公開日:2016.07.22 更新日:2022.06.24 閲覧数 10,707 (月間67)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

仮想サーバーと一口に言っても、実はサーバーの仮想化はいくつかの種類に分けることができます。
それぞれの種類によってどこまで仮想化されているかなどが違うため、仮想サーバーを利用する前にはまず、この種類を知っておくと便利でしょう。

仮想サーバーの種類とは

仮想サーバーを作る時には仮想サーバーの種類だけではなく、その方法もホストOS型とハイパーバイザー型と呼ばれる2種類の方法があります。
ホストOS型は、既存のマシン環境を変える事なく気軽にインストールが可能となっているため、多くの場面において利用しやすいというメリットを持っています。
一方ハイパーバイザー型はホストOSが存在せず、ハイパーバイザーが直接ハードウェアを制御するためゲストOSの動作速度が低下しないというメリットがあり、近年では企業で使われる仮想サーバーを作る方法はこちらが主流となっています。

ハードウェアレベルでの仮想化

仮想サーバーを作るといっても、仮想化にはいくつか種類があります。
それはどのレベルで仮想化するかという点で分けられ、その中のひとつがハードウェアレベルでの仮想化です。
これはハードウェアそのものを仮想化するため、物理的なハードウェアがひとつしかなくても複数の仮想化されたハードウェアを動かす事ができます。
複数の異なったOSがインストールされたハードウェアを一台で同時に運用できるので、非常に場所やコストの節約になるというメリットがあります。

OSレベルでの仮想化

OSレベルでの仮想化をする場合、ハードウェアレベルでの仮想化とは違い大元となるOSはひとつだけですが、その上でコンテナと呼ばれる仮想化されたOSを実行する事ができます。
ですので異なるOSを複数起動する事はできませんがアプリケーションをコンテナごとにインストールし、利用するという事は可能になります。
メリットとしては、大元になるOSさえアップデートしてしまえばすべての仮想OSに反映されるという点が挙げられます。

アプリケーションレベルの仮想化

この場合は1つのアプリケーションをベースとして、複数のアプリケーションが実行されているように仮想化します。
アプリケーションレベルでの仮想化は、それぞれのアプリケーションが専用の構成をされているため、複数起動した場合も他のアプリケーションの影響を受けにくく誤作動が起きにくいというメリットを持っています。

仮想サーバーを作る際には、その方法やどのレベルで仮想化するかによっていくつかの種類があります。
それぞれの種類をきちんと把握し、どういった違いやメリットがあるのかを知っておくことで、仮想サーバーをより運用しやすくなるでしょう。

お客様に合った
最適な製品を紹介します!

製品の問い合わせ