製品の概要
LPS500A-MM-LC-R3は、10/100/1000BASE-T(RJ45)と1000BASE-X(マルチモードファイバー)を相互変換する、PoE給電対応のギガビット・メディアコンバーターです。
IEEE 802.3af/at準拠のPoE PSE機能を搭載し、IPカメラや無線LANアクセスポイントなどのPoEデバイスへ最大30Wの給電が可能です。
銅線と光ファイバーを組み合わせた長距離ネットワーク構築を、電源工事不要でシンプルに実現します。
主な特長
RJ-45(10/100/1000)⇔ 光(1000BASE-X)をギガビットでメディア変換
10/100/1000BASE-T(ツイストペア)と1000BASE-X(光ファイバー)を相互変換し、銅線区間と光バックボーンを柔軟に接続できます。
PoE PSE搭載(IEEE 802.3af/at)— 最大30W給電で電源工事を削減
PoE給電によりIPカメラ/無線LANアクセスポイントなどのPD機器へ電力供給が可能。設置場所の自由度向上に貢献します。
リンクフォルトパススルー(LFP)対応で障害検知・切り分けを効率化
片側リンク断を反対側へ伝播し、接続先機器へ障害を通知。遠端障害の気づきを早め、トラブルシュートを支援します。
DIPスイッチでPoE/LFP/転送方式(カットスルー/ノーマル)を切替
運用要件に合わせてPoE ON/OFF、LFP有効/無効、転送モードを簡単に設定。現場設置後の調整もスムーズです。
マルチモードLC光ポート— 最大550mの長距離延長に対応
マルチモードファイバー(LC)でフロア間・棟間などの延長に対応。メタル配線の距離制約を超えたネットワーク構築が可能です。
高信頼設計:ジャンボフレーム対応&壁面設置(Wallmount)対応
カットスルーモードでジャンボフレーム(最大9,216バイト)に対応。壁面設置も可能で、省スペースに導入できます。
利用シーン例
遠隔監視カメラの長距離設置(PoE+光延長)
PoE給電でIPカメラへ電力供給しつつ、光ファイバーで遠隔地まで延長。電源工事が難しい場所でも設置しやすくなります。
フロア間・棟間の無線AP配置(電源工事の削減)
PoE対応アクセスポイントを光バックボーン側へ配置し、RJ-45区間はPoEで給電。配線距離制約を超えたレイアウトが可能です。
工場・倉庫など広域施設のLAN延長(メタル→光変換)
既設のメタルLANを活かしつつ、光ファイバー区間へ変換して長距離伝送。ノイズの多い環境でも安定した接続に役立ちます。
障害の早期把握(LFPでリンク断を伝播)
片側のリンク断を反対側へ通知するLFPにより、遠端の断線や機器停止を検知しやすくし、原因切り分けを効率化します。
光バックボーンへの段階的移行(既存RJ-45資産を活用)
端末側はRJ-45のまま、幹線のみ光へ置き換える構成に最適。段階的な更改でもネットワークを止めずに移行できます。
現場要件に合わせた運用設定(PoE/LFP/転送方式の切替)
DIPスイッチでPoE有効/無効やLFP設定、転送方式を選択可能。設置環境や運用ポリシーに合わせて柔軟に調整できます。
よくある質問(FAQ)
注意事項
- 本製品は10/100/1000BASE-T(RJ-45)と1000BASE-X(光ファイバー)を相互変換するアンマネージド型メディアコンバーターです。VLAN設定やパケット制御、経路制御を行うL2/L3スイッチ用途には対応していません。
- RJ-45ポートはPoE PSE対応の1ポートのみです。複数機器への同時給電やPoE分配用途には使用できません。
- PoE給電はIEEE 802.3af/at準拠のPD機器に限られます。非対応機器を接続した場合、正常に動作しない可能性があります。
- 光ファイバーはマルチモード(LC)専用です。シングルモードファイバーや異なる波長仕様の機器とは接続できません。
- リンクフォルトパススルー(LFP)機能を有効にした場合、片側のリンク断が反対側へ伝播します。ネットワーク設計や監視ポリシーを考慮したうえで設定してください。
- PoE機能やLFP機能、転送方式(カットスルー/ノーマル)はDIPスイッチ設定後にリセット操作が必要です。設定変更時は手順を確認してください。
- 本製品は物理層変換機器のため、切断・再接続や設定変更の際に一時的に通信が遮断されます。業務影響の少ないタイミングで作業を行ってください。
- 本製品の分解・改造・修理は行わないでください。故障や異常が発生した場合は、販売店またはサポート窓口へお問い合わせください。


