公開日:2016.05.24 更新日:2022.06.24 閲覧数 10,294 (月間68)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

サーバーの仮想化とは、企業などで物理的に乱立しているサーバーを集約し、1台の物理的サーバーで複数の仮想マシンを運用することです。そのメリットとデメリットを理解してから実行に移しましょう。

サーバーの仮想化で得るメリット

サーバーの仮想化により得るメリットとして、今まで設置していた物理的サーバーを減らすことができます。
それに伴い、そのスペースが空くこと、電力の削減ができること、ハードウエアにかけるコストの軽減ができます。

また、これまでは乱立するサーバーを運用する際、スペックを最大負荷時にそろえていたため、実際のリソースは半分以下しか利用していなかった、ということも考えられます。
しかし、サーバーの仮想化で未使用リソースを効率よく利用でき、それによってサーバーの処理能力が格段に上がります。

サーバーの仮想化で考えられるデメリット

サーバーを仮想化する場合に考えておくべきデメリットは、まずセキュリティ面でしょう。

これまで個々のサーバーでなされていたセキュリティ対策ですが、仮想化に伴い特有のセキュリティ管理が必要となります。
これまで施してきたセキュリティ対策ではウイルス感染の恐れがあり、万が一感染した場合、複数の仮想マシンにも感染する恐れがあります。

他に考えられるデメリットとしては、サーバーの性能や規模によっては、仮想化で処理能力が低下する場合があることや、1台のサーバーで複数のアプリケーションが利用され、そのバックアップのタイミングを計るのが難しいことが挙げられます。

サーバーの仮想化をするときの注意点

仮想化を進めるにあたって期待されるのがコストの削減です。
ただ、単純にコスト削減を実現できるわけではなく、新しいハードウエア、ソフトウエアを導入する場合、従来のランニングコストとの比較が大切です。

つまり、初期コストと維持コストの検証が必要になります。
そのため、導入する場合には十分に考える必要があります。

他に見落としがちなのが、古いOSの稼働についてです。
仮想化により古いOSを仮想化マシンで稼働させることが可能となりますが、古いOSはウイルス感染の危険が伴っていることがあるので、注意する必要があります。
稼働が可能だからと言って安全に使えるとは限りません。

このように、仮想化でコスト削減を目指すなら注意すべき点がいくつかあります。
準備を怠ると仮想化後、トラブルを抱えることになりかねません。

事前準備のためには、専門的な知識を持つ人のサポートを受けることが望ましいと言えます。

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