公開日:2016.04.15 更新日:2022.06.24 閲覧数 28,083 (月間80)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

ファイルサーバーで情報共有を推進

「うちの会社にはIT管理者がいないし、サーバーを使うほどの規模ではない」というSOHO/中小企業も少なくありません。
しかし、一概にそうとは言えません。SOHO/中小企業がサーバーを使った場合、以下のような導入効果が期待できます。

一例として、「情報の共有」について考えてみましょう。

「情報爆発」といわれて久しいですが、パソコンで扱う情報量は常に増加し続けています。たとえば、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真や動画を、ワープロやプレゼンテーションに利用するケースも増えています。情報共有が進んでいない企業の場合、これらの写真や動画データが社員それぞれのパソコンに保存されているので、そのデータが使いたいと思っても、うまくデータが共有できません。しかし、情報共有がスムーズであれば、他の社員が撮影してきた写真を取り出し、資料に掲載するまでに、たいした手間はかかりません。サーバーの容量はUSBメモリとは比較にならないほど大容量なので、長時間の動画データであってもスムーズにやり取りすることができるでしょう。このように、データの共有がスムーズに行えれば、生産性も飛躍的に向上します。

しかし、ただデータを共有できればいいというわけではありません。情報漏洩事故が多発する昨今、無関係な部署の社員が機密情報を盗み見したり、顧客情報を持ち出すという事故が起きれば、会社に大きな損害をもたらす可能性もあります。業務で利用する情報に対しては、高いセキュリティシステムが求められます。そこで、安全・簡単に情報共有する役割を担うのが「ファイルサーバー」です。

ファイルサーバーに保存されたデータは、完全に管理されているため、たとえば「誰が、いつ、そのデータにアクセスしたのか」という情報を取得することもできます。また、部署やユーザーごとに「アクセス権限」を与えておけば、情報にアクセスできるユーザーを制限することも可能です。社内ネットワーク内で使うのであれば、転送速度も問題ありません。情報共有がスムーズにでき、セキュリティも確保できるサーバーがあれば、SOHO/中小企業での業務効率化にも役立つでしょう。

管理サーバーで運用工数を削減

最近は、顧客との取引条件にセキュリティ要件が加えられることも多くなったため、「管理部門」が管理しなければならない項目は、以前と比較にならないほど増加しています。またSOHO/中小企業の場合、大規模企業のように業務が部署によって細分化されていないため、さまざまな業務を兼務している部署がいくつも出てきます。そうすると、管理対象が増えるため、負担も増加します。こういった業務負担も、サーバーの導入で大幅に軽減することができます。

サーバーの導入で業務負担を大幅に軽減

たとえば、社員が使う端末のウイルス対策ソフト状況について把握するのも、管理部門の仕事です。仕事で使うパソコンには、「ウイルス対策ソフト」を導入する必要があります。しかし、ウイルス対策ソフトは、ただ導入すればいいというものではありません。運用状況を把握し、適切に管理しなければ、セキュリティは確保できません。

とはいえ、SOHO/中小企業の場合、ウイルスの定義ファイルのアップデートやサーバーのパッチ管理などは、ユーザー任せというケースが多いというのが実情です。ウイルスの定義ファイルやパッチなどを常に最新の状態にしておくために、管理部門は、定期的にユーザーに対して注意喚起を行ったり、定義ファイルやパッチのバージョンが最新かどうかを監査しなければなりません。

ウイルス対策ソフトの中には、サーバー自体にインストールできるものもあります。このタイプのウイルス対策ソフトであれば、サーバー側で一括して管理できるため、ユーザーのパソコンに対し常に最新の定義ファイルを適用することができます。これであれば、管理部門がコントロールできるので、比較的容易に社内のセキュリティレベルを一律に保つことができます。そうすれば、これまで必要だった調査や監査が必要なくなり、業務負担が軽減されます。

仮想化でコスト削減

サーバーを運用する際、1つのアプリケーションあたり1つのサーバーを利用するのが基本になっています。もし複数のアプリケーションをインストールすると、それぞれのソフトウェアが干渉し、想定外の障害がおきるケースがあるためです。

こうしたことから、以前はアプリケーションの数だけ物理サーバーを構築する必要がありました。企業規模が小さくても、100台超のサーバーを運用しているケースも珍しくなかったのです。

しかし最近では「仮想化」技術が発達し、一台の物理サーバー上に複数の仮想サーバーを稼働させることが可能になりました。そのため、サーバーの導入・運用コストを抑えるだけでなく、工数を削減することも可能です。

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