監視カメラシステム大手A社様では、自社製品のバージョンアップに伴い、記録用のHDDを大容量品へと機種変更したところ、そのHDDに不具合発生率が高く、以前は1％だった市場クレーム率が販売台数の5％近くまで増加。弊社へご相談を頂きました。

弊社では高温でも駆動できるWD Purpleへの載せ換えと共に、納入用のWD PurpleのHDDスクリーニングをご提案。従来品では高温状態での稼働に不具合が見られたため、テスト項目に高温負荷試験（室温40度程度）を加えて納入を行いました。
その結果、市場のクレーム率は5％から0.5％へと激減、製品の信用も高くなりました。

監視カメラシステムB社様からは事前に、特定の試験仕様でスクリーニングを行いたいとのご要望がありました。その要望とは、最内周から最外周への性能を検査し、その落ち込みが10％以内に収まらないHDDは不適合とするというもの。

弊社ではHDDの全領域をアウター・ミドル・インナーを3分割しそれぞれに閾値を設定。極端な遅延落ち込みがないHDDを選別し、納入したところ、コマ落ちなど部分遅延の問題やシステム起動の不可などの市場不具合が、殆ど発生しなくなり、HDDスクリーニングによって製品品質の大幅な向上が実現されました。