広告に使われる!デジタルサイネージ
公開日:2018.09.04 更新日:2022.06.24 閲覧数 20,836 (月間56)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

※本コラムはデジタルサイネージを紹介した記事となり、弊社で導入・施工したものではございません。

2017アジア広告祭ブロンズ賞

デジタルサイネージは広告との連携や、デジタルならではの仕組みを利用したプロモーションに活用されています。今回はデジタルサイネージの実例を中心に紹介します。

2017年2月に、東京メトロ新宿駅構内のデジタルサイネージで展開された、資生堂「MAJOLICA MUSIUM」が、同9月にシンガポールで開催された広告音楽賞の祭典「SPICS ASIA2017」のデジタルビルボード部門でブロンズ賞を受けました。

「かわいさ」を演出する、資生堂のセルフメークアップブランド「マジョリカ マジョルカ」の告知を狙った、デジタルサイネージ「MAJOLICA MUSIUM」は、3Dトリック画像を活用し、目の錯覚を利用した映像で、新宿駅東口の9本の柱、計35面の側面に「かわいい」の魔法を演出しました。

画面に現れる手紙を開くと、QRコードが現れ、占いコーナーに誘導するなど、実際に立ち寄った人だけが楽しめる、イベントなども用意されています。最後にYouTubeの映像をリンクしますのでご覧になってください。

広告媒体としてのサイネージ運営

デジタルサイネージを広告媒体として位置づけ、駅貼りポスターなどと同様に活用しているのが、鉄道各社です。

東京駅には、京葉通路の柱に設置した65インチ、10面のサイネージをはじめ、東京中央通路電照シート、丸の内南北通路、丸の内地下通路、地下連絡通路に、JR東日本が運営するJ・ADビジョンが、広告メディアとして設置されています。

ちなみに京葉通路のデジタルサイネージの料金は、6分ごとに15秒のコンテンツを1ヶ月放映すると、媒体料金は21万円になります。JRだけでなく、私鉄各社もデジタルサイネージを有効な広告媒体として位置づけています。

これまでの、駅貼りポスターに対して、CMS(コンテンツマネージメントシステム)で集中管理ができるので、人件費面でも合理化が進んでいます。

インバウンドで活躍するタッチパネルサイネージ

デジタルサイネージは、一方通行で情報を訴求するだけでなく、タッチパネルを利用して、2020年に開催する東京オリンピックで、多言語案内や広告、情報提供などで、多方面で活用されることが期待されています。

総務省では、懇談会を設置し、平常時の観光案内や、多言語対応に加えて、緊急災害時の誘導など、社会インフラとしてのデジタルサイネージの重要性を指摘し、普及に努めており、その実用化のスピードが急激に加速するものと考えられています。

センサーを活用した広告例

海外では、デジタルサイネージとセンサーを活用し、ホームに設置したデジタルサイネージのコンテンツに登場する女性の髪が、電車が到着すると、風でなびくギミックを活用した広告展開を化粧品会社が試みています。ちょっとウィットがあって、目立つ広告に仕上がっています。

デジタルサイネージは実用面的な用途から、イメージ訴求の広告的な用途など、幅広い用途に使われます。

TVや雑誌、インターネット、スマホなどとの連動によって、より強くターゲットに訴求します。また、QRコードや、サンプリング、ゲームなどとの連携で、よりインパクトが強く、購買行程に密着した展開も可能です。

都市空間を彩る

広告的なアプローチをする場合は、人のたくさん集まるところを中心に展開します。駅や空港、都市の商店街や商業施設、イベント会場などが、絶好のスポットになります。また、複数の端末や大型、マルチ画面でインパクトのある訴求を行います。

渋谷ヒカリエは渋谷駅の再開発に伴って誕生したショッピングビルです。円形の吹き抜け空間であるアーバンコア」に17mの大型LEDディスプレイを3台配置し、空間とディスプレイが独特の空気感を演出しています。

まとめ

様々な広告の活用方法を見てきました。ただ画像を表示するだけのデジタルサイネージ以外の方法も増えており、より人の目を惹くようになってきています。これを気にデジタルサイネージの広告を考えてみるのもよいかもしれません。

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