独立法人国立美術館 国立新美術館様

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関連メーカー:GeChic(モバイル / 小型 / マルチタッチ / デュアルモニター)


国立新美術館ロゴ

国立新美術館は、コレクションを持たず、国内最大級の展示スペース(14,000㎡)を生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たす、新しいタイプの美術館である。内外から人やモノ、情報が集まる国際都市、東京に立地する美術館として、「美術」を介して人々がさまざまな価値観に触れる機会を提供し、相互理解と共生の視点に立った新しい文化の創造に寄与している。

国立新美術館 The National Art Center,Tokyo
URL:http://www.nact.jp
業種:教育,博物館,美術館
【取材日:2017年8月】


国立新美術館 情報企画室長
主任研究員 室屋 泰三様

ムルヨノとセラムの写真1
ムルヨノとセラム(インドネシア)
≪良心のためのアート:244x122の学校≫
2006年にインドネシアのジャカルタで設立されたアーティスト・コレクティブ、ムルヨノとセラムが行ったワークショップで制作された作品40枚とその様子を紹介する映像10本を組み合わせたアート作品。映像の投影にOn-Lap1503シリーズが採用されており、芸術作品の一部となっている。
サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで(2017年7月5日~10月23日 森美術館と同時開催)での展示。

導入の背景

国立新美術館 情報企画室長 主任研究員 室屋 泰三様(以下:室屋様):今回の企画展「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」では、森美術館とあわせてASEANの現代美術作家86組の作品を展示しています。ASEAN設立50周年ということで、現代美術の展示としてはこれだけの規模のアジア作家が集まるのは初めてだと思います。会期も通常は2か月程度が多いですが、今回は3か月です。
このような現代美術の展覧会では、作品の展示方法をアーティストにヒアリングしてリクエストに応じて、作品に合う機材を探しています。現代美術ならではの表現方法ですが、ビデオ・インスタレーションも多いため、どのように映像を見せるか、というのも作品の一部になります。

ムルヨノとセラムの写真2

フルHD、視野角が広いIPSパネル、HDMI出力、薄型、壁面への取り付け、メンテナンスのしやすさなどの条件を考えたら「On-Lap」ほぼ一択でした

室屋様:作品の大きさやレイアウトを考えたときに、On-Lapの15インチがちょうどいいサイズでした。作家は最初はタブレットで良いと言っていましたが、タブレットだと小さすぎるんです。タブレットによるソリューションも検討しましたが、運用管理面の利便性とコストパフォーマンスを考慮して小型モニタ+メディアプレーヤーを採用しました。
On-Lapは非常にシンプルで、電源のON/OFFも簡単。外観も奇をてらったところがなく、ニュートラルなので非常になじみやすい。もともとGeChic製品の存在は把握しており、他社の小型モニタ等と比較検討した結果、解像度・視野角など表示性能の優位性が決め手となってOn-Lapを採用しました。
機材を選定する際は、学芸員を間に入れ、作家とのやり取りを行います。映像を映す必要がある場合は、解像度等の必要条件をヒアリングしながら機材全体のスケッチを作っていきます。

ムルヨノとセラムの写真3

ムルヨノとセラムの写真4

On-Lapの背面オプションにメディアプレーヤーを搭載。壁面への取り付けはVESAマウントキットを活用

室屋様:映像の出力には安価な単機能小型メディアプレーヤーを使用しています。背面に収まるサイズです。壁面への取り付けはオプションのVESA取り付けキットを使用しています。

On-Lapの壁面への取り付けの写真

On-Lap1503Hを10台、他の展示にOn-Lap1101Hも活用

室屋様:15インチの1503H以外にも、11インチの1101Hを4台、他の展示に使用しています。雑貨店をモチーフにした展示でフォトフレーム的に使用しています。15インチは作家のスケッチブックの再現展示にも使用しています。

「必需品の家」の写真1

「必需品の家」の写真2

アングン・プリアンボド(インドネシア)の作品«必需品の店»
「実際に買い物をすること」自体がアートへの参加になるという、東南アジアの雑貨店をモチーフにしたユニークな展示。レジ横の映像にOn-Lap1001Hが使用されている。

アーティストのリクエストに応えつつも予算内で良い機材を探します

室屋様:ビデオ・インスタレーション作品は展示場所に依存することが多いので、場所にあわせて形を変えた展示を行うことが多いですね。ビデオ・インスタレーション作品ならではの柔軟さや面白さを表現するためには機材選びも非常に重要な要素の一つです。とはいえ、国立新美術館も独立行政法人ですので、予算の効率的な運用が求められます。アーティストが大切にしていることと、予算の兼ね合いを見ながら、機材を選んでいくのが腕の見せ所でもあります。例えば、このOn-LapもフルHDということで、今後の展示にも応用が利くでしょう。既存の資産も活かしながら展示を創り上げていくことが大切だと考えています。

作家のスケッチブックの再現展示にOn-Lap1503Hを採用
スケッチブックの再現展示に使われているOn-Lap1503Hの写真 ヘリ・ドノのスケッチブック(1983-1984)

作品背景の説明や映像資料にも活用
作品背景の説明や映像資料に使われているOn-Lap1101Hの写真 On-Lap1101Hに施工時にオリジナルの枠を作成した

展覧会概要

「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」
ASEAN(東南アジア諸国連合*)設立50周年にあたる2017年、国内過去最大規模の東南アジア現代美術展を国立新美術館と森美術館で開催している。本展は、時代の潮流と変動を背景に発展した東南アジアにおける1980年代以降の現代アートを、9つの異なる視点から紹介する、史上最大規模の展覧会となっており、現代美術作家47名、両館あわせて86組の作品を展示している。

展示会概要の写真

展示会情報

会期 :2017年7月5日(水)~10月23日(月)
会場(2館同時開催)
■国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間 10:00~18:00(毎週金曜日・土曜日は21:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週火曜日
■森美術館
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間 10:00~22:00(毎週火曜日は17:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
会期中無休
観覧料:2館共通 1,800円(一般)800円(大学生) / 単館
1,000円(一般)500円(大学生)
高校生及び18歳未満は無料(学生は身分証等を提示)

国立新美術館展示会ページ
http://www.nact.jp/exhibition_special/2017/sunshower/

サンシャワー:東南アジアの現代美術展ページ
http://sunshower2017.jp/

ユニークな展示方法

大型インスタレーションや参加型作品等、写真撮影可能な作品もたくさんあり、SNS映えする作品も多数。中には作品名を含んだハッシュタグ(#サンシャワー展 または #sunshower_tokyo)を付けたSNS投稿で来場者が作品コンテンツの一部となることで成立するというアートもある。

本展覧会のポスターにも採用されているリー・ウェン(シンガポール)の【奇妙な果実】(2003年)

スラシー・クソンウォン (タイ)【黄金の亡霊(現実に呼ばれて、私は目覚めた)】 2014年
5トンの毛糸の中には金のネックレスが隠されている。探し出した人にはネックレスがプレゼントされるという参加型のアート。

導入製品

On-Lap 1503H 10台
On-Lap 1101H 12台
HDMI+USBドックポートケーブル 10台
三脚マウント 12台
マルチマウントキット 10台

関連リンク

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