QNAP社NASの脆弱性への注意喚起

QNAP製NASの機能であるApp Centerにつきまして、脆弱性が確認されています。以下をご参照いただき、対策をお取りいただくことを推奨いたします。


重大度: 中
対象ファームウェアバージョン: QTS 4.2.6: build 20171208およびそれ以前, QTS 4.3.3: build 20171213およびそれ以前, QTS 4.3.4: build 20171223およびそれ以前
対策バージョン:以下のバージョン

  • QTS 4.2.6: build 20180504およびそれ以降
  • QTS 4.3.3: build 20180126およびそれ以降
  • QTS 4.3.4: build 20171230およびそれ以降

問題の概要:
対象バージョンのApp Centerにはクロスサイトスクリプティングの脆弱性があり、悪意のあるクライアントが、アプリ上にJavascriptのコードを埋め込むことが可能です。

対策

QTSの更新

お使いのNASを最新のバージョンに更新してください。

  1. QTSに管理者としてログインします。
  2. 「コントロールパネル」 > 「システム」 > 「ファームウェア更新」を選択します。
  3. 「ライブ更新」のタブの中の、「更新の確認」を選択します。
  4. 表示される指示に従って更新を行ってください。再起動を促すダイアログが表示された場合には「再起動」を選択してください。

なお、QTSをパソコンにダウンロードして手動で更新することもできます。外部のネットワークに接続されていないなどの理由でライブ更新ができない場合には、手動で更新してください。

ご参考

本情報は2018年5月15日にQNAP社より公開されたものです。