東芝映像ソリューション×テックウインドのタッグでサイネージの新たな可能性を切り拓く

お話をお伺いした方

富士キメラ総研「デジタルサイネージ市場総調査2017」によれば、業務用ディスプレイ(TVチューナーなし・30型以上)の市場は拡大を続け、2017年の11.8万台(132億円)から、2020年には16.5万台(162億円)に達すると予想されています。 今回は、10年以上にわたり業務用ディスプレイやデジタルサイネージソリューションを提供し、2万4,000端末以上の国内導入実績を誇る東芝映像ソリューション株式会社のお二方に、ユーザニーズの変化やパートナー戦略などについてお伺いしました。

東芝映像ソリューション株式会社 営業本部
B2B営業部 B2B営業第二グループ
(左)グループ長 湯山 聡 氏
(右)課長代理 鵜木 聡 氏

【最新動向・トレンド】設置場所やターゲット、目的(狙い)など多様化が進む

業務用ディスプレイ市場が拡大しているとのことですが、最近では主にどのような領域で売れているのでしょうか。

商業施設や公共施設、企業や交通機関など主力は変わりませんが、活用シーンやシナリオ面では少なからず変化が見られます。たとえば企業の場合、以前は設置場所が受付や会議室などに限られていましたが、最近はオフィスフロアに設置して社員向けにさまざまなお知らせを表示したり、商業施設のバックヤードや休憩室に設置したりして販売スタッフ向けに売上や客数などをリアルタイムで表示するなど、インナー向けのコミュニケーションツールとして利用する事例も増えてきました。

インバウンド向けのサイネージ活用も動きが活発です。観光地や商業施設内のインフォメーション、飲食店のメニューなどを多言語で表示するのが一般的ですが、これまでにないシナリオでの活用の動きもあります。総務省および消防庁が主体の“インバウンドを対象とした災害時の緊急アナウンス表示”のプロジェクトでは、あえて“やさしい日本語”で表示して防災・減災につなげるというユニークな試みで、今後の実現が期待されます。

【お客様が期待するもの】エンドユーザに驚きや感動を与えるサイネージ活用を

デジタルサイネージが社会に浸透し目新しいものではなくなった今、
ターゲットや設置場所、目的などが多様化し、これまでにない形での活用が拡大しているという訳ですね。

美しい画像・映像や文字情報を映し出すだけで良かった時代は終わり、お客様(導入企業)の関心も、いかに見る人に驚きや感動を与えられるか、いかに印象に残るエクスペリエンスを提供できるかに移っています。サイネージ導入効果に関するお客様の期待値(要求レベル)が以前と比べ相当上がってきている…というのが率直な印象です。 たとえば弊社が取り扱っている「ミラーディスプレイ」という製品は、通常は大きな姿見(鏡)にしか見えませんが、人がその前に立つと鏡の奥から映像が浮かび上がる…というサプライズがあります。印象に残るサイネージ活用の典型だと思います。

ミラーサイネージイメージ

安定稼働ニーズに応える3年間無償保証も!

テレビと違い毎日10数時間連続で稼働し続けることも普通の業務用ディスプレイは、より高い耐久性と安定性が求められます。故障などトラブルによる機会損失を最少化するため、保証期間の長期化やサポートの充実も進んでおり、東芝映像ソリューションでは、3年間無償保証(オンサイト保守)の製品も提供しています。

※期間限定のキャンペーンです。事前にキャンペーン期間かどうかご確認ください。

東芝延長保証

【パートナー戦略】パートナーとのシナジーで新たなニーズを開拓

となると、お客様に対するサイネージ活用の提案力がますます重要になってきますね。

60年以上に及ぶテレビメーカーとしての信頼感や、豊富な業務用ディスプレイの導入実績など、他社に誇れるポイントは数々ありますが、更に販売を積み上げていくためには、お客様の新たなニーズを喚起していく必要があります。

東芝映像ソリューションは、東芝ブランドの業務用ディスプレイのメーカーとして、いくつかのパートナー企業と契約しその販売を委託しています。これは、マーケットインのパートナー企業と組むことで、日々変化するお客様ニーズを的確にとらえ、最適なソリューションの迅速提案を実現するための戦略でもあります。

もちろん、パートナーによって得意とする地域やソリューション領域が微妙に異なるので、私共に入ってくる問い合わせ案件については、お客様の業種やニーズなどを把握したうえで、最も適したパートナーをアサインして対応していただく形をとっています。パートナー企業が弊社にはない関連製品と組み合わせて提案し受注につながるケースもあり、サイネージ活用の提案力を強化しニーズを喚起していく上でシナジーをもたらしています。

【テックウインドについて】主力“ビジネスパートナー”としてテックウインドに期待

パートナー企業としてのテックウインドの位置づけや評価についてお聞かせいただけますか。

私どもは、数あるパートナー企業様の中でも主力の“ビジネスパートナー”の1社として、テックウインドさんと一段深い協業関係を継続してきました。それは、さまざまな商材をお持ちで、コンサル・提案力にすぐれていること、関西にも営業所をお持ちでスピーディーにお客様対応いただけるなど、私どものビジネスとの間で大きなシナジーを生み出すことが出来るためです。

例えば、空間にフィットする“雰囲気“をお求めのお客様に対し、私どもでは取り扱っていない”和風スタンド“を提案して、お客様のニーズに的確に応えられていました。和風の空間やファミリー対象で、ぬくもりのある演出を求めるケースなどにフィットするスタンドについては、テックウインドさんならではのユニークなご提案で、私どもとの協業の一つの成功事例だと思います。

【今後に向けて】他社に先駆け、これまでにない活用提案を共に推進

今後に向けてテックウインドに対しどのようなことを期待していますか。

最近では、センシングやAI、AR/MRといった新しいテクノロジーを応用したデジタルサイネージソリューション(活用シナリオ)が次々に登場しています。サイネージの前を通りかかった人物をカメラとらえ、クラウド上のAIで性別・年齢などプロフィールを分析、その人物に最適な情報を瞬時に表示する…といった例です。テックウインドさんには是非こうした先進的なサイネージ活用提案を得意とするパートナーになっていただきたいですね。そのために今後も、新しい技術やノウハウを積極的に共有して、両社のシナジーを高めていきたいと思います。

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