製品の特徴
NVIDIA® Quadro RTXTM 5000は、NVIDIA TuringTM GPUアーキテクチャーと16GBのGDDR6 メモリーを搭載したウルトラハイエンドグラフィックスボードです。CUDAコア3072基と16GB の大容量メモリーでレンダリング、ビジュアリゼーションにおいて大規模なデータセットの利用を実現します。また、RT Coreを48 基、Tensor Coreを384 基、搭載しDeep Learningやリアルタイムレイトレーシングにおいて独立したコアを使用します。別売りNVLink ブリッジを利用して2 枚のNVIDIA® Quadro RTXTM 5000を接続することで大規模なレンダリング、AI、仮想現実、ビジュアリゼーションの負荷に対応できます。
RT Core 搭載
新しい専用のハードウェアベースのレイトレーシング技術により、物理的に正確なシャドウ、反射、および屈折を伴うリアルタイムの写真品質、フォトリアリスティックオブジェクト、環境をGPUで初めてリアルタイムにレンダリングできます。リアルタイムのレイトレーシングエンジンは、NVIDIA OptiX、Microsoft DXR、Vulkan APIと連携して、従来のレンダリング手法をはるかに超えたリアルさを提供します。RTコアは、ピクセルにキャストされる少数の光線を使用して、バウンディングボリューム階層(BVH)トラバーサルおよびレイキャスティング関数を高速化します。
高速大容量16GB GDDR6メモリー
Quadro RTXTM 5000は、前世代と比較して50%以上のメモリー帯域幅を提供し、大きなデータセットを扱うレイテンシに影響するアプリケーションを処理するのに適しています。
高度なシェーディング技術
メッシュシェーディングは、計算を高速化して幾何学的に複雑なモデルやシーンを処理し、パフォーマンスを最大2倍向上させるジオメトリパイプラインを提供します。
可変レートシェーディング(VRS)は、シーンの内容、見ている方向、およびモーションに基づいてシェーディングレートを変えることでレンダリングの効率を向上します。可変レートシェーディングは、シェーディングされたピクセルの50%の削減で同様の画質を提供します。
テクスチャ空間シェーディングは、被写界深度やモーションブラーなどのピクセルシェーダのワークロードを改善するためのオブジェクト/テクスチャ空間シェーディングです。テクスチャ空間シェーディングは、重いVRワークロードにシェーディングされたテクセルを再利用することにより、スループットを向上させます。
VirtualLink対応
業界標準に基づき、VirtualLinkは、複数のケーブル(ディスプレイ、USB、電源)を1つの接続に統合することで、セットアップを容易にします。
NVLink対応
2枚のQuadro RTXTM 5000をNVLink に接続して、最大50GB/s(双方向帯域幅)のGPUからGPUへのデータ転送を有効にすることにより、有効なメモリーフットプリントを倍増し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
※ NVLink を利用してパフォーマンスとメモリーを拡張するには、特定のアプリケーションサポートが必要になります。
Tensor Core搭載
NVIDIA TuringTM GPUアーキテクチャーは、INT8と新しいINT4、INT1(バイナリ))の精度モードに加えて、FP16/FP32 マトリックス演算を高速化する強化されたTensor Coreが含まれています。独立した浮動小数点および整数データパスにより、計算とアドレッシングの計算を組み合わせて作業負荷をより効率的に実行できます。