NASとは?メリットから幅広い活用方法まで徹底解説

2019/02/27
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近年、NASを導入する企業が増えています。しかし、具体的にNASでどのようなことができるのかよく知らない、または自社に導入すべきか悩んでいるという方もいるでしょう。

この記事では、NASとは何か、NASでできることや、メリット・デメリットについて解説していきます。NASの企業や家庭での利用方法や、幅広い活用の仕方も紹介しますので、導入を検討している方は参考にしてみてください。

外付け型ハードディスク(DAS)との違い

ネットワークを介さずにサーバーとストレージを接続する外付け型ハードディスクを「Direct Attached Storage」、略して「DAS」と言います。一般的な外付けハードディスクやUSBはDASに当たります。これらは通常ケーブルなどでつなぐため、一度に複数のパソコンとつなげることができません。

一方でNASは、ネットワークで接続する外付け型のハードディスクです。NASとネットワークを共有しているコンピュータであれば、複数台でもNASに保存されたファイルに同時にアクセスできます。

NASでどんなことができる?

NASでどのようなことができるかを説明します。

  • ファイルやデータの共有
  • データのバックアップ
  • ネットワークカメラと接続することで、防犯カメラとして利用する(NASによってサポートしている監視カメラの種類は異なる)
  • テレビ番組の録画(NASによって対応しているテレビは異なる)

NASのメリット

NASには、様々なメリットがあります。以下でNASのメリットを6つ紹介します。

複数のデバイスからアクセスできデータ共有が可能

USB接続の外付けハードディスクやUSBに保存されたデータをパソコンからアクセスしたい場合、該当のパソコンに直接デバイスをつなぐ必要があります。そのため、複数のパソコンで同時にデータを使用することはできません。

一方でNASは同一のネットワークを利用しているコンピュータやスマホからであれば、同時に複数の人がアクセスすることが可能です。例えば、同じファイルを複数人で編集したいような場合を想定すると、毎回USB接続の外付けハードディスクをつなぎ変えるより、NASを使ってデータ共有をした方が効率的です。

ファイルのアクセス権限を細かく設定できる

NASに保存され、共有されたファイルは、アクセス権限を細かく設定できます。企業で利用する場合は部署や個人単位で閲覧や編集の権限を決めることで、他部署からはアクセスできないフォルダや個人専用のフォルダを作ることができます。正しくアクセス権限を設ければ、NASでファイルを共有しても不正アクセスや勝手に編集されてしまう心配はありません。

バックアップ機能で重要なデータを守れる

普段からNASにデータのバックアップを取ることで大事なデータを守れます。NASは複数のハードディスクを一つのドライブのように認識させるRAIDという機能を使ってデータを保存することができます。

RAIDにはいくつかの規格がありますが、例えば、RAID1は2つのハードディスクに同じデータを同時に保存できます。よって、ハードディスクの一つが壊れても、もう一つのハードディスクからデータを復旧することが可能です。重要なデータを保存する上ではありがたい機能でしょう。

ハードディスク内の容量を有効に使える

パソコンの空き容量は人によって違います。大量のデータを保存していて、空き容量に余裕のない人もいれば、十分な空き容量がある人もいます。他人のパソコンの空き容量を融通してもらうことはできません。しかし、NASを使えば全員が同じハードディスクにデータを保存し、ハードディスクのスペースをシェアしながら容量を有効的に使えます。

パソコンより消費電力が少ない

データを共有したい場合、個人のパソコン内に共有フォルダを作成し、他の人から参照してもらうという方法があります。ただし、この方法だと共有フォルダがあるパソコンの電源をオフにすると、他のパソコンからはファイルを見ることができません。また、電源を常時オンにしておくことで電気代もかかります。

その点、NASははじめからファイルサーバーとしての使用を想定して設計されているので、ほとんどのパソコンと比べて消費電力が低くなっています。NASの電源を常にオンにしていたくない人は、時間を決めて電源をオフにすることもできます。

スマホやタブレットのデータ置き場として便利

NASは同じネットワークに接続していれば、パソコンに限らず、スマホやタブレットからも接続できます。スマホの空き容量が少ない場合は写真、動画、音楽などのファイルをスマホ自体ではなく、NASに保存することでスマホの空き容量がなくなることを防げます。

NASの注意点

色々と利点が多いNASですが、注意点もあります。以下で説明します。

導入・初期設定に時間がかかる

NASはUSB接続の外付けハードディスクと異なり、パソコンに接続してすぐに使えるわけではありません。まずLANへの接続が必要で、企業ではそれに加えてアクセス権限の設定やセキュリティの設定などの初期設定に時間がかかります。ただし、最近のNASの中にはQNAPという企業の「TS-231P」のように、初期設定の大半が自動化されているものもあります。

アクセス速度がネットワーク環境に依存する

NASのアクセス速度は、ネットワークの環境によって変わってきます。特に無線LANを使うと速度は低下するため、データ容量の大きなファイルをコピーするのに時間がかかってしまうこともあります。解決策として、数ギガあるような大きなファイルをコピーするときは有線LANを使うのが有効です。

NASの利用方法

NASの利用方法について以下で紹介していきます。

ファイルのバックアップ

NASはファイルのバックアップによく利用されます。ネットワークに接続している全てのデバイスのバックアップを同時に取ることができるため、USB接続の外付けハードディスクでバックアップを取るより便利です。

ファイルの共有

NASはファイルの共有に向いています。共通のネットワークにつながった端末であれば、複数端末でも同時に一つのファイルにアクセスできるためです。複数人で一つのファイルを編集するような場合は、NASを使うと非常に便利でしょう。また、アクセス権限の設定によって、グループや個人単位で閲覧・編集できるファイルを決められるため、安全性も高くなります。

スマホのデータを保存する

スマホに入っているデータをNASに保存することで、スマホの空き容量を確保したり、思い出の詰まった写真や動画のバックアップを取れます。家の中だけでなく、外出先でもスマホからNASのデータを見れるので、好きな時にNASに保存した写真や動画見て楽しめます。

NASの活用例

ここでは、NASの活用例を紹介していきます。

データのバックアップ専用機としての利用

データのバックアップ専用機としてNASを利用することも可能です。最近は24TB以上の非常に容量の大きいNASも販売されており、大きいサイズのデータであっても、問題なくバックアップを取れるでしょう。

複合機との連携

NASは、NAS対応の複合機と連携が可能です。例えば、複合機でスキャンした書類や受信したFAXを直接データとしてNASに保存できます。データを直接保存することで紙資源の節約にもつながります。

フリーアドレスオフィスの実現

NASにあるデータは、ネットワークでつながるデバイスから同じようにアクセスできます。そのため、NASにデータを保管していれば、社員は決まった席ではなく好きなところで作業をすることができます。このようなオフィスは、フリーアドレスオフィスと呼ばれます。

まとめ

NASはネットワーク接続の外付けハードディスクで、データを共有したり、バックアップを取ったりする上で非常に便利です。上手く活用することでより快適に働く環境を構築できます。

QNAPは台湾のネットワーク機器専業メーカーの製品で、SMBグローバルNAS市場で約20%のシェアがあります。IT機器の専門商社で、QNAPの正規代理店でもあるテックウインドは、豊富なノウハウを基に常に的確なモデル・構成の提案が可能です。

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