Helpdeskの脆弱性について
QNAP製NAS用のアプリであるHelpdeskにつきまして、脆弱性が確認されています。この脆弱性に対処するため、QTSおよびHelpdeskの修正プログラムがQNAPから提供開始されています。
QTSおよびHelpdeskの更新をお願い致します。これにより本脆弱性の影響を回避することができます。重大度: 高
対象FWバージョン: Helpdesk versions 1.1.21 およびそれ以前
QTS 4.2.6 build 20180531およびそれ以前
QTS 4.3.3 build 20180528およびそれ以前
QTS 4.3.4 build 20180528およびそれ以前
対策バージョン: Helpdesk versions 1.2およびそれ以降
QTS 4.2.6 build 20180711およびそれ以降
QTS 4.3.3 build 20180711およびそれ以降
QTS 4.3.4 build 20180711およびそれ以降
問題の概要: 対象バージョンのHelpdeskは、コマンドインジェクションの脆弱性があり、悪意のあるアプリにより任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策
QTSの更新
お使いのNASを最新のバージョンに更新してください。
- QTSに管理者としてログインします。
- 「コントロールパネル」 > 「システム」 > 「ファームウェア更新」を選択します。
- 「ライブ更新」のタブの中の、「更新の確認」を選択します。
- 表示される指示に従って更新を行ってください。再起動を促すダイアログが表示された場合には「再起動」を選択してください。
なお、QTSをパソコンにダウンロードして手動で更新することもできます。外部のネットワークに接続されていないなどの理由でライブ更新ができない場合には、手動で更新してください。
Helpdeskを最新版にアップデートします。
- QTSに管理者としてログオンします。
- App Centerを開きます。旧バージョンのHelpがすでにインストールされている場合、更新を促すダイアログが表示されますので従ってください。
- 更新を促すダイアログが表示されない場合、検索アイコンをクリックします。
- "Helpdesk"とタイプして検索します。
検索結果にHelpdeskが表示されます。 - 「アップデート」をクリックしてください。アプリが更新されます。
ご参考
本脆弱性に関する情報 https://www.qnap.com/ja-jp/security-advisory/nas-201808-13本情報は2018年8月13日にQNAP社より公開されたものです。