【導入レポート】聖学院大学 政治経済学部 渡辺英人研究室様

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聖学院大学 政治経済学部 渡辺英人研究室 導入レポート

研究所の紹介

埼玉県上尾市にあり、政治経済学部、人文学部、人間福祉学部の三学部、六学科と大学院、大学附属幼稚園からなる、創立27周年(短大からの改組)の大学。

東京都駒込にも幼稚園から小学校、中学校、高等学校を擁し、学校法人自体の歴史は100年を超える。

【導入機種】CLIDE9(Windows 8.1)×5台導入

CLIDE タブレット導入の経緯

学校教育の現場においては、これまで米国アップル社の「iPad」、「iPad mini」が多く導入されており、聖学院大学においても、教育用、事務用途に導入、普及しております。その中で、教育部門においては、図書館や情報教育目的に同機種を導入しておりますが、とくに教育用途においては、利用率が低下しているのではないか、と授業担当者として個人的に感じておりました。

その理由は、
1.大学生のほぼ全員がPCを個人所有しており、その95%はWindows機種であること。そして、大学が教育用、事務用に導入しているPCもWindows機種であることから、学生たちの多くがWindows機に慣れ親しんでいるということがあります。

2.大手携帯電話会社である「ソフトバンク」「au(エーユー)」社と契約の「iPhone」が学生間でかなり高い比率で利用・普及していることがあり、「iPad」を使わなくても、自己所有の「iPhone」で遜色なく、同じ作業ができること、があげられます。

3.自己所有の「iPhone」、「Android」を使用することによって、授業で作成した「データ」を自己保持できる。ことなどから、これまで教育現場で普及してきた「iPad」を学校で準備することに「疑問」を感じるようになりました。すなわち、「iPad」だけで良いのか?という自己疑問を感じたことによります。

CLIDE タブレット 導入環境

Microsoft Office2013 Proアカデミック、一太郎2015アカデミック、他にグラフ作成ソフト、DRAW系(ベジェ曲線)ソフトなどをインストールいたしました。これを自分のゼミ「消費者保護法」において、5名に「iPad」、5名に「CLIDE 9」を貸し与え、とくに討論、プレゼンテーションの機会に利用いたしました。

使用した教室は、現在、高等学校以上の学校で盛んに利用されはじめている「アクティブラーニング教室」、「ゼミ室」等で利用しました。本学における「アクティブラーニング教室」はいわゆる「情報教育教室」、「視聴覚教室」のような30名以上の大教室ではなく、10~20名程度で、討論を行うことを目的に作られている中小規模教室です。企業で言うところの会議室にあたる規模の教室です。これが本学には多数、設備されています。

Wi-Fi環境については、大学内、教室、学生食堂などにWi-Fiが完備されておりますが、信号をロストすることがあったため、授業専用のルーターを使用する教室に持ち込み、これに接続しました。

CLIDEタブレットを使用した感想

「iPad」との比較として発見したことは、「iPad」ではネットでの情報検索的利用が優先されますが、「CLIDE 9」に慣れた学生たちは、自己所有のPCであらかじめ作成したデータの再利用や、新たに見つけた資料の保存を中心に利用しています。学生たちの利用においては、明らかに「iPad」とWindows機「CLIDE 9」とは使い方、使う目的が違う、ということになりました。

教育現場においては「iPad」とWindowsPCという組み合わせが一般的でした。これが、学生間における圧倒的な「iPhone」の普及によって、「iPad」→「iPhone」に置き換わりつつあります。これに従って、PCもMacBookAirをはじめとする「Apple-Mac」になるかと言えば、そうはならず、PCはよりWindowsに拍車がかかりました。その中で、自己所有WindowsノートPCを大学に持参していた学生たちの中で、8インチ以下のタブレットを購入する学生たちが目につくようになっていたところに、一回り大型画面の「CLIDE 9」を導入しましたので、学生は戸惑うことなく、積極的に歓迎しているようです。

この状況を見て、以前は学生に「iPad」やWindowsノートPCを全員に持たせることを考えていましたが、これからは、比較的安価な価格で購入可能なタブレット機を活用した教育スタイルの提案を行い、選択は学生に任せる、というスタイルになるのか、という印象を受けました。また、今後、少子化の影響もあって、大学の教育対象が社会人(現役、生涯教育)も含めたものとなりますので、通学(対面)教育と通信教育の融合や試験における「覚える教育」から、フィールドワーク(現地調査、作業)のような「考える教育」への変化を考えたときに、タブレット機の可能性を強く感じました。

優れている点

「iPad」と「iPac mini」との関係と同じく、小型機は個人で購入するものであり、授業用途には9インチ以上の機種が望ましいと感じました。管理上もB5相当として保管、移動、携帯共に便利でした。何よりも同時に二画面以上開いて作業できるメリットは、「iPad」にはありません。とりわけデータの保存性(SDカード利用可)、通信機能としてSIMフリー対応は、「CLIDE 9」の圧倒的な有利性と言えます。ビジネス用途のみならず、教育用途においてもこの点は同じです。

気になった点

通信方法が多数選択できる時代になりました。SIMサイズや通信方法の変化に対応できる「バージョンアップ」の方法を検討して欲しいと感じます。直接接続のDVDドライブからのソフトインストールができると便利です。




※レポートの発言内容は全て、渡辺英人様個人によるものです。


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