機種別対応状況
QNAP TurboNASの一部製品はメモリモジュールの増設をサポートしています。
モデル毎の対応状況については以下の表でご確認下さい。
NASモデル名 | 標準メモリ容量 | メモリスロット数 | 最大メモリ容量 |
TS-251/451/651/851/451S | 1GB | 2本 (うち1本に1GBメモリ実装済) |
8GB (4GB*2構成を推奨) |
TS-251+/451+ | 2GB | 2本 (うち1本に2GBメモリ実装済) |
8GB (4GB*2構成を推奨) |
TS-251A/TS-451A | |||
TS-253 Pro/453 Pro/653 Pro/853 Pro | |||
TS-253A/TS-453A/653A/TS-853A | 4GB | 2本 (うち1本に2GBメモリ実装済) |
8GB (4GB*2構成を推奨) |
QNAP NAS用オプションメモリ
品名 | 対応機種 | 取扱い店 |
QNAP DDR3L SO1600-4GB Kit (2GBx2) |
TS-251+/451+ | Amazon |
TS-251A/TS-451A | ||
TS-251/451/651/851/451S | ||
TS-253 Pro/453 Pro/653 Pro/853 Pro TS-853S Pro | ||
QNAP DDR3L SO1600-8GB Kit (4GBx2) |
TS-251+/451+ | Amazon |
TS-251A/TS-451A | ||
TS-253A/TS-453A/653A/TS-853A | ||
TS-251/451/651/851/451S | ||
TS-253 Pro/453 Pro/653 Pro/853 Pro TS-853S Pro | ||
※検証済みメモリ以外の動作については保証しておりません。 |
作業にあたってのご注意
- 作業にはプラスドライバーが必要になります。
- 故障を防ぐため、静電気対策を行ったうえで作業してください。また、メモリやメイン基板のIC 部分、端子部分には手を触れないようにしてください。
- NAS からハードディスクドライブ、AC 電源ケーブルを取り外した状態で作業を行ってください。
各機種の増設手順
TS-253A / TS-453A / TS-653A/ TS-853A の増設手順
※旧モデル:TS-x53 Pro, TS-x53S Pro, TS-651, TS-851 の増設手順も同様となります。
- NASの電源をOffにします。電源アダプタ、電源ケーブル、ネットワークケーブル、その他の周辺機器などはNASから取り外してから作業を開始します。
- ハードディスクドライブを取り付けている場合は、取り外してから作業を行うことをお勧めします。このとき、各HDDのスロット位置が分かるように記録しておきます。ハードディスクを再接続した際にスロット位置が誤っていると、システムが正常に起動しません。
- 静電気除去シートなどを利用し、静電気対策を行います。
- NAS背面のネジを取り外します。
- NASケースのカバーをゆっくりと取り外します。
※注 製品出荷時点ではカバーがしっかり固定されているため、取り外す際に力を加えすぎて他の部品などが破損しないように注意してください。NAS 本体左右の側面からカバーを押さえ込むようにして、背面方向にスライドさせると比較的取り外しやすくなります。 - メモリスロットの位置を確認します。
NAS背面から見て右側にメイン基板が取り付けられており、外側にメモリスロット(二か所)があります。
※注 TS-x53Pro, TS-x53S Pro, TS-651, TS-851では、メモリモジュールを1枚のみ取り付けて使用する場合必ずプライマリスロット(2つのメモリスロットのうちNASのフロントパネル側、画像で赤くマークしている側)に実装する必要があります。またメモリを2枚実装して使用する場合は、必ず同一規格、同一仕様のメモリを2枚取り付ける必要があります。 - メモリスロットには、誤挿入を防止するための突起部分が設けられています。
- メモリモジュールの切り欠きの位置を確認し、この切り欠きが手順7. で確認したメモリスロットの突起部分と合うように、メモリモジュールを挿し込みます。メモリモジュールは、メイン基板に対し斜め方向から30° 程度の角度で差し込んでください。
