iPadの描きづらさは解消できる?ペンタブが苦手なクリエイターが試すRock Paper Pencil

デジタルイラスト制作において、iPadとApple Pencilは一般的な制作環境として広く使われています。

一方で、「画面が滑って線が安定しない」「ペンタブやペン入力がどうしても苦手で、結局紙やマウスを使った作業に戻ってしまった」という経験を持つ方も少なくありません。

Astropad社の『Rock Paper Pencil(ロックペーパーペンシル)』は、そうした悩みに応えるために開発されたアクセサリーです。

紙のような質感のiPad用保護フィルムと、細く安定感のあるApple Pencil用ペン先を組み合わせることで、iPadでも“紙に描いているような抵抗感”を再現することを目指しています。

今回は、過去にペンタブレットでの制作に挫折し、現在は主にマウスで制作を行っているクリエイターが、Rock Paper Pencilを装着したiPadで実際に描画作業を行いました。

描き心地や作業中の感覚、ペン入れ工程への影響など、率直な使用感をレポートします。

協力してくれたクリエイター(テックウインド社員)

  • お名前:てっくー(テックウインドSNS担当)
  • SNS:X(@tekwind_
  • 普段の作業環境:ASUS ExpertBook & Illustrator / Photoshop
  • 今回使用したお絵かきソフト:iPad 第9世代 / SketchBook & Photoshop

テックウインド公式SNSで活動しているPRキャラクターであり、キャラクターイラストの制作や投稿を担当している社員本人。
公式Xアカウントを運用するなかで、イラストコンテンツを投稿しており、作成したイラストは社内資料の素材としても活用されている。

以前は板タブレットとPhotoshopの組み合わせで制作していたが、「思い通り線を引くことができない」という理由から、現在は主にマウスとIllustratorで制作を行っている。

過去制作物より
てっくーによる、SketchBook・PhotoshopとRock Paper Pencilを使った作品

第一印象|想像以上に紙っぽい触感

―シートやペン先の取り付け時に印象に残ったことはありますか?

てっくー:保護フィルムを指で触った瞬間、「サラサラしている」という印象でした。例えるならトレーシングペーパーに近い質感です。

ペン先は、デバイス用とは思えない細さで、最初は少し驚きました。正直なところ、これまでタブレット描画で何度も挫折してきたので、「本当に描きやすくなるのかな?」という半信半疑な気持ちはありました。

付け外しが簡単で、すぐ使える快適さ

―Rock Paper Pencilの取り付け・取り外しに不便はありませんでしたか?

てっくー:取り付け・取り外しともに問題ありませんでした。

一般的な貼り付け式フィルムのように、ホコリを気にしながら慎重に作業する必要がなく、思い立ったときにサッと使えるのが印象的です。

ペン先の交換は通常のApple Pencilと同じ感覚で行えました。

姿勢や視線のストレスが自然と減った

―使用環境は? Rock Paper Pencilを使って良かった点は何ですか?

てっくー:会社オフィスと自宅リビングで使用しました。

これまではペンの滑りを抑えるため、無意識にタブレットを覗き込むような姿勢になりがちでした。

Rock Paper Pencilを使うと姿勢を変えなくてもペン先が安定し、マットなテクスチャのおかげで画面の反射も抑えられます。これにより余計な力を使わず、作業そのものに集中できるようになったと感じました。

―何か気になる点はありましたか?

てっくー:大きな不満はありませんでした。

あえて挙げるとしたら、ツルツルした描き心地が好みの方は、最初は摩擦を強く感じるかもしれません。ただ、個人的にはこの摩擦感が線を安定させてくれる要素だと感じています。

他社製品と比べて感じた強み

―描き心地についての印象は?

てっくー:これは個人差があると思いますが、私はペンを走らせるというより、線を「置いていく」感覚で描くため、マジックペンで描いているような描き心地だと感じました。

金属製のペン先によるフィルムへの影響は少し気になりましたが、作業後も見た目や触感に変化は感じられませんでした。

―他社製品と比べての強みは何ですか?

てっくー:ペン先とフィルムが最初からセットになっている点です。

別々に購入して相性を試す必要がなく、「これを使えばこの描き心地」という完成系がすぐ手に入ります。初心者でも迷いにくい構成だと思います。

作業効率への変化|ペン入れがスムーズに

―Rock Paper Pencilで、描き心地や作業効率はどう変わりましたか? 特定機能への影響は?

てっくー:ペン入れ時の「やり直し」が減ったと感じています。

線が滑らず止めやすいため、短時間でイメージに近い仕上がりになることが増えました。

左から、ラフ・下書き・ペン入れ

―改善してほしい点はありますか?

てっくー:強い要望ではありませんが、パッケージがやや大きく、保管時に少しかさばる印象です。ペン先用の単体ケースが付属していると持ち運びの面でもう少し便利かもしれません。

Rock Paper Pencil付属の専用ホルダー

―総合評価(5段階)と理由は?

てっくー:★★★★★

これまで「タブレットでは描きづらい」と感じていた部分が解消され、描くことへの抵抗感が大きく減りました。

価格はやや高めではありますが、描き心地・完成度・扱いやすさを総合的に考えると、十分納得できる製品だと思います。

Rock Paper Pencilは、iPadでの描画体験をより自然な感覚に近づけてくれるアクセサリーです。
ペン先の安定感と、紙のような摩擦を持つフィルムの組み合わせにより、線を引くことそのものに集中しやすくなります。
「もう少し描きやすくなれば」と感じている方にとって、選択肢のひとつとして検討しやすい製品ではないでしょうか。

Rock Paper Pencilとは?

Rock Paper Pencilは、

  • 紙に近い摩擦感を持つiPad用保護フィルム
  • 細さ0.7mmのApple Pencil用ペン先

この2点がセットになった描画向けアクセサリーです。

保護フィルムはマット仕上げで、簡単に着脱が可能。作業時のみ装着し、不要なときは外せるため、色確認や動画視聴にも柔軟に対応できます。

ペン先は銅合金製の芯にパラジウムコーティングを施した設計。細身ながら耐久性が高く、ボールペンに近い操作感が特徴です。

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