公開日:2016.07.22 更新日:2022.06.24 閲覧数 8,258 (月間35)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

一般的に仮想サーバーは物理サーバーに比べてパフォーマンスが劣ると言われており、こう考えている人も多くいます。
ですが実際に本当に差があるのか、あるとしたらどのくらいの違いがあってその原因は何なのかを知っている人は少なく、そのせいで仮想サーバー導入を躊躇ってしまう人も多いのではないでしょうか。

仮想サーバーと物理サーバーでパフォーマンスに違いはあるのか

仮想サーバーと物理サーバーでは、実際パフォーマンスに違いがあるのかどうかというのは、仮想サーバーを導入する上でとても気になる部分です。
仮想サーバーを導入したとしても、物理サーバーよりもパフォーマンスが劣っていては意味がありません。
ですが、実際には仮想サーバーと物理サーバーで同じ作業をやった場合、そこまでパフォーマンスに大きな違いはありません。
もちろんまったく違いがないという訳ではありませんが、その差はほとんどなく仮想サーバーも物理サーバーもパフォーマンスそのものはほとんど同じであると言えるでしょう。

パフォーマンスの違いはどのくらい?

仮想サーバーと物理サーバーでは同じ作業をやった時にパフォーマンスで物理サーバーに対して仮想サーバーがやや劣ります。
ネットワーク関連ではその差は最大で20%ほどとなっており、それ以外ではあまりパフォーマンスに大きな差はありません。
ですがこれは仮想サーバーと物理サーバーがそれぞれ1台であった場合を比べた時であり、仮想サーバーが2つ以上合わさった場合は逆に仮想サーバーのパフォーマンスが物理サーバーよりもよくなるという結果も出ています。

パフォーマンスの差が出る原因とは

パフォーマンスの違いが出てしまう原因のひとつとして、仮想サーバーを実現する仮想化レイヤーと呼ばれるものが挙げられます。
仮想サーバーで作業をする場合、その作業の処理だけでなくこの仮想化レイヤーの処理も追加で行われるため、仮想サーバーのパフォーマンスがやや劣ってしまう原因となります。
ですからパフォーマンスの差が大きい場合、その対策としては複数の仮想サーバーを利用する事で負荷を分散したり、物理サーバーよりも上位スペックを持つ仮想サーバーを利用する必要が出てきます。

仮想サーバーと物理サーバーでは、パフォーマンスに致命的な差が出るという事は少ないと言えます。
しかし多くの仮想サーバーを利用する企業などでは、パフォーマンスの少しの差が大きな問題になる場合もあるでしょう。
ですからパフォーマンスの差を感じなくするために、複数の仮想サーバーを利用して負荷の分散をするなどの対策が必要です。

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