イラスト、マンガ、アニメーション制作の定番アプリケーションとして、多くのクリエイターに愛用されているCLIP STUDIO PAINT(以下、クリップスタジオ)。プロからアマチュアまで、幅広いユーザーがクリップスタジオを使って創作を楽しんでいます。
しかし、iPadとApple Pencilで描く際、「ツルツルした感触で描きづらい」「ペン先が滑って思い通りの線が描けない」といった声も少なくありません。そんな悩みを解決するアクセサリーが、Astropad社の「Rock Paper Pencil(ロックペーパーペンシル)」です。
この製品は、紙のような質感の保護フィルムと、細さ0.7mmのボールペンのような形状のペン先のセットアイテム。本物の紙にペンで描くような自然な摩擦感で、落書きや原稿作業がより快適になります。
今回、まだRock Paper Pencilを使ったことのないクリップスタジオユーザーにリアルな声を届けるべく、複数のクリエイターに本製品を使用してもらいました。
Rock Paper Pencilを使うことで、クリエイティブ制作にどんな変化が起きたのか?クリップスタジオとの相性は?生の声をお届けします。
協力してくれたクリエイター
- お名前:なき
- クリエイティブ分野: アニメーター
- クリエイティブ経験年数: 1年半
- 主に使用しているデバイス:iPad Pro(第5世代)、Wacom Cintiq 22 DTK2260K0D
- 今回使用したお絵かきアプリ: CLIP STUDIO PAINT EX
- Rock Paper Pencilを使用した期間:1週間
学生時代から動物や人物のクロッキーを練習してきました。進学先の美術大学では、高架下の風景やキャラクターを題材にアナログ画を制作。同時期に京都国際マンガミュージアムで似顔絵師のアルバイトを務めました。
大学卒業後はアニメの背景スタジオに就職し、建物や室内、美術設定などを手掛けています。一方、趣味として旅行先の写真を参考にした風景画や、柔術をテーマにしたマンガをSNSへの投稿用に制作しています。

ホコリや気泡に神経質になる必要がない
―スクリーンプロテクターやペン先の取り付け時に印象に残ったことはありますか?
なきさん:スクリーンプロテクターの貼り方が簡単で驚きました。Rock Paper Pencilのスクリーンプロテクターは、粘着式やマグネット式ではなく、静電気で端の黒いラインだけで固定。
ホコリや気泡に神経質になる必要がなく、初めてでも簡単に貼れました。スクリーンプロテクターには十分な厚みがあるので、画面をしっかり保護してくれる点も良いです。
ペン先は金属製でおしゃれなデザインが印象的です。2つ入っていて、安心して長期間使える点もありがたいです。

照明の反射が減り、画面が見やすくなった
―使用環境は? Rock Paper Pencilを使って良かった点は何ですか?
なきさん:普段の制作作業は会社で行っていますが、今回は自宅で試してみました。
部屋の照明と作業台の距離が近いため、何もつけていない状態では光の反射による画面の見づらさを感じていましたが、Rock Paper Pencilのスクリーンプロテクターを取り付けてみると、反射が減り、とても見やすくなりました。
ただし、ペンの動かし方によってはスクリーンプロテクターがやや滑りやすいため、画面を作業しやすい角度に調整することが大切だと感じました。

「紙の描き心地」が再現されている
―純正Apple製品・他社製品・本物の紙と比較して、Rock Paper Pencilの描き心地はどうでしたか?
なきさん:元々、iPadとApple Pencilを買ったままの状態で使っていました。ペン先は画面の上で滑りすぎるし、ペン先も太くて描きづらいのが不満でしたが、Rock Paper Pencilを使うようになってからこれらのストレスが解消されました。
紙のような描き心地で思い通りにペンを走らせられるようになり、細いペン先によって細かい作業がスムーズに進むようになりました。

―他社製品と比べての強みは何ですか?
なきさん:セット製品なので、絵を描きやすいスクリーンプロテクターとペン先を買いたいときに個別に調べたり探したりする必要がない点がとても便利だと感じました。
もちろん、「紙のような描き心地」のキャッチフレーズ通り、紙の描き心地がしっかり再現されているのも良い点です。

使い勝手はそのままに作業効率がアップ
―Rock Paper Pencilとクリップスタジオの組み合わせで特定機能への影響はありましたか?
なきさん:クリップスタジオのツールで特に気に入っている「選択範囲ツール」が、Rock Paper Pencilの細いペン先と組み合わせることで、これまでよりも繊細な作業ができるようになったことが一番の良い点でした。
今回の制作では主に「Gペンツール」で作業しましたが、スクリーンプロテクターとペン先を付けても、何も付けていない時と同じように筆圧が機能し、指のタッチもしっかり反応していたのもよかったです。
元の環境と使い勝手は変わらないまま、使いやすさも作業効率もアップしたと感じています。
―描き心地や作業効率はどう変わりましたか?
なきさん:私の仕事であるアニメ背景の制作では、ビルや家具など直線的なものを描くことが多いです。
Rock Paper Pencilを導入した後は、自分が思った通りの正確な位置に線が引けるようになり、ミスが減り、作業時間も短くなりました。
―クリップスタジオの良いところや、使う理由を教えてください。
なきさん:イラスト・漫画制作に最適化された「なげなわツール」がお気に入りです。複雑な模様や服のシワなど、繊細な範囲をピンポイントで選択してくれますし、選択後の調整が直感的で、マンガのトーン張りや下地を塗る作業がスムーズに進められるところが好きですね。
―総合評価(5段階)と理由は?
なきさん:★★★★★ スクリーンプロテクターの取り付けが驚くほど簡単で、iPadの買い替えの際にはまた購入したいと思いました。
欲を言えば、ペン先用の収納袋が付属していたらより良いですね。スクリーンプロテクターを保管するためのファイルはついているので。

Rock Paper Pencilは、「紙のような描き心地」でクリップスタジオでの制作を快適にアップグレードします。
選択範囲ツールやペンツールが驚くほど繊細に使えるようになり、正確な線が作業効率もアップ。光の反射は軽減され、取り付けもカンタン。あなたもこの快適さを体感しませんか?
Rock Paper Pencilとは?
紙に書いているような質感のiPad用スクリーンプロテクターとより精細に描けるApple Pencil用のペン先(細さ0.7mm)のセットです。紙にボールペンで書くようにiPadで絵を描いたり文字を書いたりできます。
スクリーンプロテクターは簡単に着脱ができ、何度でも再利用可能。マット仕上げで、「描く」時も「書く」時もコントロールと精度を向上させます。
Apple Pencil用のペン先は、0.7mmでボールペンの使い慣れた感触を反映。銅合金製の芯にパラジウムをコーティングしており長持ちします。
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