製品の概要
NBSALL8MGR は、19インチラックマウント対応(1U)のレイヤー1ネットワークバックアップスイッチです。
8系統のRJ-45回線(全8ピン対応)を、COMMONポートからA/Bいずれかの系統へ完全に物理切替します。
高信頼性のラッチングリレー方式を採用しており、電源断時でも接続状態を保持。
10/100/1000BASE-T環境に対応し、ネットワークの冗長化、回線切替、フェイルオーバー用途に最適です。
さらに、Ethernet管理機能を搭載し、Web / SNMP / Telnet / RS-232による遠隔制御・監視が可能です。
主な特長
レイヤー1(物理層)でRJ-45回線をA/B確実に切替(全8ピン対応)
COMMONポート(C)をAまたはBへ物理的に接続する方式。10/100/1000BASE-T環境で、冗長化・回線切替・切り分け用途に適します。
ラッチングリレー採用で電源断時も接続状態を保持
ラッチング機構により、選択されたA/B接続を維持。停電や電源停止時でも接続状態が変わりにくく、運用リスクを低減します。
Ethernet経由で遠隔制御(Web/Telnet/SNMP)
ネットワーク管理機能を搭載し、遠隔から切替操作・状態監視が可能。運用の省力化や監視の自動化に貢献します。
RS-232コンソールで設定・制御・状態確認に対応
シリアルコンソールからコマンドで切替や各種設定が可能。ネットワーク導入前の初期設定や保守作業にも便利です。
PING監視による自動フェイルオーバー/自動復帰に対応
監視先へのICMP応答を基に、正常系/バックアップ系を自動切替。回線断検知から切替までを自動化できます。
1U 19インチラック対応+デイジーチェーン(GANG)で拡張
1Uラックマウントで省スペースに設置可能。GANG IN/OUTにより複数台を連結し、システムとして一括切替・管理が行えます。
利用シーン例
回線の冗長化(プライマリ/バックアップ切替)
通常系(B)と予備系(A)を用意し、COMMONポート(C)を物理切替。障害時の迂回や復旧時の戻しをシンプルに実現します。
遠隔地設備の回線切替・状態監視
Web/Telnet/SNMPによる遠隔制御に対応。現地作業を最小化し、運用の省力化と迅速な切替対応に貢献します。
WAN/ルータ経路のフェイルオーバー(PING監視)
監視先IPへのPING応答を基に自動切替(フェイルオーバー/自動復帰)を構成可能。回線断時の切替を自動化できます。
複数ラックの一括切替(GANGデイジーチェーン)
GANG IN/OUTで複数台を連結し、ラック単位/システム単位で一括切替。拡張構成でも統一した運用が可能です。
切り分け用途(経路・機器の問題判定)
A/Bを切り替えて症状の再現性を確認。配線・機器・経路のどこに問題があるかを効率的に切り分けできます。
切替・障害イベントの通知連携(SNMPトラップ/Syslog)
切替や監視イベントを通知して監視システムと連携。障害検知から対応までの時間短縮に役立ちます。
よくある質問(FAQ)
注意事項
- 本製品はRJ-45インターフェースによるレイヤー1(物理層)のA/B切替スイッチです。信号の学習・分配・同時通信を行うハブやL2/L3スイッチ用途には対応していません。
- COMMON(共通)ポートに接続される回線はAまたはBのいずれか一方のみです。複数回線への同時接続や並列通信は行えません。
- 切替操作は前面操作(キー有効時)、RS-232コマンド、またはEthernet経由(Web/Telnet/SNMP)で行います。運用に応じて適切な切替方法を選択してください。
- 本製品はラッチングリレー方式を採用しています。電源が遮断された場合でも、直前の接続状態(A/B)を保持します。
- Ethernetポートは管理・制御専用(10BASE-T)です。A/B切替される信号経路とは独立しており、通信回線の中継や分配用途には使用できません。
- 本製品は回線を物理的に切り替える構造のため、切替動作中は一時的に通信が遮断されます。重要な通信や業務影響のあるタイミングでの切替は避けてください。
- 自動フェイルオーバー機能を使用する場合は、事前にIPアドレスや監視条件の設定を正しく行ってください。設定内容によっては意図しない切替が発生することがあります。
- 本製品の分解・改造・修理は行わないでください。故障や異常が発生した場合は、販売店またはサポート窓口へお問い合わせください。
