨

水に対する対応については、防水、防滴・防雨という言葉が使われています。防水の表記があれば、強めの雨にも対応し、下や横からの雨に対しても強くなっています。防滴・防雨の表示は上からの雨へ対応します。IP55という表示があれば必要十分な機能と考えて良いでしょう。

IEC(国際電気標準化会議)やJIS(日本工業規格)では、電気機器内への異物の侵入への規格を設定しており、人の多いところでの埃の侵入などを防ぐレベルがわかるようになっています。

ディスプレイ以外の設備機器

ディスプレイ部を除くと、故障や劣化が起こるのは、STBなどのコンピューターの部分と接続の端子です。なかでも、STB(セットトップボックス)は、コンピューターなので、調子が悪くなっても、その原因が簡単にはつかめません。

保証期間中であれば、交換なども考えられますが、保証期間を過ぎている場合は、安価な機器なので、新品に取り換えた方が良い場合もあります。いずれにしても、コンピューターの世界は進歩が早いので、2~3年で古くなると思った方が間違いありません。

変化するサイネージ技術

ここまではスタンドアローン型のデジタルサイネージを中心に整理しましたが、大型、あるいはネットワーク型のデジタルサイネージは、業務用を前提に設計されています。約5万時間の寿命を持つディスプレイなら、24時間連続運転でも5年以上運転が可能です。

しかし、ディスプレイやネットワーク技術、コンピューター技術は日進月歩です。5年経過すれば、かなり陳腐化が進んでいます。機能的には動作していても、周辺の設備から陳腐化が進んでいるようであれば、リニューアルを考えた方が良いかもしれません。

現代の映像技術は、バーチャルリアリティーや立体映像、多彩なサラウンドシステムを生み出しています。デジタルサイネージも、この変化の中に存在し、新たな用途が生まれてくる可能性を秘めています。

まとめ

デジタルサイネージにはメンテナンスが重要です。日頃のメンテナンスを行っていれば、故障や不具合の発生を未然に防ぐことができます。メンテナンスのポイントをおさえつつ、広告効果の高いデジタルサイネージを導入してみてはいかがでしょうか。

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