Interview

プロも愛用するWestoneのプロ向けイヤホン。プロの声を集めました。

自宅で作曲、編曲している人にこそ
「ES60」を使ってみて欲しい

Interview No,1

佐藤純之介 氏・音楽プロデューサー

1975年大阪生まれ。YMOに憧れ90年代後期よりテレビや演劇の音楽制作の仕事を始め、2006年アニソンレーベル、株式会社ランティスに入社。 プロデューサー、ディレクター、エンジニアとしてアニソンを中心に音楽制作に携わり、アニメ「ラブライブ!」のハイレゾ楽曲など、様々なヒット作品を手がけている。
佐藤純之介

-カスタムイヤモニ「ES60」で音楽を聴くたびに新しい発見-

佐藤純之介さん

僕はカスタムのイヤモニを使い始めてだいたい今でもう3年目ぐらいですね。いわゆるユニバーサルのイヤモニと比べて、もう圧倒的な解像度の高さで、本当に驚きました。音楽を聴く度に新しい発見があって、例えばある、「ああこんなに細かい所までリバーブが聴こえていたんだ」という発見やボーカルの息遣い・・・ありきたりな言葉になりますが「本当に細かい部分まで聴こえるなあ」と感じました。 それで、カスタムのイヤモニをもっとスタジオワークなどで使ってみたいな、と思ったんです。

正直なところ、最初は現場でどこまで使えるかポテンシャルがわかりませんでした。しかし、耳にあわせてカスタムを作る事によってのSN比の向上、外の音を完全にシャットダウンして、耳の中だけできちんと広い帯域を流しきるという構造自体が、マスタリングにも使えるレベルなんじゃないかと思い始めました。つまりスタジオにあるラージモニター、スピーカーと比べても遜色ないのではないかと。スタジオのニアフィールドモニターよりもカスタムインイヤモニの方が圧倒的にスペック的には高いので、これはどんどんどんどん積極的使っていくべきだと感じました。そこから仕事で積極的にカスタムイヤモニを使うようになりました。

-「ES60」の圧倒的な快適な装着感とフラットな音に驚きました-

佐藤純之介さんのES60

今まで他メーカーのイヤモニを使っていましたがWestoneの「ES60」は他のメーカーのものとは全然違いました。まず耳の形状にフィットする構造の「フレックスカナル」です。体温で温めると耳に馴染むので、とにかく遮蔽感が高いので、音に対する集中力が圧倒的に高くなりました。外音がほとんど聞こえなくなるフィット感のおかげで、より集中力が高く聴く事ができる。また、こういった構造的な部分だけでなく、音質的な部分も本当に素晴らしい。オーディオファンの方などは、色々な音の組み合わせで楽しんでいると思うのですが、僕のような音作りの立場で必要なのは「解像度」「音がフラット」が基本ですね。

例えば、低域が強い傾向のイヤモニだと、音はシャープには聞こえるけれど、その一つの音に対して、その音の成分だったり、リバーブの成分を、きちんと聞き取る事ができないことがあります。帯域に対して深度にムラがあるというか、山がある感じがするのです。 それに対して「WestoneのES60」は聞こえる帯域とその深度がすごくナチュラルに比例したまま音が出ます。特に歌の帯域ですね。ちゃんと歌の後ろにあるリバーブとか、メインのボーカルに対してもう1本重ねたダブルの効果などをちゃんと聞き分けができます。意識を歌の焦点に当てる事によって全体も聞こえる。テクニカル的なフラットで気持ち良いミックスを作ると、だいたいどこに出してもきちんと気持ち良く鳴ってくれるので、指針にできるんです。

-ミックスチェックにもES60を活用-

最終チェックの段階でも「ES60」を使っていますね。例えばリップノイズが乗っていないか、ベースとキックのバランスが良いか、などですね。「ES60」で気持ち良く鳴る帯域、かつノイズが気にならないという所まで聴きこみます。もちろん、イヤモニも含めていくつかのスピーカーで複数でチェックしています。スピーカーごとに判断できない細かい部分をイヤモニで判断するという感じです。今までは、例えばリスナーが家でラジカセとかパソコンのスピーカーで聴くことと想定したスピーカーと、イヤホンで聞くことを想定して、2WAYとか3WAYのプロ用モニター、この2種類で聴いて判断していましたが、もう1つ「カスタムイヤモニ」という選択肢を増やす事によって、より練度を上げていく、精度を上げていくという所で、制作スタイル自体に影響を与えたと言えますね。

-ハイレゾ対応のエンジニアリング-

佐藤純之介さんのES60

最近は色々な環境で音を聴くということで、昔と比べて環境が大きく変わっています。イヤホン、ヘッドホン、プレーヤー環境などです。僕もハイレゾプレーヤーと出会ってから、すごく意識が変わりましたね。 今まではいわゆる「安価なスピーカー環境でもカッコ良く聴かせましょう」という事が前提でした。なので、ラジカセで「良く聞こえるか」というのが最終的な商品としてのゴールでした。ラジカセだと、ある程度音圧を上げないとクリアに聞こえなかったり、歌が聞こえなかったりするんですね。所謂「マスに向けた音の作り方」、「ヒットソングの作り方」という所を重視していました。

でも僕もプロのエンジニアとして、ハイレゾを求めるような人達にも満足してもらいつつ、一般の人達にも満足してもらえる音を作りたいと思うんです。相反する音作りではあるんですけれども、両立するように、ハイレゾオーディオ好きな人も一般の人も、皆が満足してもらえるような音作りに取り組んでいます。その中でクオリティーに厳しいオーディオファンに満足してもらえるような音作りに「ES60」はメインで使っています。

-音源によってミックスを変えるという試み-

最近僕は音源ごとにミックスを変えると言うことをやっています。例えばテレビで流す為の音源とCDの為の音源とハイレゾの為の音源は一般的には全部同じなんです。しかし敢えて僕はミックスを変えています。リスナーによって環境は違うわけですから。例えば「テレビ用」、「ハイレゾ配信用」、「CD用マスタリング」、全部別のセオリー、プロセスを通してアウトプットして、ミックスしています。そこまでこだわるようになったのは、こだわって聴いてくれる人の存在が僕にとって身近になったからですね。自分のマインドがオーディオファンに近いので、僕が満足する物=マニアが満足してもらう物になると良いなと思って、そこは頑張っています。

-自宅で作曲、編曲している人にこそ「ES60」を使ってみて欲しい-

佐藤純之介さんのES60

レコーディングの業界、ミックス、マスタリングのエンジニアリング環境について、この先5年くらいで、カスタムのイヤモニで詳細なチェックするというのが常識になってくると思っています。僕自身も作曲編曲を自宅でやって、それをエンジニアに渡していますが、自宅で音楽を作る時にイヤモニでバランスや音色をチェックしながら録れば、元の音楽としてのクオリティーがぐんと上がると思います。自宅DTMをやっている人、アレンジャーにはどんどん導入して欲しいですね。例えば音楽をやっていても、自宅ではなかなか大きい音とか鳴らせないですよね。でも、大きい音を鳴らさないと、解像度は稼げない。マスタリングスタジオ並みの解像度を自宅で実現する為には、カスタムイヤモニが良いのではないと思います。つまり「ES60」を1つ作れば自宅がマスタリングスタジオになる、と考えたら良いと思うんですね。

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