Intel RAID1/5/10アレイ内のHDDに障害が発生した場合、以下の方法でリビルド(復旧)を行うことができます。(RAID0の復旧はできません。)
事前準備
障害対応をホットスワップ(Windows起動中にHDDの抜き挿しを行うこと)にて行う場合、製品により事前にBIOS設定が必要です。
下記のBIOS設定項目が存在するマザーボード製品の場合には適宜設定します。この項目がBIOS中に存在しない製品は設定する必要はありません。(この場合は未設定でもホットスワップ可能です。)
Advanced Menu > Advanced > SATA Configurations > Hot Plug > [Enabled]
※ホットスワップに非対応の環境のままHDD交換を行う場合、HDDを抜き取る場合も挿しこむ場合にも必ずPCをシャットダウンさせた状態で行ってください。
手動でのリビルド方法
手動でリビルドを行うには、障害の発生したHDDと交換用HDDを入れ替えた上でリビルドの設定を行います。
設定は、Intel Rapid Storage Technology(以下、IRST)上で障害の発生したRAIDボリュームをクリックし、続けて"別のディスクに再構築"をクリックします。その後、ターゲットディスクを選択するとリビルドが開始されます。
設定は、Intel Rapid Storage Technology(以下、IRST)上で障害の発生したRAIDボリュームをクリックし、続けて"別のディスクに再構築"をクリックします。その後、ターゲットディスクを選択するとリビルドが開始されます。
自動でリビルドを行う方法
リビルドを自動で行う場合には、リビルド交換用のHDDを障害の発生する前に用意し、事前にスペアディスクとして設定を行っておく必要があります。
設定は、IRST上で交換用HDDをクリックし、続けて"スペアとしてマーク"をクリックすることで行えます。
設定は、IRST上で交換用HDDをクリックし、続けて"スペアとしてマーク"をクリックすることで行えます。
障害の発生したHDDは、リビルド開始後に抜き取ることができます。
注意事項
※交換用HDDやスペアディスクには、RAIDアレイで使用しているHDDと同じかそれ以上の容量が必要です。
※マトリックスRAIDアレイにRAID0領域がが含まれている場合、その領域だけは復旧できません。
※本解説は、IRST バージョン11.0.0.1032を参考に作成したものです。