AKRacingでは、シックハウス症候群の原因と考えられているVOCの放散試験を実施し製品の安全性確認を行っております。

VOCとは
VOC(=volatile organic compounds)とは、数百種類存在する揮発性有機化合物の総称です。
中でもVOCの1つであるホルムアルデヒドは、室内に多量に放散された場合、目、鼻、のど、粘膜を刺激し、シックハウス症候群の原因の一つになると言われています。

弊社では国内検査機関と協力し、AKRacingチェアに対しJIS規格に準拠したVOC放散試験を実施し、VOC室内濃度が厚生労働省の定める室内濃度指針値を下回っていることを確認しております。
以下に試験の概要および結果を掲載いたします。

試験方法:JIS A 1911およびJIS A 1912に準拠
検体:AKRacing Pro-X V2
測定項目:揮発性有機化合物(VOCs)、アルデヒド類

7日目(168時間後)の測定結果と厚生労働省の化学物質室内濃度指針値との比較

対象物質 試験結果
放散速度
[μg/unit/hr]
試験結果
想定室内濃度 ※2
[μg/m3]
厚生労働省
室内濃度指針値
物質名 CAS番号 [μg/m3]
物質名 CAS番号
ホルムアルデヒド 50-00-0 11 0.4 100
アセトアルデヒド 75-07-0 4.7 0.2 48
トルエン 108-88-3 BQL BQL 260
エチルベンゼン 100-41-4 7.3 0.3 3800
キシレン 108-38-3/95-47-6/106-42-3 11 0.4 200
スチレン 100-42-5 37 1.5 220
パラジクロロベンゼン 106-46-7 BQL BQL 240
テトラデカン 629-59-4 4.6 0.2 330
TVOC ※1 --- 810 32.7 400

BQL: Below Quantification Limit (定量下限値未満)
クロルピリホス、ダイアジノン、フェノブカルブ、フタル酸ジ-n-ブチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシルは対象外とした。

  1. 暫定目標値 (室内空気室状態の目安であり、毒性学的知見から決定したものではない)
  2. 想定室内濃度は、ANSI/BIFMA M7.1 のStandard Office Environment Parameters に基づき、イス1脚当たりの換気量を24.8 m2/hr として算出した。

参考:試験の様子
試験の実際の様子の写真

弊社およびAKRacingでは、引き続き安全性に配慮した製品を開発・提供して参ります。

なお、化学物質による空気汚染の防止には適切な換気の確保も重要となります。
弊社およびAKRacingでは安心・快適に製品をお使いいただけるよう対策を進めて参りますが、お客様におかれましては日常的な室内空気の換気に配慮いただくことをお勧めいたします。

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