- メモリモジュールをメイン基板方向に倒すようにして押し込みます。フックから「カチッ」と音がすれば装着完了です。
- ケースカバーを元に戻し、ネジを締めます。電源アダプタ、電源ケーブルをNASに接続します。手順2.でハードディスクを取り外している場合は、それぞれのハードディスクを元のスロットに取り付けます。
- メモリモジュールがNASに認識されていることを確認するため、NASの電源を入れ、Web管理インターフェースに管理者としてログインします。
- 「System Status(システムステータス)」>「System Information(システム情報)」を開き、「Hardware Information(ハードウェア情報)」で合計メモリ容量を確認します。
TS-251+ / 451+ (TS-251, TS-451) の増設手順
※下記増設の手順は:TS-251, TS-451の筐体で解説しておりますが、TS-251+/451+も同様の手順となります。
- NASの電源をOffにします。電源アダプタ、電源ケーブル、ネットワークケーブル、その他の周辺機器などはNASから取り外してから作業を開始します。
- ハードディスクドライブを取り付けている場合は、取り外します。このとき、各HDDのスロット位置が分かるように記録しておきます。ハードディスクを再接続した際にスロット位置が誤っていると、システムが正常に起動しません。
- 静電気除去シートなどを利用し、静電気対策を行います。
- NAS背面のネジ(上部と下部)を取り外します。2ベイ製品の場合は2箇所、4ベイ製品の場合は4箇所になります。
- NASケースのカバーを背面側にゆっくりとスライドさせて取り外します。
-
TS-251の場合
TS-251はNASの底面にある矢印マークでケースがロックされている/ロック解除されていることを確認することもできます。
- カバー上に持ち上げ、取り外します。
-
TS-251の場合
ハードディスクドライブケージの4箇所のネジ(左右に2箇所ずつ)を取り外します。 -
TS-451の場合
4ベイタイプのTS-451の場合はハードディスクドライブケージの上部2箇所のネジを含め、合計6カ所のネジを取り外してください。
- ハードディスクドライブケージをスロットからゆっくりと持ち上げ、NASから取り外します。
- メモリーを2枚取り付ける場合は、必ず同一規格、同一仕様のメモリー取り付ける必要があります。既に入っているメモリーを外します。メモリースロットの位置を確認し、メモリーの両サイドを押すとカチッと外れます。
- メモリーが外れました。
- 増設するメモリーモジュールの切り欠きの位置を確認します。
- 切り欠きがメモリースロットの突起部分と合うように、メモリーモジュールを挿し込みます。
- メモリーモジュールをスロットに差し込めたら、下方向に押し込むとフックから「カチッ」と音がして装着することができます。
- もう一か所のメモリーモジュールは、金具の下からメモリーモジュールを通した後で、スロットに差し込みます。
1番目と2番目のスロットはメモリの裏表が逆になります。切り欠きをよく確認した上で作業してください。
- 位置が固定できたら、下に押し込みます。フックから「カチッ」と音がすれば装着完了です。
- 手順10で取り外した.ハードディスクドライブケージをNASに取り付けます。スロットの位置を確認し、差し込んでください。
- 手順9.で取り外したハードディスクドライブケージのネジ4箇所のネジも締めます。
(※4ベイ製品の場合、手順9.で取り外した2箇所のネジも締めます)
- NASのケースカバーをゆっくりかぶせます。
- 取り外した時と逆の方向にスライドさせ、筐体が組み上がります。
- ネジをしめます。
- それぞれのハードディスクを元のスロットに取り付け、再設置します。 ハードディスクの順番を間違えるとデータが壊れてしまいます。順番には十分に注意して下さい。
- 電源アダプタ、電源ケーブルをNASに接続します。
- メモリモジュールがNASに認識されていることを確認するため、NASの電源を入れ、Web管理インターフェースに管理者としてログインします。
- 「System Status(システムステータス)」>「System Information(システム情報)」を開き、「Hardware Information(ハードウェア情報)」で合計メモリ容量を確認します。