Windows Server 2019 のライセンスの基礎知識①
公開日:2020.02.04 更新日:2022.06.24 閲覧数 17,071 (月間275)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

最適な購入方法でコストやリスクを削減しましょう

Windows Server 2019を購入する際には、導入数や利用者数にあわせて最適な方法を選択することが、コストや手間、リスクを削減するための重要なポイントで す。たとえば、毎回異なる方法でライセンスを購入している場合、ライセンス管理が複雑になるばかりか、気付かないうちに「ライセンス違反が発生していた」というリスクを負う可能性もあります。

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Windows Server 2019 に必要な 2 つのライセンス

WindowsServer2019Datacenter/Standard のライセンスモデルは大幅に簡素化されており、ライセンスの購入と管理に伴う負担が軽減されていま す。Windows Server 2019を利用するためには、サーバーの使用権である 「サーバーライセンス」と、ユーザーが PC などの各種デバイスを使ってサーバーにアクセスするためのアクセス権である「クライアント アクセス ライセンス (CAL)」の 2 種類のライセンスが必要です。

サーバーライセンスとクライアントライセンス

Windows Server 2016 R2 などの以前のバージョンのサーバーライセンスを使って Windows Server2019を実行したり、Windows Server 2016 CAL などの 以前のバージョンの CAL を使って Windows Server 2019 にアクセスすることはできません。しかし、Windows Server 2019 のサーバーライセンスと CAL を取 得している場合、以前のバージョンの Windows Server を実行し、アクセスすることが可能です。
注: 以前のバージョンの Windows Server を実行するにはセットアップ用のメディアが必要です

サーバーライセンス クライアントライセンス(CAL)
サーバーライセンスは、Windows Server 2019 のインスタンスをコンピューター上で実行するために必要なライセンスです。インスタンスは、セットアップを実行することで作成されます*1。サーバーライセンスは、Windows Server 2019 のインスタンスを実行する特定のサーバーに割り当てる必要があります。 Windows Server 2019 のインスタンスに直接的または間接的にアクセスするユーザーまたはデバイスごとに必要なライセンスです。デバイスには、パソコンやワークステーションだけではなく、携帯端末も含まれます。(ただし、特定の 条件に当てはまるデバイスまたはユーザーを除く*2)

*1 既存のインスタンスを複製した場合も別個なインスタンスを作成したものとみなされます。また、ブレード サーバーの各ブレード、パーティションも別個の物理サーバーとみなされます。
*2 以下の条件に当てはまるデバイスまたはユーザーは CAL を取得する必要がありません。(各サーバー ライセンスには、サーバーを管理するために 2 台のデバイス、あるいは 2 人のユーザーがインスタンスにアクセスする権 利が含まれています。)
• Web ワークロードまたは HPC ワークロードを実行している本サーバー ソフトウェアへのアクセスには、CAL は必要ありません。
• 仮想 OSE のホスティングおよび管理のためにのみ使用されている物理 OSE へのアクセスには、CAL は必要ありません。
• CAL およびエクスターナル コネクタ ライセンスでは、お客様のライセンスを取得したサーバー (第三者のサーバーは不可) へのアクセスのみが認められます。

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