公開日:2016.06.28 更新日:2022.06.24 閲覧数 30,611 (月間183)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

最近では大企業から中小企業、公共機関などでサーバーの統合や集約化が進められています。
言葉自体は耳にすることがあるかもしれませんが、そもそもサーバーの統合、集約化とはどのようなものなのでしょう。
また、サーバーを統合、集約化する事はどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

サーバーの統合、集約化とは

まずサーバーの統合、集約化には以下のものがあるということを頭に入れる必要があります。
それは「論理的統合」、「物理的統合」「合理化」の3種類です。

まず論理的統合について説明します。
論理的統合は、複数のサーバーがあり、それぞれがバラバラに管理されていた場合、それらをまとめて管理できる管理ソフトや管理プロセスを導入することで一元管理をすることになります。

次に物理的統合です。
物理的統合は論理的統合を進めたもので、複数(各拠点など場所もバラバラ)にあるサーバー機を、インターネット上などで管理をしているデータセンターなどに集約し、集中管理を出来るようにする方法です。

最後に合理化です。
合理化は物理的統合をさらに進めたものになります。
複数のサーバー機の機能を一台のサーバーにまとめたり、サーバー機を高性能にして今現在あるサーバー機の台数自体を削減することです。
このようにサーバー統合、集約化には種類がありますが、一般的にはサーバー統合というと物理的統合の事を指すことが多くなります。

サーバー統合、集約化のメリット

サーバー統合、集約化のメリットとして大きなものがコスト削減になります。
統合、集約化をする前のサーバー台数よりも減るわけですから、それにかかるコストは当然削減できます。

目に見える電気代などのコストもそうですが、管理をするためにかかっていた見えないコストまで含めると大幅なコスト削減につながる可能性もあるのです。
その他のメリットとしては場所の有効活用という事もあります。
今までサーバー機を設置するために必要だった場所も、統合、集約化することでサーバー機の数を減らすことが出来るので有効活用をすることが出来ます。

サーバー統合、集約化のデメリット

ではデメリットとしては何があるのでしょう。
最大のデメリットとして挙げられるのは性能が劣ってしまう可能性があるということです。
今までそれぞれのサーバー機で行っていた作業を一台にまとめるということは性能の劣化というデメリットは頭に入れなければなりません。

もちろん単体であれば元々のサーバー機よりも高性能でしょうが、同時に複数の作業を行うため、それぞれが最大限の能力を使わなければならない作業を同時に行ったりする場合は統合をすることがデメリットになってしまう場合があるのです。
また、統合したサーバー事態に問題が起きた場合、一台だけの問題ではなく統合しているすべての機器が使えなくなってしまうという危険性もはらんでいます。

サーバーの統合、集約化は基本的には非常に便利で効率的なものです。
しかし、現在あるサーバーの台数によってはコスト増になってしまう場合もあります。

また、メリットだけでなくデメリットも存在します。
そういった事を踏まえて、しっかりと検討してから導入をすることをお勧めします。

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