製品の特長
- コンポーザブルで共有可能なハイパフォーマンスストレージ
- データセンターのどこからでもデータにアクセス
- リソースのオーバープロビジョニングを低減することで設備投資と運用コストを節約
- 既存のデータセンターオーケストレーションフレームワークを通じて管理可能
- 利用されていないリソースを削減
- 動的なプロビジョニング:スケールアップ時と同様に簡単にリソースをスケールダウン
OpenFlex™ F3200シリーズ
ファブリックデバイス
オープンでコンポーザブルな分離型ITインフラストラクチャのモジュール型ビルディングブロック
データが爆発的に増加し、ワークフローが多様化し、ITインフラストラクチャへの要求がますます厳しくなる中で、ビジネスはお客様のニーズに応じるため、速度、俊敏性を高め、投資に見合う効果の早期実現を図る必要があります。この現状に対応するために生まれた分離型のコンポーザブルインフラストラクチャは、NVMe ™ -overFabrics技術を活用し、データセンターの計算およびストレージのリソースを効率よく使用して、パフォーマンスと俊敏性を大幅に向上する新しいアーキテクチャです。OpenFlexは、スケールアウトによるパフォーマンス向上とオープンコンポーザビリティを特長としています。
ファストデータをサーバーの外部で活用
NVMe-over-FabricsあるいはNVMe-oF ™は、ストレージをコンピューティングから分離し、複数のアプリケーションやサーバーに提供するネットワーク対応のストレージプロトコルです。アプリケーションは共通のプールからストレージ容量を共有できるので、データをアプリケーション間で簡単に共有できます。また、アプリケーションのニーズに合わせて、ストレージ容量を追加で割り当てることができます。NVMe-oFは、NVMeによるデバイスレベルの優れたパフォーマンスを利用し、アプリケーションから共有ストレージまでのエンドツーエンドのレイテンシーを最小限に減らします。NVMe-oFによって、データをローカルに持つNVMe DASのメリット(低レイテンシー、高パフォーマンス)と、ストレージと計算のリソース共有による俊敏性と柔軟性が、コンポーザブルインフラストラクチャに提供されます。OpenFlexが持つスケールアウトによるパフォーマンス向上という特長は、大規模な分析タスク、高いパフォーマンスを必要とする大規模コンピューティング、その他要件の厳しいワークロードに特に役立ちます。
複数のストレージティアを同じ経路で - NVMe-oF 経由でディスクとフラッシュにアクセス
NVMe-oFを使用してNANDフラッシュメディアにアクセスできるだけでなく、ディスクやGPU、FPGA、テープなどのその他のITコンポーネントにもNVMe-oF経由でアクセスできるので、データセンターのあらゆるストレージに同じ方法でアクセスできます。ウエスタンデジタルのNVMe-oFアーキテクチャは、ソフトウェア定義によるデータセンターを大幅に前進させます。リソースが物理的にどこにあるのかは気にせずに、それをアプリケーションに割り当てることが可能になりました。これが、「コンポーザブルインフラストラクチャ」の重要な特徴です。物理リソース(計算、ストレージ、ネットワーク)は、物理的な構成を行わなくても、特定のアプリケーションで使うために論理的、動的に構成され、リソースとして扱われます。ウエスタンデジタルはOpen Composable Compatibility Lab(OCCL)を設立しました。OCCLは、さまざまなベンダーが協力して、オープンアーキテクチャのテストと検証を行う場です。分離型のコンポーザブルインフラストラクチャ(CDI)は、今日の変化の速いビジネス環境に柔軟に対応して生き抜くために伴となるテクノロジーの1つです。ウエスタンデジタルは、OCCLが、CDIを推進するテクノロジー企業が積極的に活動できるコミュニティとなることを目指し、取り組みを続けてまいります。