インバウンド観光客の対応がタブレットでよりスムーズに

公開日:2018.12.26 更新日:2022.06.24

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インバウンドってなに？

「インバウンド」という言葉を耳にしたことがあっても、どういう意味なのか分からないという人もいるのではないでしょうか。インバウンドとは英語の「Inbound」からきた言葉で、下記のような意味があります。

【Inbound】
入ってくる、到着する、入庫の、帰航の、本国行きの
（アルクより）

日本では「外国人観光客が日本に訪れる」という意味で使われています。本来の英語の意味合いとは少し変わってきますが、「入ってくる」、「到着する」という言葉から発生した言葉です。また、「日本人が外国旅行のために出国すること」を「アウトバンド」と言います。英語でoutbandはinboundの対義語です。「外国行きの」、「市外に向かう」などの意味があります。最近では訪日外国人のことを「インバウンド客」、「インバウンド観光客」などと呼ぶことが多くなってきました。

インバウンド客にタブレットを貸し出す取り組みが増えている？

タブレットは観光業界やホテル業界でも多く取り入れられていますが、実際にどのような用途で使用されているのか見ていきましょう。

レンタカー利用のインバウンド客にタブレットを貸し出し

日本人であっても車を運転する際には多くの人がタブレットやスマートフォンを使用すると思います。カーナビの代わりになり、必要な情報を調べるのにも便利です。さらにタブレットであれば言語を簡単に設定することができます。例えば、英語、中国語、韓国語に対応したアプリを搭載しておけば、多くの訪日観光客に対応することが可能です。日本人であれば簡単なカーナビの目的地設定も、外国人が日本語で入力するのは難しいものです。しかし、「マップコード」で入力できるようにしておけば、目的地を数字だけで入力することができるので便利です。

また、給油の仕方などを紹介する動画があらかじめタブレットの中に用意されていて、スムーズな車の旅ができる仕組みになっています。日本語でのレンタカーの使用に不安を持っていたインバウンド客もタブレットがあれば問題なく使用することができます。

タブレットで訪日観光客の観光案内をする

海外を旅行した時のことを思い出せば分かるように、文化体験を深く満喫するには母国語での説明が不可欠です。説明がなければ「表面だけを見て」理解出来ていないという結果になってしまいます。日本文化をもっと理解して楽しんでもらうために、相撲や能などの伝統芸能を鑑賞する時にもタブレットの貸し出しが無料で行なわれている場合があります。展示してある資料、その伝統芸能の歴史、鑑賞の作法などを各国語で紹介。正しい知識を前もって頭に入れることで、より楽しむことができます。

病院でもタブレットを使用して外国人をサポート

インバウンド観光客が増えることで、病院を訪れる外国人も年々増えています。その対策のために取り入れたのがタブレットでした。タブレット端末で同時通訳をすることにより正確に病状を確認することができ、効果が高い薬を処方することができるようになりました。同時通訳は24時間対応が可能です。患者が安心できるのはもちろんのこと、病院に勤務する職員の安心感が増しているということです。最近では中国や韓国からの観光客に加えてスペイン語圏の観光客も増えてきていますが、同時通訳の契約言語を増やすだけですぐに対応することができるのがタブレットの良いところです。

まとめ

インバウンド観光客の対応で大活躍のタブレット。同時通訳、観光案内、道案内など幅広く、使用用途が限られません。最近では旅行先で「モノを買う」よりも「コトを楽しむ（体験）」の方が人気になりつつあります。文化体験でもタブレットが活躍することは間違いないでしょう。このようにタブレットはさまざまな目的で使用できます。ぜひ導入してサービス向上を目指しましょう！

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