デジタルサイネージのディスプレイにはどんな機能があるの?
公開日:2018.12.07 更新日:2022.06.27 閲覧数 24,416 (月間90)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

テレビと何が違う?

デジタルサイネージに利用されるディスプレイは、テレビとどう違うのでしょうか?今回はデジタルサイネージに利用される、ディスプレイについて解説します。

実は普通のテレビでも、デジタルサイネージとして機能します。2011年に地上デジタル放送が開始され、それまでのアナログ放送に比べて、画像品質も飛躍的に良質になりました。普通にテレビ放送を見る分には、画面も綺麗で、音質も良いものが増えています。

接続端子もHDMI端子を装備しているものも多く、通常のテレビにSTB(セット・トップ・ボックス)や、スティック型の超小型パソコンをつなげば、簡易的なデジタルサイネージを作ることもできます。

テレビの限界

ただ、実際に家庭用のテレビをデジタルサイネージとして利用するためには、いくつかの課題があります。ひとつは、耐久性です。毎日、連続して10数時間以上利用するようには設計されていないため、故障などが発生することがあります。
もう一つは縦に設置ができないことが上げられます。飲食店や、アパレルショップなどで利用されるサイネージの多くは縦型に設置する場合が多いのですが、テレビは縦型に設置することを想定していない為、これも故障の原因になります。

オフィス環境のように、温度、湿度が安定していて変動がない、クリーンな環境では、家庭用のテレビでも十分に使い道がありますが、サイネージ広告で利用するディスプレイは屋外はもちろん、室内であっても、家庭用テレビでは耐久性が問題になります。

サイネージディスプレイは厳しい条件の下で利用が可能

屋外での使用が可能

屋外の直射日光の強い場所では、ディスプレイなどの反射もあり、見づらくなります。屋外で利用されるデジタルサイネージには、明るいところでも見やすい、高輝度のディスプレイが使われます。

屋外の利用では、雨や風が大敵です。雨・風にも対応できるような、防水、防塵、防滴機能が不可欠です。また、衝撃などに対応するために、画面に強化ガラスなどを使用し、利用環境に対応したディスプレイが必要です。

長時間の使用が可能

デジタルサイネージディスプレイは、365日毎日長時間の連続稼働を想定して作られています。すぐ壊れてしまったり、表示していて欲しい時に表示されないと行った時に、対応に追われて業務が回らなくなってしまっては本末転倒です。耐久性も大事な要素です。

設置の柔軟さ

デジタルサイネージは横位置で利用するだけでなく、縦位置で利用することもあります。業務用のディスプレイは、横でも、縦でも利用できる構造になっています。

複数のディスプレイで演出

デジタルサイネージも1台なら、あまり手はかかりませんが、複数台設置で運営する場合は、全て同じ動作をさせるのか、1台ずつ異なった動作をさせながら、全体としての調和を取る場合もあります。

このような場合、一台一台を個別にコントロールすることは不可能なので、CMS(Contents management system)サービスで、ネットワークやWi-Fi を利用してディスプレイを操作します。また、双方向でやり取りしたい場合は、専用のタッチパネルを装備したディスプレイが使われます。

大型画面では、複数のディスプレイを組み合わせ、全体で一画面を表現することがあります。沢山の画面を組み合わせても、境目の額縁が目立たない狭額タイプのディスプレイでセットします。もちろん、全体を一画面で利用するだけでなく、マルチ画面としても活用できます。

ディスプレイにはプラズマ、液晶、有機ELなどがありますが、最も普及しているのが液晶、そして薄さでは有機ELが液晶の10分の1で、大型画面を実現するには適しています。

高精細なディスプレイ

ディスプレイにはハイビジョンレベルのものから、最近では4K、8Kといった高精細なディスプレイが発売されています。4Kはハイビジョンの4倍の密度をもっていますので、シズル感の必要な食品や化粧品などの再現に適しています。8Kは4Kの4倍の密度です。

4Kや8Kの放送は、2018年の12月から放送が始まっていますが、新たにチューナーなどの導入が必要なため、一般への普及にはまだまだ時間がかかりそうです。

サイネージディスプレイは高い?

サイネージディスプレイはサイネージに特化した機能をもっている分、どうしても価格は高くなります。しかし、前述のようにいざという時に表示されなかったり、すぐ壊れて対応や修理に時間を使って本来の業務が回らなくなっては本末転倒なのでそういったコストを鑑みた時の費用対効果を考えてサイネージディスプレイを導入するのが良いでしょう。とはいえ、「とりあえず効果があるのか簡易的に始めたい」という方にとっては、手が出しにくいかもしれません。

サイネージディスプレイほどの機能性や耐久性はありませんが、テレビやモニターをサイネージディスプレイに使う方もいるようです。最近では、カフェのメニューの表示や美容室の席の前の情報表示などにタブレットを使う店舗も増えてきました。とくに狭い場所では、タブレットやモバイルモニターのような省スペース型の表示端末も活用できるようです。屋内だったり決められた時間であれば、そういった端末を利用するのも良いでしょう。

まとめ

デジタルサイネージは、放送のように規格を統一する必要がないので、技術の進歩をいち早く実現することができます。新たな映像技術を積極的に活用し、インパクトのある広告、プロモーション活動を進めましょう。24時間表示や屋外設置など条件が厳しい場合は機能性や耐久性に優れるサイネージディスプレイがいいでしょう。タブレットやモバイルモニターでも十分な場合もありますので、どのような用途で使うかあで端末やシステムを選ぶのが良いでしょう。

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