SW1041A ― CAT5e / CAT6 対応 A/Bスイッチ(遠隔操作機能付き)

CAT5e/CAT6対応の2入力1出力A/B切替で回線冗長化。
10/100/1G/10G対応、Web・SNMP・RS-232/接点で遠隔切替、停電でも接続維持、100万回試験済。

メーカー型番
SW1041A
TEKWIND型番
BLA-SW1041A
JAN/UPC
0822088118183
SW1041A ― CAT5e / CAT6 対応 A/Bスイッチ(遠隔操作機能付き)の主な特長
  • スイッチポートは最大10Gbpsまでのデータレート、フォーマット、プロトコルに対して透過的です
  • シリアルリモート制御に対応しており、RS-232通信ライン経由のコマンドで切り替え可能
  • Ethernet経由のリモート制御に対応し、ネットワーク上のコマンドで切り替え可能
  • プッシュボタンによる手動スイッチポート切替に対応
  • 電源が遮断または取り外されても接続状態を保持
  • SNMPコマンドによるA/Bスイッチの切替に対応
  • リモートTelnetアクセスに対応

製品の特長

SW1041Aは、RJ45(CAT6)配線のC(共通)ポートをA/Bどちらかへ物理的に切り替えるレイヤー1(L1)A/Bスイッチです。ラッチングリレー方式のため、電源断でも接続状態を保持します。前面ボタンに加え、乾接点・RS-232・Ethernet(Web/Telnet/SNMP)での遠隔制御に対応し、PING監視による自動フェイルオーバーにも対応します。

主な特長

  レイヤー1 A/B切替(C→A/B)

RJ45(CAT6)配線を物理的に切替。プロトコルに依存せず、ネットワーク系統の切替・冗長化をシンプルに実現します。

  ラッチングリレーで停電時も維持

ラッチング方式を採用。電源断・電源取り外し時でも、切替前の接続状態を保持し運用を止めません。

  10Gまで透過(フォーマット非依存)

10/100/1000/10G Ethernetに対応。データレートや信号フォーマットに影響を与えず透過します。

  多彩な操作:乾接点・RS-232・Web/SNMP

前面ボタンに加え、乾接点・RS-232・Ethernet(Web/Telnet/SNMP)で遠隔制御。現場/遠隔どちらにも対応します。

  PING監視の自動フェイルオーバー

指定IPへのPING応答を監視し、障害時に自動で回線を切替。復帰方式も設定でき、冗長運用を強化します。

  高耐久100万回切替試験済

100万回の切替耐久テストをクリア。常設運用や切替頻度の高い用途でも安心して導入できます。

利用シーン例

  回線冗長化(主回線⇄予備回線)

ルーター/FWのWAN側などで、主回線障害時に予備回線へ物理的に切替。PING監視による自動フェイルオーバー運用にも対応します。

  保守・検証時のネットワーク切替

既存ネットワークと検証ネットワークをA/Bに割り当て、機器の接続先を即時に切替。作業後の切戻しもスムーズです。

  遠隔拠点の復旧(遠隔切替)

現地に行けない拠点でも、Web/Telnet/SNMPやRS-232で切替操作が可能。乾接点入力による外部制御にも対応します。

制御・監視方法

1.手動(前面ボタン)

誤操作防止のため、約1秒長押しで切替します。

2.乾接点(背面端子台)

  • A入力(Pin1)またはB入力(Pin3)をGND(Pin2)へ約100ms以上短絡で切替
  • 入力をGNDへ保持すると、他の制御(前面/RS-232/Ethernet)を無効化して固定も可能
  • 乾接点+配線の抵抗は100Ω以下推奨

3.RS-232(DB9)

9600/8/N/1固定。端末や制御ソフトからコマンドで切替・状態確認が可能です。

4.Ethernet(RJ45:管理ポート)

  • Web/Telnet/SNMPで切替・状態監視
  • SNMPトラップ/Syslog通知、管理者IP制限、各インターフェースの有効/無効やパスワード設定に対応
  • 注意:NETWORKポートは10BASE-Tのみ

自動切替(フェイルオーバー/リカバリー)

Ethernet管理機能を用い、A/Bを以下の思想で自動切替できます。

  • 通常:B(C→B)/フェイルオーバー:A(C→A)
  • 監視方式:指定IPへPING(ICMP Echo)を送信し、失敗が続くとAへ切替
  • 自動復帰:PING成功が続いたらBへ戻す設定も可能(フラッピング防止の注意あり)
  • 監視間隔/失敗回数/復帰判定回数などのパラメータは設定可能(例:間隔0.1〜25.5秒、カウント1〜255)

導入時のポイント・注意事項

  • Ethernet管理を使う場合、NETWORKポート接続前にRS-232でIP/サブネット/ゲートウェイを設定してください(初期値がネットワークに影響する可能性があるため)。
  • 乾接点入力を固定(GNDへ保持)すると、他の制御系を無効化します。運用ルール(ロック用途/緊急固定用途など)を決めてください。
  • 自動復帰を使う場合、監視のためにEthernet管理ポートをネットワークへ接続し続けるなど、フラッピング防止に留意してください。

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製品仕様 SPEC

対応データレート
10/100/1000/10G Ethernet(透過)
スイッチポート
A/B/C:RJ45(CAT6)×3
管理インターフェース
Ethernet(RJ45)×1(10BASE-T)、RS-232(DB9F)×1
外部I/O
端子台(乾接点入力/ステータス出力)×1
乾接点入力
外部乾接点(配線含め100Ω以下推奨)
ステータスリレー定格
30VDC / 1A(抵抗負荷)
切替耐久
1,000,000回
電源
AC100–240V(ACアダプタ)→ DC12V
動作環境
0〜40℃、湿度95%(結露なし)
外形寸法 / 重量
約6.4×15.9×20.6cm / 約1.8kg(電源含む)

法令関連

電気用品安全(PSE)
PSE対応
電波法(TELEC認証)
対象外
RoHS対応
RoHS対応