22TBでデータセンターの拡張を促進
AI/ML、5Gネットワーク、IoT、コネクテッドカーなどによるデータの爆発的な増加により、データセンターの拡張が進んでいます。HDDのイノベーションにより、こうした大量のデータを収集、保存、分析、保護する機能が生み出されています。大容量のHDDはデータ密度を高めることで、データセンターの拡張と効率化を実現します。
Ultrastar DC HC570 22TB※1データセンター向けHDDはOptiNAND™テクノロジーを搭載し、データ密度を飛躍的に高めています。この22TBのデータセンター向けHDDは、一般的なラック1台で22.44PBの有効容量を実現します※3。この高い体積密度により、特にフットプリントと消費電力に制限のあるデータセンター環境でストレージを最大化できます。
Ultrastar DC HC570は、10ディスクのCMRドライブに業界初のテクノロジーを組み合わせて、データセンターが求めるパフォーマンス、品質、信頼性を提供します。
低消費電力で運用コストを削減
Ultrastar HDDは様々なワークロードに応じて電力を最適化するように作られています。DC HC570では、シーケンシャル読み出し/書き込み、混合ランダム読み出し/書き込みワークロードでの消費電力を低減します。
OptiNANDテクノロジーのメリット
Ultrastar DC HC570はOptiNANDテクノロジーを搭載した第2世代のプラットフォームです。このテクノロジーは、iNAND® Universal Flash Storage(UFS)組み込みフラッシュドライブ(EFD)を従来の回転式ディスクメディアと統合します。
Western Digitalの業界をリードする2.2TB/ディスクの面密度は新しい10ディスクプラットフォームに拡張され、CMR記録形式で22TBの容量を提供します。ディスク数と面密度を高めることで、データストレージの効率性を最大化します。
OptiNANDはクリティカルなメタデータをiNANDにフラッシュできる不揮発性メモリー(NVM)の量を増やすことで、緊急電源オフ(EPO)時のドライブの回復性を向上させます。
ArmorCache™はOptiNANDにより有効になった機能で、書き込みキャッシュ有効(WCE)モードのパフォーマンスと書き込みキャッシュ無効(WCD)モードのデータ保護を組み合わせて、両方のメリットを活用できます。WCEモードで動作しているときは、EPO発生時でもArmorCacheによりDRAMキャッシュが安全に書き込まれ、データが失われないようにします。WCDモードで動作しているときは、EPO発生時でもドライブによりDRAM内のすべてのユーザーデータが安全に書き込まれ、WCEと同等のパフォーマンスで動作します。現在、パフォーマンスとデータ保護はWCEモードとWCDモードの両方で同等になりました。
大量のデータに対応できる確かな信頼性と品質
Ultrastar DC HC570は、250万時間のMTBF※2(予測)と5年間の製品保証により、モダンデータセンターの信頼性要件を満たしています。高負荷のアプリケーションワークロード向けにパフォーマンスが最適化され、年間最大550TBのワークロードを処理できます。この製品は、データを不正使用から保護するセキュリティオプションと暗号化オプションを備えています(SEDモデルを含む)。
信頼性の高いWestern DigitalおよびUltrastar DC HC570ハードディスクドライブならデータセンターで最大級の容量と価値を活用できます。
備考
- 1GB = 10億バイト、1TB = 1兆バイト。実際の有効容量は、動作環境により少なくなる場合があります。
- 予測値。最終的なMTBFおよびAFRの仕様はサンプル母集団に基づき、ワークロード220TB/年、デバイス温度40Cで、一般的な動作条件の下、統計的測定と加速アルゴリズムによって推定されます。MTBFとAFRのディレーティングは、これらの母数を超えて、年間最大550TBの書き込みと60Cのドライブ温度で実行されます。MTBFおよびAFR率は個々のドライブの信頼性を予測するものではありません
- 構成:42U、10x 4U JBOD、102ドライブ/シャーシ