公開日:2016.04.15 更新日:2022.06.24 閲覧数 5,539 (月間24)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

Windows Server 2003の発売された2003年6月から10年以上が経過し、時代は大きく進化しました。サーバーの選択肢も拡大しています。現在ではクラウドもありますし、コンパクトサーバーも選択肢の1つになっています。私たちは何を基準に新しいサーバーを選ぶべきか。そもそも、今回のリプレースを単なるサーバー移行で終わらせていいものでしょうか。それらも含め、それぞれの選択肢を検証します。

クラウドかオンプレミスか?

この10年の間にIT技術は大きく進化しました。最も大きく変化したのはWeb環境です。2000年代前半にブロードバンドが定着、社内にもイントラネットが構築されます。ITシステムはWebサーバー、APサーバー、DBサーバーの3階層が一般化し、それまで主流だったクライアント・サーバー型システムから主役を奪います。 そして、今ではクラウドです。

初期投資の削減、運用負荷の軽減、容易な拡張性などから今後も拡大していくかもしれません。クラウド/ビッグデータ/モビリティ/ソーシャルをキーワードに「第3のプラットフォーム」の時代が到来したと提唱しているシンクタンクもあります。 だからといって、ここで単純に「クラウドを」と呼びかけるつもりはありません。機密データを社外のデータセンターに預けることに不安を感じる経営者も居ます。

重要となるのは、自社のビジネス課題を解決するのがいずれかということです。 ユーザにはクラウドでもオンプレミスでもかまわないのです。意識することなしに必要な機能を引き出せる環境を提供できるような、ハイブリッドな環境を残すべきです。すでにOffice 365のようなサービスも登場し、サーバーの場所は重視される時代では無くなりつつあります。

コンパクトサーバーの登場


Windows Server 2012 R2 Essentialsを搭載
「NOWing SERVER」

この10年の間に変化したのはネットワーク環境だけではありません。かつて「サーバー」というと、タワー型が一般的でした。「スリム」あるいは「コンパクト」とはうたわれていましたが、まったく小さくはありませんでした。 ミッドレンジサーバーと比較して小さいレベルであり、騒音もありますし、熱も放出します。専用のサーバールームかデスクサイドに置くべき種類のものでした。しかし、時代は変わりました。デスク上や書棚に収まるレベルになっているのです。

この分野でも高い支持を得ているのがテックウインド株式会社の提供する「NOWing SERVER」ブランドです。中小企業向けのコンパクトキューブ型サーバーで、Windows Server 2012 R2 Essentialsを搭載、25名以下の環境でのアカウント管理やセキュリティ設定を含めたファイル共有、クライアントのバックアップ、リモートアクセスなどの機能を手軽に利用できます。性能や拡張性を犠牲にすることなく、プロセッサ、メモリ容量ストレージ構成など柔軟なカスタマイズできます。

以前と比べてかなり低価格で導入できることも大きな魅力となっています。導入後の電気料金もセーブできるなど、エコへの取り組み活動も支援します。

NASにするかWindowsサーバーにするか?

「ファイル共有やバックアップならNASでもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。NASは「Network Attached Storage」の略で、ネットワークに接続されたストレージであり、それ以上ではありません。データの倉庫なのです。シンプルな機能だけに複雑な設定や運用が必要ありません。

これに対し、Windowsサーバーは企業のITインフラであり、多彩な機能を提供します。最も大きな機能は経理システム、販売管理システム、生産管理システムなどの企業の基幹システムのプラットフォームとなることです。 これに加えて、ファイル共有、クライアントのバックアップ、リモートアクセスなどの機能を柔軟に提供します。この柔軟性が決定的な違いです。

かといって「NOWing SERVER」の運用に専門知識や専任者は必要としません。 もっとも、NASに特化して使用するのであれば、専用マシンのほうが便利でお得です。テックウインドはNAS専用機もラインアップしており、販売実績も豊富にあり、コンサルティングにも対応します。 こうなると、製品選びよりはSIer選びが重要になるかもしれません。このSIer選びについては、次回の連載で詳述しましょう。

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