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こんにちは。フォトグラファーの宮崎慎之輔と申します。今回テックウインド株式会社さまのバックパック(ビジネスリュック)、「12.5-15.6" CitySmart Professional Multi-Fit バックパック(黒)」を、プロのカメラマン目線で紹介したいと思います。

これまで僕は他社の27Lの軽量撥水リュックを使用していました。この「12.5-15.6" CitySmart Professional Multi-Fit バックパック(黒)」は公称23L。4Lの差はどのくらいなものか気になりました。そのため、実際に使ってみてのレビューを読者のみなさまにお伝えしたいと思います。

デザインとスペック

まず商品を一目見たときの第一印象ですが、頑丈そうだということです。カメラ機材の保護には強みですが、逆に言うと荷物を入れた時に総重量が重たくなるのではないかという懸念がありました。

色は黒一色。外観に派手な要素はなく、サラリーマンが日常的に通勤で使用するのに違和感がない、非常に実用的なデザインという感想をまず抱きました。

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収納力

まず驚いたのが背面。15.6インチのノートパソコンまで収納できるとのことでしたが、MacBook Proの14インチを入れてもまだ余裕があり、iPadも入れることができました。それでもまだ余裕があり、A4サイズのクリアファイルや書類はたくさん入りそうです。

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次に、気の利く位置にちょうど良いサイズのポケットが複数箇所あり、鍵や名刺、腕章などの小物を入れるポケットが2つ、飲み物や折りたたみ傘を収納可能なポケットが2つ、モバイルバッテリーなどを収納可能な大きめのポケットが1つ、そして大きめの荷物が入れられる深くて広いポケットが1つとなります。収納できる容量は公式には23Lですが、想像以上に荷物が入りそうな印象でした。

実際に普段のリュックに入れているものを入れてみました。小さいながらもポケットが多い分、種類ごとに分けて収納可能なので、整理整頓がしやすいです。モバイルバッテリーや充電器をいれてもなお、スペースに余裕がありました。

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そして肝心の、フォトグラファーがカメラリュックとして使うにあたって実際どうなのかという部分。頑丈ではありますがあくまでビジネスリュックとして作られており、カメラバッグのようにカメラの仕切りがあるわけではありません。そのためクッション性のあるインナーバッグにカメラ1台、レンズ2本を入れてみました。空間にはまだ余裕があり、予備のカメラも入りそうです。

インナーバッグに関してはテックウインドさまの商品に存在しないため、他社製品での代用をお勧めします。自分は手持ちのを利用しましたが、無印良品さんの保冷バッグが、クッションもありサイズを調整できてちょうど良いためおすすめです。

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リュックとしての背負心地

僕が1番驚いたのがこの点です。まず背中に背負ってみて、確かに重量感はあるものの、背面と肩面のクッションが気持ちよく、また背中のフィット具合が、僕がこれまで背負ってきたどのリュックよりも自分の身体と一体になれる感覚に陥り、本当に驚きました。背負って自転車で数km走ってみても、フィット感からバランスが崩れることもなく、先輩にピッタリ馴染んでくれます。

一方で電車の中など、混雑時はリュックを前にしなければいけない場合もあるでしょう。
こちらも試してみたのですが、ショルダー部分の開きの角度がちょうどよく、前に持っても違和感のないフィット感が得られました。

重量に関しては、確かに他社の軽量リュックよりも重いのですが、身体の全体で支えるという点で重みほど疲れにくい印象です。リュックは軽さが正義では無いことをつくづく感じさせてくれました。

2週間使用してみて

とはいえ、少し使ってみただけではこのリュックの実力がわかりません。そのため、プロのフォトグラファーが仕事の現場でもプライベートでもこのリュックをどのぐらい満足できるか、2週間毎日背負ってみました。

まず撮影の現場ですが、プロのフォトグラファーは予備の機材を持つ以上、同じ機材を2台以上、場合によってレンズを3本、ストロボ2灯などを持たなければいけません。そのため収容力を試してみたところ、入れ方を工夫すれば一眼レフカメラ2台、大きめの望遠レンズを含めたレンズ3本、ストロボ2灯が入りました。

また、たくさん収納があるので、腕章やストロボのリモコン、名刺なども入ります。前述した通り、背面にはMacBook ProとiPadの両方とも入るポケットがありますので、ちょっとした撮影現場であればこのリュック1つで身軽に出掛けられます。

しかし、おそらくここまで重たい荷物を入れる事をメーカーは想定していないでしょうから、プロがガシガシ使うというよりはもう少し収容力に余裕を持った使い方のほうがいいのではないかと思います。

それでは、荷物を軽くしてプライベートでの使い方だとどうでしょうか。収容力は既にわかっている通りですが、カメラ1台だとレンズ数本を入れてもまだ空間に余裕があります。

また、内側に書類やクリアファイルなどを入れるポケットもありますから、本などを持っていってくなどでも数冊は余裕で入ります。見た目はどうしてもビジネスリュックなのでお堅めですが、内側にはオレンジの差し色があるので硬すぎずといったところです。

まとめ

本来の用途はビジネスリュックとして作られていますが、内部の物を壊さないように丁寧にかつ頑丈に作られており、日常的にビジネス目的で使用しつつも、普段使いでカメラを持って出かけるにも違和感はありません。細かい部分に気が聞いた設計であり、非常に実用的に思えました。

プロのフォトグラファーの現場でも、カメラ2台にレンズ2本に、クリップオンストロボと、ノートパソコンやタブレット、予備バッテリー程度であれば、カメラリュックとして普通に使える上、バッグではなくリュックであるため、カメラマンの職業病である腰痛を防ぐことができるという意味でも、おすすめです。

僕は嘘をつけない性格なので、今回レビュー記事の依頼を受けた時に辛口レビューになるのでは無いかと心配しておりましたが、プロのフォトグラファーが業務で使用するにあたって実用的であると胸を張って言える商品でした。

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