公開日:2016.05.24 更新日:2022.06.24 閲覧数 36,331 (月間213)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

ファイルサーバーがハングアップしたときには、対処に戸惑いを感じながらも、強制終了と再起動をする場合が多いと思います。有効な原因解明方法と、正しい対処方法を考えていきましょう。

ファイルサーバーのハングアップとはどのような状態か

ハングアップとは、操作していたソフトウエアなどが完全に止まってしまい、何も反応しない状況を言います。
PC上でアプリケーションが数秒でもフリーズすると困るものですが、ハングアップは物理的に電源のオフやリセットの作業が必要な状態です。

ファイルサーバーのハングアップとは、具体的に下記のような状態のことを指します。

・ファイルサーバーにログインできない
・ファイルのオープン、クローズ、削除、保存に異常に時間がかかる
・パフォーマンスが低下しどのような操作も通常の5倍から10倍、またはそれ以上の時間がかかる
・バックアップの完了に異常に時間がかかる

ファイルサーバーのハングアップの原因とは

ファイルサーバーがハングアップする原因は、どのようなことが考えられるでしょう。

もっとも多い原因は、例えば社内で複数の社員がまったく同時に同じファイルを開き、それを変更しようとした際にファイルが壊れてしまう場合です。
同ファイルを同時に開き、一方が不正な終了の仕方で終えたときにも起こり得ます。

他に、不要なアプリケーションが起動していた場合や、システムのメモリ不足といった原因も考えられます。
また、ファイルサーバーのハードウエアの不調というケースもあり、原因は症状によってさまざまです。

ファイルサーバーのハングアップの対処方法

実際にファイルサーバーのハングアップが起こったときは、電源を切り、強制終了させる方法をとります。
しかし、ハングアップが繰り返し起こり、その原因が不明であり解明したい場合は、メモリーダンプファイルを取り専門家に解析を依頼することをおすすめします。

メモリーダンプファイルとは、システムのある一部の瞬間のメモリー情報を、外部記憶装置に記録したファイルのことです。
異常終了時にブルースクリーンが発生したとき、メモリーダンプファイルが作成されます。

また、あらかじめサーバーに設定が必要ですが、ハングアップした際に強制的にメモリーダンプを取ることもできます。

繰り返しのハングアップは作業の効率を悪化させるだけではなく、思わぬデータ損失につながりかねません。
複数で使うファイルサーバーだからこそ、より安全への考慮が必要です。

強制終了させれば復旧できるからといって放置せず、異常終了が多い場合は原因を突き止めておく方が良いでしょう。

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