概要
高密度と柔軟性を追求した設計
Ultrastar Data102 ハイブリッドストレージプラットフォームは、次世代の分離型ストレージやソフトウェア定義ストレージ(SDS)システムを構成する中核要素です。高い実装密度と、性能とコストのバランスを取るための柔軟性を両立します。
本プラットフォームは、コンパクトかつ効率的なフォームファクターで、最大3.26PB¹のRAWストレージ容量²を提供します。Western DigitalのHelioSeal®ドライブにより、低温動作、静音性、高い信頼性を実現しています。
50年以上にわたるストレージ設計の知見を基盤に
従来の高密度ディスクシェルフでは、隣接するドライブから発生する振動によって性能が低下するケースが多く見られます。また、冷却面でも、空気が複数列のドライブを順に通過することで温度が上昇し、冷却効果が低下するという課題がありました。
当社は、デバイスとプラットフォームを並行して開発する「Silicon to Systems Design」というアプローチにより、デバイス、プラットフォーム、そしてそれらの相互作用を包括的に捉え、これらの課題に対応しています。その代表的な技術がIsoVibe™とArcticFlow™です。
IsoVibeは振動による性能低下を抑制し、ArcticFlowは筐体中央部に冷気を導入することで冷却効率の問題を解消します。これらの技術は長期的な信頼性向上に寄与し、プラットフォーム全体に対する5年間の限定保証を可能にしています。
エンタープライズおよびクラウド向けに設計
本プラットフォームは、高密度な共有HDDストレージを必要とする大規模エンタープライズ、ストレージOEM、クラウドサービスプロバイダー、ならびにリセラー/インテグレーターの厳しい要件に対応します。
Ultrastar Data102 ハイブリッドストレージプラットフォームでは、容量、性能、コストのバランスを考慮しながら、HDDの構成を柔軟に指定することが可能です。
テクノロジー
IsoVibe 特許取得済み振動分離技術
ベースボードに施された精密な切り込みにより、シャーシ内部でドライブをサスペンションのように保持し、伝播する振動から隔離します。これにより、すべてのドライブが高負荷で稼働している状況でも、安定したパフォーマンスを維持できます。
革新的な ArcticFlow サーマルゾーン冷却技術
筐体中央部に冷気を導入することで、従来システムと比べてドライブをより低温かつ均一な温度で動作させます。その結果、ファン回転数の低減、振動の抑制、消費電力の削減、静音性の向上を実現し、最終的には高い信頼性につながります。
Western Digital Resource Manager
GUIベースの管理ツールで、プラットフォームのリアルタイム監視および管理を可能にします。重要な情報を集約表示するダッシュボードを備え、さらにプラットフォーム設定、ヘルスモニタリング、保守作業を行うための各種ビューを提供します。
備考
- テラバイト(TB)は1兆バイト、1 ペタバイト(PB)は1,000TBに相当します。実際にユーザーが使用できる容量は、動作環境などにより少なくなる場合があります。
- Ultrastar Data102 ハイブリッドストレージプラットフォームの総RAW容量は、26TB CMR HDD使用時で1.56PB、32TB SMR HDD使用時で1.92PBです。
- Ultrastar Data102 ハイブリッドストレージプラットフォームは、SAS仕様で必須とされているサードパーティ製デバイスの機能をサポートします。ただし、ベンダー独自仕様のサードパーティ製ドライブ機能については、動作を保証するものではありません。
- 保証の詳細については、以下の製品保証条件をご参照ください。
https://documents.westerndigital.com/content/dam/doc-library/en_us/assets/public/western-digital/collateral/warranty/warranty-western-digital-platform-products.pdf





