主な特長
4K/30Hz対応のHDMI延長
最大3840×2160@30Hzに対応。EDIDパススルーで表示互換性を確保。
CATxで最長100m
既設のCAT5e/6/7で延長（デュアル表示時はケーブル2本）。スイッチ経由で最大200mの構成も可能（本製品1セット接続時）。
USB 2.0トランスペアレント
キーボード/マウス等のHIDやUSBストレージを延長。
双方向オーディオ＋RS-232
ライン入出力とマイク/スピーカー、RS-232（115200bps固定）をサポート。
ローカル監視が可能
送信機（TX）にHDMIローカル出力を搭載し、分配器なしで現地モニタ表示。
OS非依存・金属筐体
現場環境での安定運用に配慮した設計。
想定用途・導入効果
- サーバールーム・工場・管制室など、PCを離れた場所から安全に操作
- 現場のノイズや粉塵からPCを隔離し、運用寿命・保守性を向上
- 1台で映像＋USB HID/記憶装置＋アナログ音声＋RS-232を延長し、配線・設置を簡素化
ラインアップ（CATx／HDMI）
KVXLCH-100（シングルヘッド）
1本のCATxケーブルで、PC～操作卓間のHDMI映像（最大4K@30Hz）とUSB2.0、RS-232、アナログ音声を最長100mまで延長できるシングルディスプレイ向けKVMエクステンダです。
KVXLCH-200（デュアルヘッド）
デュアルディスプレイ環境に最適化したCATx延長KVM。4K@30HzのHDMI×2系統をUSB2.0、RS-232、アナログ音声とともに最長100m延長します。
2タイプの違い（KVXLCH-100、KVXLCH-200）
| 項目 | KVXLCH-100（シングルヘッド） | KVXLCH-200（デュアルヘッド） | 差異ポイント/補足 |
|---|---|---|---|
| 対応画面数 | 1画面 | 2画面 | 運用の同時表示要件に応じて選択 |
| 映像系統（TX→RX） | HDMI ×1（最大4K@30） | HDMI ×2（最大4K@30×2） | 200は二系統を同時延長 |
| TX側ローカル出力 | HDMI ×1 | HDMI ×2 | 現地モニタでの同時監視数が異なる |
| リンクポート（RJ-45） | 1ポート | 2ポート | 200は帯域確保のためリンク2系統 |
| 必要CATx本数 | 1本 | 2本（デュアル表示時） | 施工本数と配線設計に影響 |
| 想定シーン | 単画面の監視・操作、配線を最小化した延長 | デュアル画面の監視卓/制作・検査GUIの二画面運用 | 用途での使い分け |
※上記以外（4K@30対応、USB2.0/RS-232/アナログ音声の同時延長、最長100m（CATx）など）は基本仕様として共通です。
ご利用上の注意
共通
- 本製品は「1対1」の延長構成を前提としています（分岐・多重接続は不可）。
- 最大延長はCATxで100m。ケーブル品質・配線経路・ノイズ環境により短くなる場合があります。
- 表示端子の変換アダプタ使用は非推奨です（変換が必要な場合は事前検証を推奨）。
- RS-232は115200bps固定です。接続機器側の設定をご確認ください。
- 電源はTX/RXとも付属の5V/2Aアダプタをご使用ください（USB給電や他社アダプタは不可）。
- 接続手順：すべてのケーブルを正しく配線 → 最後に電源投入。不具合時は短尺・良質ケーブルで切り分けを行ってください。
KVXLCH-100（シングルヘッド）
- スイッチ中継による延長は「1台中継・1セットのみ接続」構成に限り最大200mまで可。現場条件により結果が変わるため、導入前評価を推奨します。
KVXLCH-200（デュアルヘッド）
- デュアル表示時はCATxケーブルを2本使用し、所定のRJ-45ポート（上↔上／下↔下）を対応させて配線してください。
- シングル表示で使用する場合は“下側ポート”を使用してください（マウス・キーボード・オーディオ等の信号は下側で通信）。
- 100m超やスイッチ多段カスケードでの延長は不可。長距離は光ファイバモデルのご検討を推奨します。
よくある質問（FAQ）
KVXLCH-200をご選択ください。リンクはRJ-45×2を使用し、CATxケーブルは2本必要です。
スイッチを1台経由した構成で最大200mまで延長可能（本製品1セット接続時）。さらに長距離は光ファイバモデル（SFP使用）で最長30kmまで対応します。
USB2.0トランスペアレントでHIDやバーコードリーダー、タッチパネル、ストレージ等を延長可能です。
送信機側にHDMIローカル出力を搭載し、分配器なしでTX側モニタに同時表示できます。
