AMD RAIDボリュームに障害が発生した際は、RAIDExpertを使用してボリュームの再構築を行います。ボリューム再構築は、冗長性を備えたRAIDボリューム(RAID 1/5/10) でのみ実施可能です。
このガイドでは、RAID1 ボリュームの片方のHDDが故障した場合を例にして説明します。
手動によるボリューム再構築
再構築用のHDDを接続した後 RAIDExpertを起動し、ログインします。
※ログインのためのユーザ名およびパスワードの初期値は、以下の通りです。
ユーザ名:admin
パスワード:admin

- 画面左側 AMD RAIDXpert > コントローラ > 物理ドライブの表示 を参照し再構築用のHDDが認識されていることを確認します。再構築用のHDDはアレイで使用しているHDDと同じか、それ以上の容量が必要です。
- [論理ドライブの表示] より、再構築の対象となるRAIDボリュームをクリックします。
- 画面右側 [論理ドライブの情報] で [再構築] のタブを開きます。
- 再構築用のHDDを選択します。選択されたHDDは赤色の枠で表示されます。
- [今すぐ開始] ボタンをクリックします。
スペアドライブの作成
再構築に使用するHDDをあらかじめ接続しスペアドライブとして設定しておくことで、RAIDボリュームに障害が発生した際に、自動的にボリューム再構築を行わせることが可能となります。
- 画面左側 AMD RAIDXpert > コントローラ > スペアドライブの表示 をクリックします
- 画面右側 [スペアドライブの表示] で [作成]のタブを開きます。
-
[スペア ドライブのタイプ] のプルダウンメニューから、グローバル スペア/RAIDボリューム名 いずれかを選択します。
- グローバルスペアを指定した時: システム共有のスペアドライブとして動作します。
- RAIDボリューム名を指定した時: 指定したRAIDボリューム専用のスペアドライブとして動作します。
- スペアドライブとするHDDを選択します。選択されたHDDは赤色の枠で表示されます。
- [作成] ボタンをクリックします。