データ量の増加に対応した新たな発想のHDD
ハイパースケールクラウド、CSP、企業、スマートビデオ監視システムパートナー、NASサプライヤーなどは、データ作成の急激な増加に対応するストレージソリューションを求めています。コスト効率に優れた大規模なデータストレージでは、ハードディスクドライブ(HDD)が引き続き主流になります。HDDは現在および将来にわたって大量のデータを保存するために必要な容量、パフォーマンス、信頼性を提供します。HDDテクノロジーへの投資は、世界的なデータの増加をサポートするために今後も必要不可欠です。
Western Digitalは業界をリードするNANDフラッシュとワールドクラスのHDDを垂直統合することで、OptiNAND™テクノロジーを搭載したフラッシュ拡張ドライブを開発しました。 Western DigitalのHDDは、業界初のテクノロジーであるエネルギーアシスト磁気記録テクノロジー(EAMR)、トリプルアクチュエータ(TSA)、HelioSeal®、そして今回のOptiNANDテクノロジーで面密度の向上を先導してきました。面密度を高めれば、容量を拡大してストレージの課題に対応することができます。
OptiNANDテクノロジー搭載20TB(※1) HDD
OptiNANDは、iNAND®ユニバーサルフラッシュストレージ(Universal Flash Storage:UFS)が組み込まれたフラッシュドライブ(Embedded Flash Drive:EFD)を従来の回転式ディスクメディアと統合し、ファームウェアアルゴリズムとシステムオンチップ(system-on-a-chip:SoC)に革新的な変更を取り入れています。OptiNANDはハイブリッドテクノロジーではありません。iNANDにオフロードされた拡張メタデータを活用した拡張ファームウェアアルゴリズムにより、ドライブがスマートに動作し、1インチあたりのトラック数(TPI)が増えるため、面密度が高まります。
OptiNANDテクノロジーの容量対応機能を最初に実装したUltrastar DC HC560は、CMR記録形式の9ディスクプラットフォーム(2.2TB/プラッター)で20TBの超大容量を実現しています。
備考
- ストレージ容量の単位は、1メガバイト(MB)は100万バイト、1ギガバイト(GB)は1,000 MB(10億バイト)、1テラバイト(TB)は1,000 GB(1兆バイト)、1ペタバイト(PB)は1,000TBです。実際の有効容量は、動作環境により少なくなる場合があります。