無線LANのセキュリティの種類で強度や速度は変わるのか
公開日:2016.03.07 更新日:2022.06.24 閲覧数 89,047 (月間225)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

無線LANには、セキュリティにいくつか種類があります。どのセキュリティを設定するかによって、セキュリティの強度が変化します。自分が使っている無線LANはどのセキュリティであるのかをチェックして、セキュリティの強化に努めるようにしましょう。

無線LAN セキュリティの種類

WEP

WEPは、古い規格の暗号キーです。現在ある中で最も古い規格であると言われています。WEPは、設定した後固定された暗号キーが使われます。ゲーム機などに使われているセキュリティもWEPが多く、WEPの解読方式なども出回っている状態です。そのため、1分もあれば解読できる暗号キーであると言われています。何か特別な事情があるという場合でない限り、使用するのは避けた方が無難な暗号キーです。

WPA

WPAはWEPを改良した暗号キーです。TKIPとも呼ばれます。通信中に暗号キーを自動的に変更されるようになってします。WEPと比べると強度の高い暗号キーとなっていますが、それでも解読可能の暗号キーとされています。WEPの解読より多少時間はかかりますが、解読されている例がたくさんあるので、完全なセキュリティとは言えません。

WPA2

WPA2は現在の無線LANの中で最もセキュリティ強度が高いと言われる暗号キーです。AESとも呼ばれます。最新の暗号規格なので、無線LANを使用するという場合には、この暗号キーを使用することがおすすめです。

セキュリティの種類によって通信速度は変化するのか

「セキュリティを頑丈なものにすると、通信速度が遅くなってしまうのではないか」と心配される方もいらっしゃることでしょう。しかし、セキュリティの頑丈さと通信速度は別物です。通信速度は、使用する無線LANの規格やネットワーク環境によって左右されるものです。したがって、セキュリティを頑丈にしたからといって、通信速度が遅くなるということはありません。

無線LANは無線であるがゆえに、万全のセキュリティ対策をしないと情報が漏えいする恐れがあります。無線LANのセキュリティ設定を行うだけで対策が可能なので、まずは使用しているセキュリティがどの設定になっているのかを確認することから始めましょう。

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