QNAP 1Uタイプ製品に付属するラックマウントキットの使用方法について
1. キットの梱包内容を確認します。
図.1
2x レール(3段式)、2x マウンタ(フロント)、2x マウンタ(リア)、4x マウント補助金具、ネジセット※ネジセット内容
M4(黒色)x20本入り、M4(黒色)x10本入り、M5(短)x10本入り、M5(長)x2本入り、ワッシャ x10本入り、ナット x8本入り、#8 x10本入り
2. レールから、インナーレールを取り外します(付属解説書の手順1.)
レールには前後があります。ストッパーのついている側が前です。
前方向に向け、インナーレールを引き出します。
図.2
このとき、最も内側のレールがストッパーにより引っかかりますが、図3のように、ラッチ部分を外側に押し出すと、インナーレールを完全に引き出すことができます。
図.3
インナーレールを取り外した状態です。
図.4
3. インナーレールをNAS本体に取り付けます(付属解説書の手順2.)
前後の向きに注意してNAS本体にインナーレールをネジ留めします。
ネジ留めにはM4(黒色)ネジを使用し、左右それぞれ6箇所ずつネジ留めします。
取り付けると、図5のようにNAS後部にレールが張り出すような形になります。
図.5
4. レールにマウンタを取り付けます。
マウンタにはフロント用、リア用があります。
形状が異なるほか、マウンタに"F"(Front)、"R"(Rear)の刻印があるので、こちらを参照してください(図6,7)。
図.6 | 図.7 |
レールにマウンタをネジ留めします。
使用するネジはM4(黒色)です。
このとき、図8のように、必ずワッシャを噛ませてネジ留めを行うようにご注意ください。
また、レール側にも前後が存在するため、図2も合わせて参照し、フロント用マウンタ、リア用マウンタを固定します。
図.8
マウンタをレールに取り付けた状態です。
図.9
5. サーバラックにレールを固定します。
固定方法はサーバラックにより異なります。
以下の手順は、ラックの支柱に穴が設モウけられているだけのタイプのラックを使用した手順で、本キットに付属するマウント補助金具を使用しています。
予めネジ穴が設設けられているタイプのラックや、ケージナットを使用する場合は、補助金具を用いる必要はありません。
手順4.で用意したレールをそのままネジ留めしてください。
図.10 | 図.11 |
L字形状の補助金具の短い辺と、手順4.で取り付けたマウンタで、ラックの支柱を挟み込むような形で外側からネジ留めします。使用するネジはM5(銀色)です。
6. NAS本体をレールに挿入します。
手順3でインナーレールを取り付けたNAS本体を、レールに挿入します。
挿入の際、左右のストッパーが引っかかりますので、ラッチ部分を押し込みつつNASを挿入してください。
図.12 | 図.13 |
ラックへの固定が完了しました。
図.14