海外有力IT機器メーカーの国内正規代理店であるテックウインド株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:川﨑 兵庫)は、2026年6月25日(木)より既存の「ローカルLLM PoC環境セットアップサービス」において新たにLinux(Ubuntu Server)搭載PCへの対応を開始します。Windows版に続く追加対応となり、Windows・Linuxの2プラットフォームから選択可能な体制が整いました。エンジニア・開発者中心のチームが、より軽量・効率的な環境でローカルLLMの検証を開始できるようになります。
背景
法人における生成AI活用は、業務効率化やナレッジ活用の手段として急速に広がっています。特に以下のようなニーズから、ローカルLLMへの関心は高まり続けています。
- クラウドを介さず機密情報を安全に扱いたい
- 社内文書を活用した高精度な応答(RAG)を検証したい
- クラウドAPIの従量課金コストを抑えたい
一方、環境構築そのものがPoC開始のボトルネックとなるケースも少なくありません。当社ではこうした課題に対し、動作検証済みの完成環境をそのまま提供する「ローカルLLM PoC環境セットアップサービス」を展開してきました。今回のLinux版追加は、エンジニア・開発者が主体となるチームからの以下のようなニーズに応えるものです。
- ソフトウェアコストを抑え、LLM推論リソースを最大化したい
- GUIオーバーヘッドなく、サーバーとして安定稼働させたい
- SSH環境で使い慣れた方法で環境を管理・カスタマイズしたい
- Dockerなど開発標準スタックとの親和性/互換性を確保したい
Linux版の特長
特長① OSライセンスコストゼロ、推論リソースを最大活用
Ubuntu Server採用により、Windowsライセンス費用が不要。GUIオーバーヘッドがなく、GPUリソースをLLM推論に集中できます。
特長② エンジニアが使い慣れた環境・スタックで構成
SSH接続による管理、Dockerコンテナ構成、systemdによるサービス自動起動など、開発現場の標準的なスタックで構成されています。
特長③ Windows版と同等の「すぐに始められる」完成環境
OllamaおよびOpen WebUI、動作確認済みLLMモデルをプリインストールした状態で出荷。到着後すぐにPoCを開始できます。
特長④ コンシューマGPU(VRAM 16GB)から動作可能
大規模サーバーなしで実用的な検証が可能。gpt-oss:20b、gemma3n、phi4-miniなどのモデルが8kコンテキストで動作します。
Windows版 / Linux版 特長の比較
Linux版の追加により、用途・チーム環境に合わせた選択肢が広がります。
| Windows版 | Linux版(新対応) | |
|---|---|---|
| 対象ユーザー | Windowsに慣れた方が多い環境・非エンジニアも含むチーム | エンジニア・開発者中心のチーム |
| サーバー操作・運用 | GUI中心で直感的に操作可能 | SSH+ブラウザ(Open WebUI)で操作 |
| 推論パフォーマンス | GUIリソース分のオーバーヘッドあり | Server構成でリソースをLLM推論に集中 |
| 利用シーン | 非エンジニアも参加するPoC | 社内展開を見据えた検証・開発チーム主導のPoC・技術検証・カスタマイズ用途 |
ローカルLLM PoC環境イメージ
各コンポーネントの役割と通信の流れを以下に示します。
| 各種AIモデル | インターネットで公開されているローカルLLMのAIモデルを製品内のストレージに格納 |
|---|---|
| Ollama | AIモデルの管理・推論エンジン。Open WebUIとAIモデルの中継を担当 |
| Open WebUI | ブラウザで使えるチャットUI。RAG構築・システムプロンプト設定等の開発環境としても機能 |
担当者からのコメント
「チームの技術スタックや用途に合わせてプラットフォームを選べるようになったことで、より自然な形でPoCをスタートしていただけると考えています。どちらが優れているというものではなく、お客様の状況に最適な選択肢をご用意できたことをうれしく思います。」
テックウインド株式会社 第四営業部 竹内祐子
サービス概要
| サービス名 | ローカルLLM PoC環境セットアップサービス(Linux版) |
|---|---|
| 提供開始 | 2026年6月26日(木) |
| 提供形態 | 当社出荷PCへの環境インストール役務(オプションサービス) |
| 対象製品 | 当社出荷のLinux(Ubuntu Server)搭載PC製品 |
| OS | Ubuntu Server 26.04 LTS |
| 主な構成※1 |
Ollama / Open WebUI(Docker)/ NVIDIA ドライバー・CUDA LLMモデル:phi4-mini、gemma3n:e4b-it-q4_K_M、gpt-oss:20b |
| サポート | PC製品に対するセンドバック修理対応(1年間) ※インストールソフトウェアの利用方法に関するサポートは含みません |
| 参考価格 | 税抜10万円〜(PC本体費用・組み立て費用は別途発生) |
- 各オープンソースソフトウェアおよびAIモデルの各名称・各証票は各権利者に帰属します。当社は各権利者との提携・協賛・承認・公式な認定を受けたものではありません。各ソフトウェアおよびAIモデルは、それぞれのライセンス・利用条件に従って提供・利用されます。
Windows版との同時提供により、2プラットフォームから選択可能です。
Windows版の詳細はこちら:ローカルLLMのPoCを「最短1日で開始」、環境構築の壁をなくす「ローカルLLM PoC環境セットアップサービス」を提供開始(直販限定)
今後の展望
テックウインドは本サービスを、企業が自社環境で安心して生成AIを活用するための第一歩と位置づけています。今後は高性能GPUサーバー製品との連携を強化し、PoCから本番運用を見据えた法人向けAI基盤構築支援を拡充してまいります。また、提供モデルの拡充や構成オプションの追加についても継続して検討します。
テックウインド株式会社について
テックウインド株式会社は、海外の有力IT機器メーカー各社の正規代理店として国内パソコン市場の黎明期から最新かつ最適な製品群を日本に展開してまいりました。近年はコンピュータ関連製品に加え、AI、ライフスタイルを豊かにする日本未上陸の各種プロダクトにも注力し、日本のお客様に提案を行っています。
会社名:テックウインド株式会社
設 立:1995年4月
本 社:東京都文京区湯島3丁目19番11号 湯島ファーストビル7階
サイト:https://www.tekwind.co.jp/
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