On-Lap 1002

Windows 8 の普及と対応アプリケーションの充実により、タッチパネル環境に対するニーズは日に日に高まっていますが、現在市場に流通しているタッチパネルモニタはサイズ等の問題で導入の敷居が高く、モニタの設置環境から見直さなければならないようなケースがほとんどでした。今回発売される「On-Lap 1002」は、液晶サイズ10.1 インチ、厚さ1cm、重量505g(*1)という小型軽量設計で、バッグに入れて持ち運ぶことも可能なタッチパネル液晶モニタです。

もちろん従来のOn-Lap シリーズ同様に、電源供給用のUSB ケーブルと映像入力用のHDMI/VGA ケーブルを接続するだけでモニタとして動作するため、いつでもどこでも簡単にタッチパネル環境を構築できます。例えば、タッチパネルを搭載していないノートPC を使用中に、ゲームアプリなどタッチ操作が必要なときだけ本製品を接続するというような使い方も可能です。

10 インチサイズでありながら解像度は1280*800 と、十分な情報量を表示することが可能です。液晶パネルはIPS 方式となっており、表示品質、視野角ともに良好です。HDMI 経由での音声入力に対応しており、小型ながら1ch 内蔵スピーカも搭載しているため、動画再生などマルチメディア用途にも適しています。また製品に添付されている保護カバーは、持ち運びする際の保護はもちろん、モニタを据置する際のスタンドとしても機能します。さらにカバーにはVESA 規格に対応するネジ穴が設けられており、市販のモニタアームと組み合わせてデスクで利用することも可能になっています。

このように本製品は細部に亘って機能性、利便性に配慮した設計となっており、既存のOn-Lap シリーズ以上に活用の幅が広い製品です。上述したオンデマンドでのセカンダリモニタ(*2)としての利用はもちろん、本製品の特長を生かしインタラクティブなサイネージシステムへの応用も期待される製品と言えます。

「On-Lap 1002」は、モバイルモニタという本来の製品コンセプトに立ち返ってコンパクトさを追求しながらも、トレンドであるタッチパネルも取り入れた高機能製品です。ディスプレイ環境と操作環境を同時に強化する本製品は、サブディスプレイという枠を超えて使用者のユーザーエクスペリエンスを大きく加速させるたいへん強力なデバイスです。

*1……モニタ本体の重量。
*2……PC 側の設定により、プライマリモニタ(メインモニタ)として使用することも可能。