テックウインド株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:王 夢周、以下 テックウインド)は、メモリー製品で世界をリードする独立系メモリーメーカーであるKingston Technologyのエンタープライズクラスのデータセンター向けSSD(Solid State Drive)である、Kingston DC600Mシリーズの取り扱いを2023年5月30日(火)から開始します。
Kingston DC600Mシリーズの強みはパフォーマンス、耐久性、および信頼性にあります。読み取り/書き込み速度が高速で、一貫性のあるI/O(入出力)パフォーマンスを提供することにより、ヘビーなワークロードを処理し、アプリケーションの応答時間を短縮します。
耐久性と信頼性については、DC600Mは「混合」ワークロード向けの高品質の3D TLC NANDフラッシュメモリーを使用しているため、長期間にわたりデータを書き込み続けることが可能で、高負荷環境でも信頼性を維持します。さらに、DC600Mにはエンタープライズレベルのデータ保護機能も搭載されています。これには、エラーコレクションと予測失敗アラートを提供する高度なECC(Error Correction Code)とSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)が含まれています。
ご利用用途
Kingston DC600Mシリーズは、その高性能と耐久性のため、多くのエンタープライズ級アプリケーションで利用されています。
データセンター
DC600Mは、高いI/Oパフォーマンスと大容量ストレージを必要とするデータセンターに最適です。これには、クラウドサービスプロバイダー、大規模なデータウェアハウス、ビッグデータ解析などが含まれます。
ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
複雑な計算とデータ集約型タスクを行うHPCでは、DC600Mの高速読み書き速度と一貫したパフォーマンスが必要とされます。
仮想化
仮想化は多くの読み書き操作を同時に行うため、一貫したパフォーマンスと高い耐久性を提供するDC600Mは、仮想マシンの作成と運用に理想的です。
Webベースのアプリケーション
高トラフィックのWebサーバーやオンライントランザクション処理(OLTP)データベースなどのWebベースのアプリケーションには、DC600Mの高速パフォーマンスが必要です。
Kingston DC600Mシリーズは、パフォーマンスが重要なエンタープライズ環境やデータセンターでの広範な用途に対応できるよう設計されています。
Kingston DC600Mシリーズの特長
- 混合ワークロードアプリケーションを運用するデータセンター向けに設計し、NANDフラッシュには3D TLCを採用
- 専用コンデンサーを使用したハードウェアベースの電源損失保護機能を搭載
- 製品寿命、ウェアレベリング、温度などをチェックできるエンタープライズクラスのS.M.A.R.T機能、AES 256bit暗号化機能などを搭載
主なスペック
転送速度
シーケンシャル読込最高560MB/s、書込最高530MB/s、ランダム読込最高94,000 IOPS、書込最高78,000 IOPS
レイテンシー
480GBモデルが読込180μs、書込110μs、960GB~3,840GBが読込200μs、書込300μs、7,680GBモデルが読込240μs、書込170μs
耐久性
1DWPD(5年間)/1.66DWPD(3年間)、最大書込量は480GBが876TBW、960GBが1,752TBW、1,920GBが3,504TBW、3,840GBが7,008TBW、7,680GBが14,016TBW、MTBFは200万時間
製品保証
5年間
製品画像
写真は7680GBのものです。
製品仕様
フォームファクター | 2.5 インチ |
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インターフェイス | SATA Rev. 3.0 (6Gb/s) - SATA Rev. 2.0 (3Gb/s) との後方互換性あり |
容量※1 | 480GB、960GB、1920GB、3840GB、7680G |
NAND | 3D TLC |
自己暗号化ドライブ (SED) | AES 256-bit 暗号化 |
連続読み取り/書き込み | 480GB – 560MBs/470MBs 960GB – 560MBs/530MBs 1920GB – 560MBs/530MBs 3840GB – 560MBs/530MBs 7680GB – 560MBs/530MBs |
定常状態 4k ランダム書き込み | 480GB – 94,000/41,000 IOPS 960GB – 94,000/65,000 IOPS 1920GB – 94,000/78,000 IOPS 3840GB – 94,000/59,000 IOPS 7680GB – 94,000/34,000 IOPS |
サービス品質(レイテンシー)※3,※4,※5(99.999) | 読み取り/書き込み 480GB – 180/110 uSec 960GB – 3840GB – 200/300 uSec 7680GB – 240/170 uSec |
通常レイテンシー - 読み取り/書き込み | <200 µs / <30 us※3,※4,※5 |
ホットプラグ対応 | ○ |
静的および動的なウェアレベリング | ○ |
エンタープライズ SMART ツール | 高信頼性トラッキング、使用統計、残寿命、ウェアレベリング、温度 |
ハードウェアベースの電源喪失保護機能 | ○ |
耐久性 | 480GB – 876TBW※6、1 DWPD (5 年)※7、1.66 DWPD (3 年)※7 960GB – 1752TBW※6、1 DWPD (5 年)※7、1.66 DWPD (3 年)※7 1920GB – 3504TBW※6、1 DWPD (5 年)※7、1.66 DWPD (3 年)※7 3840GB – 7008TBW※6、1 DWPD (5 年)※7、1.66 DWPD (3 年)※7 7680GB – 14016TBW※6、1 DWPD (5 年)※7、1.66 DWPD (3 年)※7 |
消費電力 | アイドル状態:1.30W 平均:1.45W 最大読み取り:1.6W 最大書き込み:3.6W |
保管温度 | -40°C ~ 85°C |
動作温度 | 0°C ~ 70°C |
寸法 | 69.9mm x 100mm x 7mm |
重量 | 92.34g |
動作時の振動 | 2.17G ピーク (7-800Hz) |
非動作時の振動 | 20G ピーク (10-2000Hz) |
MTBF | 200万時間 |
保証/サポート | 5 年限定保証、無料技術サポート付き※8 |
- フラッシュストレージデバイスに関する上記容量の一部は、フォーマットおよびその他機能用に使われるため、データ保管には使用できません。実際に使用可能なデータストレージの容量は、製品に記載されている容量よりも少なくなります。詳細については、Kingston の「Flash Memory Guide」をご覧ください。
- SSD のサービス品質 (QoS) とは、読み取り/書き込みの ワークロードを処理する際のレイテンシー(応答時間)と IOPS(IOs/秒)のパフォーマンスの一貫性と予測可能性を指します。QoS メトリクスは、 一定期間にわたってテストされた最悪のケースの ワークロードにおいて、SSD のレイテンシーと IOPS プロファイルが、 アプリケーションパフォーマンスの急激な低下を引き起こす予期せぬ 異常値を発生させることなく、特定の範囲内に収まることを示します。
- 測定は、作業負荷が定常状態に達した時に一度行われますが、通常の動作やデータの信頼性に必要なすべてのバックグラウンドアクティビティを含みます。
- 1920GB の容量に基づきます。
- FIO、ランダム整列 4KB QD=1 ワークロードに基づくワークロード。サービス品質は、99.999 パーセンタイルのコマンドがホストからドライブ、ホストへの往復を終えるまでにかかる時間として測定されます。通常のレイテンシーは、99.999 パーセンタイルのコマンドがホストからドライブ、ホストへの往復を終えるまでにかかる時間として測定されます。
- 書き込みバイト総数 (TBW) は、JEDEC Enterprise Workload (JESD219A) に基づきます。
- DWPD (1日あたりのドライブ書き込み数)
- 以下のどの事象が先に発生したかに基づく 5 年間の条件付き SSD 保証:(i) 元のエンドユーザー顧客による購入日から 5 年間、(ii) 「SSD Wear Indicator」と表示された SMART 属性 231 の Kingston 実装によって測定される SATA SSD の使用状況が、Kingston の SSD マネージャー(「KSM」)によって示される正常化した値 1 に到達した時点。
Kingston Technologyについて
Kingston Technologyは、メモリー製品で世界をリードする独立系メモリーメーカーです。本社はカリフォルニア州ファウンテンバレーに位置し、DRAM、SSD、USBドライブ、フラッシュカードなど、デジタルストレージソリューションとメモリモジュールの広範な製品群を供給しています。同社は品質と信頼性に重点を置き、その製品はPC、サーバー、プリンター、MP3プレーヤー、デジタルカメラなど、さまざまなデバイスで使用されています。
詳細は以下の製品ページをご覧ください。
DC600M製品ページ
- このリリースに記載の内容は発表当時の内容です。予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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